シャドーハウス(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『シャドーハウス』とは、週刊ヤングジャンプにて2018年から連載されている漫画だ。著者はソウマトウで、「ヤンジャン!」にてカラー版が同時配信されている。謎の洋館「シャドーハウス」で暮らす貴族、「シャドー」と、その世話係「生き人形」たちの、友情や敬愛を描いたゴシックミステリー。
単行本は電子版含め260万部を突破している人気作品だ。2021年にアニメ第1期が放映され、2022年には第2期も放映された。

シャドーハウスの最寄りの村である「ミラーサイド」の管理を任されているシャドー。貴族として誇りを持っており、品格がいいように見えるが、その中身は俗物だ。
トマスと手を組み、村に来たエドワードに偉そうな態度をとるが、エドワードが子供のシャドーの棟を管理していることを知り、手のひらを返した薄情な一面もある。

ルイス

両目頭のほくろが特徴的なシャドー。おじい様と同じ棟の1階に住んでいる。さわやかで明るい性格だ。エドワードが不在の間、一時的に子供のシャドーの棟を管理する。
アンソニーと繋がっており、彼の悪事に加担している。

その他

アンソニー

CV:小野賢章
子供たちの棟を統率するエリート・星つきの元リーダー、クリストファーの生き人形であった少年。物語開始時点では主人と共に既に子供達の棟にはおらず、その全貌は彼を知る者たちの間で語られるのみであった。リーダーの資質を見出し、ケイトに「君には僕が必要だ」と言い残して姿を消す。もともと生き人形として生きていながら、マリーローズの助言で洗脳が解けた人物である。一体化の真実を知ったクリストファーが自害してからは、子供の棟に潜み、さまざまな場所を自由に行き来している。シャドーへの恨みが強く、ケイトと共に一緒に戦いたいと語っていたアンソニーだが、マリーローズとは考えが合わないと話しており、アンソニーの目的について明らかにされていない。主人であるクリストファー以上に聡明であり、「優秀過ぎた」と後にかたられるクリストファーの功績は、高い能力を持ちながらも自信の欠けていた彼を補佐していたアンソニーの功績でもある。容姿は癖の強い黒髪に、整った顔立ちの美青年だ。

クリストファー

CV:小野賢章
アンソニーの主人であるシャドー。元星つきのリーダーで、周りからの信頼も厚かったが、自害後はその名前を出すことさえタブーになっている。
皆に分け隔てなく接し、優秀であった反面、自分に自信がなかった。
お呼ばれで一体化の事実を知り、アンソニーを残して自害する。

ローブ様

ローブを被った背の高いシャドー。その正体はマリーローズだった。
声が変で、一人称が「わたし」であることで謎が多かったが、ショーンが香水の匂いに気付き、シャドーであることが判明。亡霊騒ぎの犯人だと調査を進めたケイト達によってその正体が突き止められた。

偉大なるおじい様

生き人形の生みの親とされている、シャドー家のトップであり、シャドーにとっても生き人形にとっても絶対的な存在だ。生き人形は「シャドー家を統率するシャドーハウスの王 」「私たち生き人形の産みの親」「 偉大なる創造主様」と呼ぶように教えられているが、「偉大なるおじい様」と呼ぶと存在を穢すことになるので、生き人形が気軽にその名を口に出すことは許されない。物語の鍵を握る人物でありながら、その存在は謎に包まれている。おじい様の目的は、すす炭の事業を展開し大陸へ広め、いずれは世界に進出することだと考えられている。シャドーの出したすすは、加工されてすす炭となり、エネルギー源になる。シャドー、生き人形、村の人間からおじい様が崇められているのは、シャドーとして人格を得る流れを築いたことと、おじい様のすす能力による洗脳のためだ。

キャサリン・ミラー

ケイトの母でミラー家の令嬢。優しい性格だ。ケイトを妊娠している時にモーフに襲撃され、エミリーと共にミラーハウスを去ったが、全身が黒くなり、動けない状態になる。
エミリーにお腹の中にいたケイトを託し、50年経って、ケイトを産み落とした後に死亡した。

エミリー

ミラー家で働いていたキャサリンの侍女。従順な性格で、モーフに襲われて動けなくなったキャサリンを保護した。キャサリンの死後もケイトを孫のように可愛がり、キャサリンの形見を少しずつ売りながら学校にも通わせていた。
全身が真っ黒になってしまったケイトに生い立ちを教え、その後も変わらず育てる。

Tomomi Yonemura
Tomomi Yonemura
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