シャドーハウス

シャドーハウス

『シャドーハウス』とは、週刊ヤングジャンプにて2018年から連載されている漫画だ。著者はソウマトウで、「ヤンジャン!」にてカラー版が同時配信されている。謎の洋館「シャドーハウス」で暮らす貴族、「シャドー」と、その世話係「生き人形」たちの、友情や敬愛を描いたゴシックミステリー。
単行本は電子版含め260万部を突破している人気作品だ。2021年にアニメ第1期が放映され、2022年には第2期も放映された。

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シャドーハウスのレビュー・評価・感想

シャドーハウス
10

シャドーハウスの見どころ2つ!

何かおもしろいアニメはないかと探していたら、見つけたものです。
可愛いのにどこかミステリアスなキャラクターに惹きつけられ、面白そうな予感がしました。
気づいたら、オープニングが始まっていた…。
なんといっても主人公のエミリコが可愛い!!“シャドウ”に仕えるエミリコは、おっちょこちょいだけど、いつも一生懸命な王道のヒロインです。
やっぱり、頑張る人には、応援したくなる魅力的なところがありますよね。
作中でも、彼女に元気づけられる友人、ライバル、たくさんいます。
ストーリーが進むにつれて変わっていく登場人物の関係性は、このアニメの見どころの一つだと思います。
そんなエミリコと対照的な最高のパートナーのケイト。“シャドウ”である彼女には顔がなく、不思議な感じのするキャラクターです。
明るいエミリコとはうってかわった静かな性格ですが、その内面はエネルギーに満ち溢れています。
誰よりもエミリコを大切に思っていて、ピンチのときには真っ先に助けに行く行動力も持ち合わせています。
エミリコとケイトの二人と同じような“影”と“シャドウ”のパートナーが、キーポイント。
他のパートナーもそれぞれ個性的です。お気に入りのパートナーを見つけるのも楽しいです!

シャドーハウス
9

ゴシックミステリー好きにオススメです。

シャドーハウスはシャドー(お影様)と生き人形の生活を描いたアニメ作品です。
全体的にゴシックな雰囲気なので、ヨーロピアンな装飾等が好きな人にはかなり好印象だと思います。
お話はミステリー系で考察も楽しい内容になっています。
少々怖い描写もあるのですがホラー過ぎないので、怖い物語が苦手な私でも楽しめました。
キャラクターの表情がすごく豊かなので、そういった描写にも注目したい作品です。
また人物設定がよく考えられていて、最初は苦手だったキャラクターが次第に印象良くなっていったり、どのキャラにも感情移入しやすいのが良かったです。
音楽に関しても優秀で優雅で綺麗な音楽がよく使われていました。
作中で流れるある曲は声優さん達の明るい声もあって、少しゾクゾクしましたね!
日常パートだけではなく謎解きをする回などもあり、飽きない構成になっていると思いました。
私は漫画もアニメも両方鑑賞したのですが、アニメの方は原作から改変されている部分がありました。
本来登場するはずのキャラがアニメでは登場しなかったりするのですが、1期でアニメが終了した場合伏線が回収できないことを考えて原作から改変がされているそうです。
ただ原作に繋げるようにアニメ1期が終わっているので、アニメのみですと少し中途半端です。
なので作品全体的な評価としては、あと一歩というところだと感じました。

シャドーハウス
8

かわいいキャラクターとダークな雰囲気が合わさったアニメ。謎が解き明かされるワクワク感。原作もおすすめできます。

シャドーハウスという屋敷に住んでいるシャドー一族は、影のように全身真っ黒で表情が見えません。
そのため自分の顔の代わりとなる生き人形と一緒に生活しています。
このアニメはシャドーハウスに仕える生き人形とその主人であるシャドーのお話です。

生き人形のエミリコはシャドーであるケイトの「顔」です。
生き人形たちは、シャドー家の役に立つことが自分の幸せであり、他の余計なことは考えてはいけないと教えられています。
そのためエミリコはケイトのために掃除をしたりお茶の用意をしたり一生懸命働くのです。
ケイトも元気いっぱいで素直なエミリコのことを気に入り、失敗してしまっても優しく受け止めるなど、お互いに相手を大事に思うようになります。
序盤はこんな2人の仲睦まじい姿に癒されます。
しかし、顔と主人の適正を測るための「お披露目」のこと、シャドー家に不要だと判断された者は処分されてしまうことなど、シャドーハウスの恐ろしい部分を知ることになるのです。
そしてエミリコは徐々に「シャドーハウスとは何か?」という疑問を持つようになります。
生き人形は余計なことを考えてはいけないのに。

かわいらしいキャラクターと不穏なシャドーハウスの謎に引き込まれます。
続きが気になってどんどん見てしまう作品です。アニメが気に入れば原作の漫画も是非読んでください。

シャドーハウス
9

独特な世界観が好きです

とても独特な世界観のある作品です。絵はとてもかわいらしく、クスッと笑えるシーンもほのぼのなシーンもあります。時折挟まれる不気味な空気がこの作品の魅力です。

まず、この世界には顔がなく真っ黒な姿のシャドー一族という一族がいます。貴族のような彼らは自分たちに顔がない代わりに彼らの顔の代わりとして「生き人形」という顔のある人間のようなものを従えています。
このシャドー様に仕える生き人形が、主人公のエミリコです。エミリコはメイドのような恰好をしたかわいい人間の女の子にみえるのですが、生き人形です。

