アラガネの子(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アラガネの子』(アラガネのこ)とは、漫画家・佐々木尚が描くファンタジー少年漫画。宝石や鉱石などの”石”が題材となっている。2020年11月から2023年12月まで集英社のWeb漫画アプリ『少年ジャンプ+』にて連載していた。世界観やキャラクターはオリエント風。主人公の少年・灰(かい)は、鉱石職人である朱星(あけぼし)の弟子となって、冒険の旅に出る。師弟の強い絆や旅の仲間との熱い友情、王道と言える白熱したバトルも必見。作中を彩る美しい宝石や鉱石達もまた魅力である。
『アラガネの子』の登場人物・キャラクター
主要人物
灰(かい)
CV:上西哲平(公式PV)
年齢:15歳
誕生日:1月
身長:150cm
趣味、特技:アルバイト、料理掃除など、家事全般、大食い
好きなもの:家族、炒飯、甘いもの
嫌いなもの:怪談、幽霊、大人
使用可能な石:レッドダイヤ、ダイヤモンド、アクアマリン、アメジスト
『アラガネの子』の主人公の1人。15歳の少年。3年前に黒鳶に家族と自身の左足を石に変えられてしまった。集落の人間に宝石商の錆也に売り飛ばされ、左足を苗床に生まれた「レッドダイヤ」を大きくするために、1年ほど牢獄に閉じ込められていた過去を持つ。錆也に家族を売ってやるから金を稼ぐように言われてからは様々なバイトで金を稼ぐようになった。そのため家事全般、料理などができ、生活力もあってしっかりしている。心優しい少年で、自分を助けてくれた師匠の朱星を心から尊敬している。3年後は立派な鉱石職人となっており、朱星と共に世界を旅して回っている。
朱星(あけぼし)
CV:伊東健人(公式PV)
年齢:27歳
誕生日:5月
身長:178cm
趣味、特技:宝石探索、研磨
好きなもの:宝石、賭けごと、辛いもの
嫌いなもの:閉所、暗所、鉱連盟、家事全般
使用可能な石:ルビー
鉱石職人。元々は鉱連盟に所属する鉱石職人で、最年少で十二石座に就いた若き天才。監査局第一隊隊長を務めていたこともある。「ルビー」の中でも最上級と謳われる”鳩の血(ピジョンブラッド)”の称号を持つ。幼少期に宝石を体内に埋め込まれ、人工的に最適者を作り出す実験を経て鉱石職人となった。そのため鉱連盟に対して良い印象を持っていない。紅斗とはこの実験で出会った。
優男のようで腕っぷしが超強い。鉱連盟を辞めた後でもその名は後世に語られており有名である。ただ生活力はゼロ。家の中は汚く、大好きな宝石を買うためには平気で借金をする。灰と一緒に旅をするまで家の中がものすごく汚かった。3年後も鉱石職人を続けており、弟子の灰と共に世界を旅して回っている。
灰と朱星の旅の仲間
黄(こう)
年齢:14歳
誕生日:9月
身長:148cm
趣味・特技:鍛錬、書道、黄虎(ホアンフー)のブラッシング
好きなもの:お茶を淹れること、ご飯(特に炊き込みご飯)
嫌いなもの:人ごみ、怠けること
使用可能な石:タイガーアイ、ホークアイ
鉱連盟監査局第一隊の隊員。銀鱗集落の領主の一族出身。餃子はシェフが特別な機械を使って作るものだと思っていたほどのお嬢様である。代々十二石座を排出してきた家系であるが、適合した石が「タイガーアイ」だったため、一族の中で謗られていた。ただし、導力に関しては兄・黄麻を凌ぐ実力を持っていた。真面目で誠実な性格。
朱星に強く憧れており、かつて弟子入りを申し入れたが、断られている。そのため最初は灰に強い対抗心を燃やしていたが、旅を通じて良き友人となっていく。
3年後も鉱連盟東領支部 監査曲第一隊の隊士を務めており、弟子の萌黄(もえぎ)を育てている。
黄は元気で溌剌とした少女だが、初期設定では少年だったことが作者・佐々木尚のX(旧:Twitter)で明かされている。
黄虎(ホアンフー)
黄が「タイガーアイ」で具現化させた虎。本体の石が傷つかない限り何度でも蘇ることができる。
紅斗(べにと)
年齢:28歳
誕生月:1月
身長:185cm
趣味・特技:化粧水づくり、武器の見立て
好きなもの:恋バナ、食用白雲母(しろうんも)、鉱石アザラシ
嫌いなもの:鉱連盟、ヌルヌルした食べ物
