悪魔のリドル(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『悪魔のリドル』とは高河ゆん(原作)、南方純(作画)による漫画・アニメ作品。ミョウジョウ学園に存在する、特別な時期にしか開講されないクラス・10年黒組。一ノ瀬晴は自身の一族の試練として黒組に転入する。その試練とは「自身の命を狙う12人の暗殺者がいるクラスを生きて卒業すること」だった。そんな中、刺客の1人・東兎角は暗殺対象の一ノ瀬晴に心を惹かれ、彼女を守ることを決意。兎角と晴は、11人の暗殺者達との戦いに身を投じて行く。登場人物のほとんどが女子高生であり百合描写も描かれている。

CV:櫻井孝宏

ミョウジョウ学園10年黒組の担任。教師としては3年目で初のクラス担任であり、担当教科は生物。滋賀県出身。黒組の存在理由や生徒のほとんどが暗殺者であるということを知らない善良な一般人。生徒達が急遽転校(脱落)していく異常事態に自身の力不足を嘆くが、鳰に何も疑わないようにされる催眠術をかけられる。純恋子の脱落後は黒組が尋常なクラスではないことを察しながらも教師としての本分を全うしようとする。アニメ版では生徒が転校していく状況にも怪しむ様子はなく、その鈍感さゆえに黒組担任に選ばれたのではないかと鳰に推測されている。

ミョウジョウ学園校長

CV:西村知道

ミョウジョウ学園の校長。スーツ姿の壮年の男性。黒組に転入してきた純恋子に対して敬語を使って話していたところ、彼女から一生徒として普通に接してほしいと宥められている。

百合目一(ゆり めいち)

CV:榊原良子

ミョウジョウ学園の女性理事長であり、黒組の主催者。年齢は30歳。胸のサイズはAカップ。鳰より兎角が晴に味方した報告を受けても、それを想定内のため良しとし、黒組がどのような結末を迎えるか楽しんでいた。過去の黒組の参加者であり、彼女が在籍した際には6日で終了したという。

純恋子とは幼少期からの知人で、彼女からは「百合先生」と呼ばれていた。晴に対抗心を持つ彼女を黒組に招待する。また、幼少期の鳰を葛葉一族から引き取っており、名前の無かった彼女に「鳰」という名前を与えて養育している。なお、彼女の教育は鞭を用いたもので、粗暴な言葉遣いだった鳰に敬語と笑顔を身に着けさせた。

アニメ版にて、晴と同じ一族で親戚であたることが語られ、彼女の真の役割は地下霊廟の墓守であることが明かされた。

信楽椿(しがらき つばき)

演:置鮎龍太郎、小西克幸(2回目以降)

朗読劇版のオリジナルキャラクター。ミョウジョウ学園の生徒で兎角、晴、伊介、鳰、真昼(真夜)と共に密室に閉じ込められ「脱出ゲーム」に参加する。

『悪魔のリドル』の用語

ミョウジョウ学園

小中高大学一貫教育の学園。全寮制で広大な敷地を持ち、校舎は高層で窓には鉄格子がはめられている。生徒は政治家や富裕層の出身が多く権力者との繋がりが強い。ミョウジョウ学園では10年生が通常の高校1年生にあたる。色ごとにクラス分けされており、1学年は赤・白・青・黄・緑の5クラスだが、特別な時期にだけ黒組が開講される。名物はプチメロンパンとプチあんパン。

10年黒組の教室は25階にあり、黒組生徒は「金星寮」という名の寮のC棟で生活している。部屋割りは1号室が兎角・晴、2号室が伊介・春紀、3号室が香子・涼、4号室が千足・柩、5号室が乙哉・しえな、6号室が真昼(真夜)・純恋子、7号室が鳰(1人部屋)となっている。

黒組

特別な時期のみミョウジョウ学園に開講されるクラス。1人の生徒を暗殺する為に複数人の暗殺者が「学校間留学生」の名目で送り込まれている。なお、暗殺対象は着任当初は刺客にも知らされていない。兎角達が参加する前の黒組は2週間も持たなかったと言われている。

標的暗殺については「暗殺成功者には報酬として望むものが1つ与えられる」「黒組生徒以外の人間を巻き込んではならない」「暗殺機会は1人1回のみで、暗殺失敗および黒組生徒以外を巻き込んだ者は退学」といったルールが設けられている。

ミョウジョウ学園の一般性徒とは交流はなく、エリート留学生の集まりや芸能人がいるなどと噂されている。

予告票

暗殺を実行する前に提出が決められているカード。標的に対して予告票を出した後、48時間以内に殺害が叶わなければ暗殺失敗と見なされ強制退学となる。「裏オリエンテーション」にて晴と未到着であった純恋子を除く全生徒に鳰から1枚ずつ配られたが、晴の守護者となる決意をした兎角は即座に破り捨てた。

「西の葛葉」と「東のアズマ」

古来より闇の世界に君臨する暗殺者の二大家系。元は葛葉が本流であり、アズマは分家。物語本編時点では、両家の交流は断絶している。兎角は「東のアズマ」の一族の出身であり、本家の跡取り。また、鳰は「西の葛葉」の一族の出身である。

エンゼルトランペット

mints209
mints209
@mints209

Related Articles関連記事

ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』とは、2003年に公開された日本の怪獣映画で、ゴジラシリーズ第27作目にあたる。監督を手塚昌明が務め、興行収入は13億円、観客動員数は110万人を集めた。 ゴジラが機龍との戦いで、行方不明になって1年後再び姿を現し日本を襲う。小美人とモスラも日本に現れ、機龍を作る際使ったゴジラの骨を海に返せば、一緒に戦うと宣言。ゴジラとモスラ、機龍の戦いが繰り広げられる。 見所は、以前は敵であったモスラが、今回人間側の味方としてゴジラと死闘を繰り広げるところである。

Read Article

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』とは2001年に公開された日本の怪獣映画である。ゴジラシリーズ第25作品目。監督は金子修介、主演を新山千春が務めた。ゴジラ復活と共に、日本を守るため護国聖獣であるモスラやキングギドラ、バラゴンが蘇るのだった。そして命を懸けた死闘が始まる。見所は、ゴジラと戦う3体の怪獣と、番組スタッフとして仕事をまっとうしようとする由里、防衛軍としての役割をまっとうしようとする泰三の父と娘の姿である。

Read Article

NEW
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(青ブタ)のネタバレ解説・考察まとめ

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(青ブタ)のネタバレ解説・考察まとめ

『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』は、鴨志田一によるライトノベルシリーズ作品およびそれを原作としたアニメ作品である。電撃文庫から発行され、思春期症候群と呼ばれる超常現象をテーマにしている。物語は、高校生の梓川咲太が、不可解な現象に巻き込まれる少女たちと出会い、彼女たちの問題を解決していく過程を描く。彼はバニーガール姿の先輩・桜島麻衣と出会い、彼女の存在が他人に認識されなくなる現象を解決する過程で、自己成長を遂げる。アニメはその独特な世界観と心理描写で多くの視聴者を魅了している。

Read Article

目次 - Contents