シャドー様に仕える生き人形のエミリコは、とても明るく素直な性格で、主人であるケイトにもニコニコとはなしかけていてとってもかわいいのですが、おっちょこちょいなところもありケイトを怒らせてしまうことがあります。
シャドー様であるケイトは怒ったり不安なことがあったりすると体からすすをだして部屋を真っ黒に汚してしまいます。そのすすを綺麗にすることもエミリコの大切な仕事です。すすを綺麗にしないと「こびりつき」というお化けのようなものに変わって、生き人形の中に入り暴れまわるのです。

読み進めていくとケイトやエミリコのほかにもシャドー様や生き人形がたくさん出てきます。シャドー様側も一枚岩ではなく、内部でもめていたり足の引っ張り合いをしたり協力したりと、どんどん展開が進むので飽きずに読み進められます。何よりエミリコがかわいいです。

シャドー様って本当は何者?エミリコは本当に人形?と謎が増えていくのが面白いです。

シャドーハウス
9

一体どんな秘密が…

空を舞う一羽の黒い鳥から始まったシャドー家の館での物語。全てが黒く、煤で出来ている顔の見えない「お影様」ケイト、そしてその顔の役割を担う「生き人形」エミリコ。清閑な性格であるケイトと明るく前向きで少しおっちょこちょいなエミリコは果たして相性はいいのだろうかと初めはとても心配であったが、想像していたよりも相性は良いようで見ていて微笑ましくなる。
生き人形の仕事はお影様が不安や良くない感情の時に出す煤を掃除し、役に立つこと。作中の生き人形たちが歌う歌には「余計なことは考えない。シャドー家のために」という歌詞がある。これは後々意味が分かるようになってくる。エミリコは他の生き人形との屋敷全体の掃除でハプニングにも見舞われるが、なんとかやり遂げていく。
しかしその間にもお影様が成人として認められるためのお披露目という儀式が近づいていた。これはお影様と生き人形の二人で挑まなければならないため勉強する約束をしていたがその時間はほぼ無く様々な困難に立ち向かうことに。同時にお披露目に挑むのはケイト達を含めて5組。それぞれお影様も生き人形も性格が異なるためこちらもまた見所である。
お披露目を終えてからも更に二人には試練が…。シャドー家の秘密が気になり、綺麗な絵やアニメーションも含め最終話までがとても楽しみになる作品である。

シャドーハウス
7

影との交流を描いた異色作

ちょっと変わった漫画をご紹介致します。
不思議な洋館「シャドーハウス」、ここは貴族の真似事をする顔のない一族「シャドー」と、それに仕え「顔」役を務める「生き人形」たちが暮らしています。
生き人形の少女・エミリコは顔のない主・ケイトの役に立とうと頑張ってお世話をします。子供のシャドーは部屋から出ることが禁じられていましたが、エミリコは大掃除を通じて他の生き人形と交流を持ち、ケイトから多くのことを教わって成長し困難を乗り越えます。
そして、エミリコの前向きな明るさは、ケイトをはじめとして、かかわった人々を少しずつ変化させていくのです。

様々な試練を乗り越え、エミリコとケイトは無事「お披露目」を突破、一人前のシャドーとして扱われるようになります。
不可思議な関係性で結ばれた二人の少女が、西洋風の屋敷の中で暮らしながら真相を解明していき、やがてその館の支配者に対抗していきます。
ほのぼのとした生活の中に、少し不穏な要素のあるストーリーが展開していきます。ホラーやサスペンス、友情物語やスリラー・コメディ要素も含むため、一言では表し難い作風です。天真爛漫で周囲に明るい影響を与えるエミリコと控え目で冷静なシャドーのケイト。シルエットは同じでも中身は正反対の二人が織りなすストーリーから目が離せません。

シャドーハウス
7

光と影の友情物語

訪問者のない不思議な洋館「シャドーハウス」。ここには、貴族の真似事をする顔のない一族「シャドー」と、それに仕え「顔」役を務める「生き人形」たちが暮らしています。生き人形の少女・エミリコは、顔のない主・ケイトの役に立とうと頑張ってお世話をします。こどものシャドーは部屋から出ることが禁じられていますが、エミリコは大掃除を通じて他の生き人形と交流を持ち、またケイトから多くのことを教わって成長し困難を乗り越えます。そして、エミリコの前向きな明るさは、ケイトをはじめ関わった人々を少しずつ変化させていく…という物語です。様々な試練を乗り越え、エミリコとケイトは無事「お披露目」を突破、一人前のシャドーとして扱われるようになります。
不可思議な関係性で結ばれた二人の少女が、西洋風の屋敷の中で暮らしながらこの館の異質さの真相を解明していき、やがて館の支配者に対抗します。ほのぼのとした生活の中に、少し不穏な要素のあるストーリーが展開していきます。ホラーやサスペンス、友情物語やスリラー、コメディ要素も含むため、一言では表し難い作風です。公式のPRや宣伝文句では、「ゴシックロリータホラー」「館サスペンス」というフレーズが用いられていますが、敢えて呼ぶとすれば、公式が度々使用する「類似作品不在」という評価が最も適当と思われます。天真爛漫で周囲に明るい影響を与えるエミリコと、控え目で冷静なシャドーのケイト。シルエットは同じでも中身は正反対、という二人が織りなすストーリーから目が離せません。

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