アラガネの子(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アラガネの子』(アラガネのこ)とは、漫画家・佐々木尚が描くファンタジー少年漫画。宝石や鉱石などの”石”が題材となっている。2020年11月から2023年12月まで集英社のWeb漫画アプリ『少年ジャンプ+』にて連載していた。世界観やキャラクターはオリエント風。主人公の少年・灰(かい)は、鉱石職人である朱星(あけぼし)の弟子となって、冒険の旅に出る。師弟の強い絆や旅の仲間との熱い友情、王道と言える白熱したバトルも必見。作中を彩る美しい宝石や鉱石達もまた魅力である。

黄龍(おうりゅう)

銀鱗集落の元領主。黄や黄麻の父親である。厳格な人物で、十二石に選ばれなかった黄を蔑んできた。また石食族に対しても強い差別意識を持っている。銀鱗集落を守るために黄麻や黄が石食族と共に立ち上がったのを見て、考えを改め、変わっていく。

黄の乳母

黄が幼い頃に面倒を見ていた老婆。

畝(うね)

銀鱗集落の地下にある石食族の集落で、石食族の住人をまとめていた長老的存在。

灰の関係者

灰の父

灰の父親。3年前に黒鳶に石にされてしまったが、虹の尽力により石化から解放された。

灰の母

灰の母親。仕事は研磨師。3年前に黒鳶に石にされてしまったが、虹の尽力により石化から解放された。

白(はく)

灰の妹。3年前に父母と共に黒鳶に石にされてしまったが、虹の尽力により石化から解放された。

レッドダイヤ/蘇芳(すおう)

左が「レッドダイヤ」。

黒鳶によって灰の左足が石にされて生まれた「レッドダイヤ」の魂の姿。家族を石にされたことによって生まれてきた自分は、灰に嫌われているとずっと思っていた。”鉱脈”の中で灰と話すことができ、あらためて灰のために力になりたいと決心する。虹との戦いの際に灰を助けるために、灰の中からいなくなった。その際に灰に蘇芳(すおう)という名を与えられ、灰に再び見つけてもらえるのを待っている。最終回では石食族独立特区で灰と朱星と再会できた。

その他

黒鳶(くろとび)

年齢:26歳
誕生日:10月
身長:176cm
趣味・特技:特になし
好きなもの:キレイな石、ジャンクフード
嫌いなもの:特になし

使用可能な石:輝安鉱

人工的に最適者を作り出す実験で「輝安鉱」を使えるようになった鉱石職人。しかし「輝安鉱」はレアな鉱石ではなかったため、失敗作のレッテルを貼られ、それによって人格が歪んでしまった。人間全てが宝石になれば争いもない、妬みも嫉みもない世界になると考え、石化こそが人類の救済だと考えている。3年前に灰の家族があまりに幸せそうだったのを見て、これ以上汚れないようにと家族まとめて石化するという蛮行に至った。虹の「ダイヤモンド」の力で一時的に導力を回復し、灰の家族を元に戻すのに協力した。その後の灰達と虹の戦いに乗じて姿を消し、青鈍鉱山に保管されていた石化した紫を盗み出す。3年後は石化を解いた紫と共に旅をしている姿が描かれた。

紫(ゆかり)

年齢:24歳
誕生月:4月
身長:160cm
趣味・特技:石化獣を手なずける、スリ、盗み
好きなもの:食用花崗岩、腹いっぱい食べること
嫌いなもの:幼く見られること、綺麗ごと

石食族の女性。鉱石職人ではないので、石の力は使えない。代わりに石化獣を手懐けることができる。スリや盗みの常習犯で、石食族の間でも指名手配をされていた。黒鳶と一緒に行動しており、灰を石化させるのに一役買う。最後は自分を石化しようとした黒鳶の代わりに術を受けて全身石化してしまう。藤(ふじ)の妹。3年後は石化が解かれており、黒鳶と共に旅をしている様が描かれている。

藤(ふじ)

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