ONE PIECE名勝負「忍者海賊ミンク侍同盟 vs. 四皇カイドウ」戦のネタバレ解説・考察まとめ

ゲルニカは「心から楽しんでいる勝負を邪魔すれば、カイドウは自分を許しはしないだろう」と考えており、果たして激昂したカイドウの一撃を受けて倒れる。真面目なカイドウは、振り上げた拳を今さら収めるわけにもいかず、鬼ヶ島内部でまだ交戦中の忍者海賊ミンク侍同盟の面々を自ら掃討に赴く。ルフィと戦っていたはずのカイドウが自分たちの前に現れたことで、忍者海賊ミンク侍同盟の面々は「ルフィは本当に負けたのか」と敗北感に打ちのめされる。
しかしこの時、かつてない力と共にルフィが復活。カイドウが疑問に思った通り、彼が食べた悪魔の実は「ゴムゴムの実」ではなく「ヒトヒトの実モデルニカ」という特殊なもので、その力を完全に引き出せば食べた者の想像力の許すまま荒唐無稽な戦闘能力を与えるすさまじい代物だった。五老星がルフィの抹殺を命じたのも、彼がカイドウという世界最強の猛者との戦いで急成長し、ヒトヒトの実モデルニカの力を完全な形で引き出すことを危惧したことが理由だった。

ニカの力を手にしたルフィは、改めてカイドウに挑み、巨大化する、雷を素手でつかんで投げつけるといったデタラメな力を発揮。カイドウはこれに翻弄されるも、なおも最強生物の名に恥じない強さを見せつける。死力を尽くした戦いの末、ルフィは何十倍にも巨大化させた拳で殴りつけるゴムゴムの猿神銃（バジュラングガン）、カイドウは全身を灼熱の炎で覆って敵に突撃する火龍大炬（かりゅうだいこ）という大技を同時に繰り出し、正面から激突。「ここで勝ったとして、その後どんな世界を作る気だ」と問われたルフィは、「友達が腹いっぱい飯を食える世界」と答え、ついにカイドウを真下に向かって殴り飛ばす。
ルフィの攻撃によって海に叩き落とされ、海底の岩盤を貫きつつ、カイドウは「自分を倒せる者こそが世界を変える男、ジョイボーイだ」と嘯いていたことを思い出す。ついに現れた“自分を倒して世界を変える者”、待ち望み続けた“死という人生の集大成”を前に彼がどのような感慨を抱いたのかは誰にも分からぬまま、カイドウはマグマの中に消えていった。

「忍者海賊ミンク侍同盟 vs. 四皇カイドウ」の対決のその後の影響

カイドウによって浮かされていた鬼ヶ島は落下を始めるも、龍としての力を発揮したモモの助により無事に着地。ついにカイドウを倒してワノ国を解放した忍者海賊ミンク侍同盟は歓喜に震え、赤鞘九人男は「ようやく主君の仇討ちを果たせた」と涙する。

結果としてルフィのニカとしての覚醒を止められなかった五老星は、彼をもっとも警戒すべき存在と認識。ビッグ・マムとカイドウが倒れて空席となった四皇の一角にルフィを据えて、注意深く監視していく。この事情を知らないローとキッドは「なんで俺たちではなくルフィだけが四皇扱いなんだ」と不満をこぼした。
打倒カイドウという目標を果たした忍者海賊ミンク侍同盟は解散することとなる。ワノ国の新たな将軍となったモモの助と、彼らを守るためにしばらく残ることとなったヤマトに見送られつつ、ルフィ、ロー、キッドがそれぞれに率いる海賊団はバラバラにワノ国を出発していく。

「忍者海賊ミンク侍同盟 vs. 四皇カイドウ」の対決の重要人物・キャラクター

忍者海賊ミンク侍同盟

モンキー・D・ルフィ

麦わらの一味を率いる、海賊王を目指す少年。マイペースでやや天然気質だが、義に篤く仲間を大切にする好漢。
ゴムゴムの実の能力者で、その特性を利用した戦闘を得意とする。カイドウとの戦いの中、ゴムゴムの実に隠されていたさらなる力を解放させる。

モンキー・D・ルフィ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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モンキー・D・ルフィとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE』の登場人物であり、主人公。左目の下にある傷と麦わら帽子がトレードマーク。「麦わらのルフィ」という異名を持つ。悪魔の実「ゴムゴムの実」の能力者で、全身が伸び縮みするゴム人間である。
海賊王ゴール・D・ロジャーが残した「ひとつなぎの財宝（ワンピース）」を手に入れて海賊王になるという夢を叶えるために17歳で海に出た。そして愉快な仲間達と共に大海原を冒険するのだった。

ロロノア・ゾロ

世界最強の剣豪になることを目標に修行に励む、麦わらの一味に属する剣士。ルフィの右腕であり、戦場においては無二の相棒。
ワノ国でかつておでんが使っていた刀を入手し、そのただならぬ気配でカイドウを警戒させる。

ロロノア・ゾロ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ロロノア・ゾロとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の剣士。三本の刀を操る三刀流剣技の使い手。「世界一の大剣豪になる」という夢を持っており、戦闘では積極的に強敵と戦う。黒い手ぬぐい、左目の傷、腹巻き、左耳の三連ピアスが特徴。最初に麦わら海賊団に加入したメンバーであり、副船長と度々間違われるが、公式では副船長という設定は明言されていない。武装色の覇気に優れ、ワノ国では覇王色の覇気にも目覚めた。

トラファルガー・ロー

ハートの海賊団の船長。“あらゆる医療行為の再現”を基本的な能力とし、非常に応用力の高いオペオペの実の能力者。ルフィたちとはワノ国に至る前からの腐れ縁で、たびたび手を組んで強敵と戦ってきた。
“ひとつなぎの大秘宝”を手に入れるべく、カイドウの持つ情報を欲している。一方で自身もかつて病に苦しんだ過去を持ち、ワノ国の人々を虐げるカイドウのやり口には内心で強い怒りを覚えていた。

トラファルガー・ロー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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トラファルガー・ローとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物である。ハートの海賊団の船長であり、主人公モンキー・D・ルフィと同時期に台頭してきたルーキー海賊・超新星（最悪の世代）の一人だ。本名をトラファルガー・D・ワーテル・ローといいい、「Dの一族」であることがわかっている。
新世界編では、王下七武海となってルフィ達の前に現れ、麦わらの一味と同盟を組み、強敵たちと激戦を繰り広げていく。ワノ国編ではキッドと共にビッグ・マムを倒して懸賞金が30億ベリーへと跳ね上がった。

ユースタス・キッド

キッド海賊団の船長。ジキジキの実の能力者で、周囲の金属製の物質を組み合わせて即席の武器を作り、これを操ることができる。別の海賊団との戦いで左腕を失っており、現在は悪魔の実の能力で作り出した義手を装着している。

ユースタス・キッド（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ユースタス・キッドは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィと同時期に台頭してきたルーキー海賊・超新星（最悪の世代）の一人。”キャプテン”キッドという異名を持つ。鋭い目つきをした凶悪な人相をしており、凶暴で好戦的な性格をしている。相手が誰であろうと怯むことなく挑んでいくタイプの海賊であり、四皇・赤髪のシャンクスとの戦いで左腕を失った。ワノ国編で、トラファルガー・ローと共にビッグ・マム／シャーロット・リンリンを倒した。

キラー

キッド海賊団の一員で、キッドの右腕にして幼馴染。ゾロに匹敵する高い戦闘能力を持つ。
ワノ国内で活動する際は、自身の正体を隠すために「人斬り鎌ぞう」を名乗っていた。