使用可能な石:辰砂
褐色肌で長身の石食族。人工的に最適者を作り出す実験で朱星と出会い、以来付き合いがある。元医者で武器職人。鉱石の声を聞き、対話することで使用者にあった武器を選び、仕上げる。
幼い頃に石食族狩りに遭ったところを人間に救われた。しかし人間嫌いな父親が人間に助けられるくらいならと言って母親と兄を殺害。父親は取り押さえられたという。そういった辛い経験から、差別意識を持たずに自由に生きている。
3年後は青鈍鉱山の武器屋で店主を務めており、桃(もも)という新たな弟子を育てている。
鉄(くろがね)
年齢:16歳
誕生月:9月
身長:160cm
趣味・特技:絵を描くこと、硬貨を縦に積み上げる
好きなもの:海、金属をいじること、シュークリーム
嫌いなもの:からかわれること、戦闘
使用可能な石:鉄
褐色肌で関西弁を話す少年。紅斗の弟子。両親が龍神集落を拠点に置くヒノスナ団という盗賊団の一員だった。そのため幼い頃から盗賊団の一味として盗みや暴力などを強要されてきた。しかし争いを好まない、優しい性格だったため、盗みや暴力を拒み、それによって一味の中で迫害の対象となっていた。両親が死んだのをきっかけに一味から逃亡。その途中で紅斗と出会い、拾われた。ずっと素性を隠してきたが、灰達と出会って徐々に心を開き、自分の過去とも向き合うことができた。灰や黄と良き友人となる。
3年後は導力機構技師をしており、妹弟子の桃に手を焼いている。
ゴンちゃん
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『アラガネの子』の概要
- 『アラガネの子』のあらすじ・ストーリー
- 灰(かい)と朱星(あけぼし)の出会い
- 三本線のピアスの男・黒鳶(くろとび)
- 青鈍鉱山(あおにびこうざん)にて
- ”石と人との狭間”
- 黒鳶との決着
- 遺跡の試練
- 藤(ふじ)と潤(うるみ)
- 灰と家族の再会
- 「アラガネの子」になる決意
- 石食族 独立特区の設立
- 『アラガネの子』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 灰(かい)
- 朱星(あけぼし)
- 灰と朱星の旅の仲間
- 黄(こう)
- 黄虎(ホアンフー)
- 紅斗(べにと)
- 鉄(くろがね)
- ゴンちゃん
- バオ爺(バオじい)
- 鉱連盟(あらがねれんめい)
- 左紺(さこん)
- 銀(いん)
- 羅紗(らしゃ)
- 白藍(しらあい)
- 千歳(ちとせ)
- 無明(むみょう)
- 無明の側近
- 虹(いろは)
- 柳(やなぎ)
- 月白(ツキシロ)
- 丹喜太(にきた)
- 青鈍鉱山(あおにびこうざん)
- 鼓水(つづみ)
- 烏ノ(うの)
- 龍神集落(りゅうじんしゅうらく)
- 鼓道(つづどう)
- 天陽(てんよう)
- 一砂(いすな)
- 銀鱗集落(ぎんりんしゅうらく)
- 黄麻(おうま)
- 黄龍(おうりゅう)
- 黄の乳母
- 畝(うね)
- 灰の関係者
- 灰の父
- 灰の母
- 白(はく)
- レッドダイヤ/蘇芳(すおう)
- その他
- 黒鳶(くろとび)
- 紫(ゆかり)
- 藤(ふじ)
- 潤(うるみ)
- 錆也(さびや)
- 左紺の師匠
- アクアマリン
- アメジスト
- 桃(もも)
- 萌黄(もえぎ)
- 『アラガネの子』の用語
- 鉱石職人(こうせきしょくにん)
- 鉱連盟(あらがねれんめい)
- 十二石座(じゅうにせきざ)
- 宝葉樹(ほうようじゅ)
- 石食族(せきしょくぞく)
- 大陸民(たいりくみん)
- アラガネの子
- 石化獣(せきかじゅう)
- 『アラガネの子』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 迫力のバトルシーン
- 要所に差し込まれる美麗カラーイラスト
- それぞれの弟子と師匠の絆
- 『アラガネの子』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者・佐々木尚はデジタル作業が苦手
- 公式PVがYouTubeで公開
- 非公式MAD映像がYouTubeで人気