エイリアン アイソレーション(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『エイリアン アイソレーション』とは2014年にセガゲームスから発売されたホラーゲーム。2015年には211万本の売上を達成、英国アカデミー賞ゲーム部門を受賞した。
映画『エイリアン』をモチーフにしたゲームで、主人公のアマンダ・リプリーが様々な脅威に立ち向かい、行方不明の母親を探す為に潜入した宇宙ステーションから脱出を目指す。全ての攻撃を無効とするエイリアンが生み出す恐怖は本作最大の見所。
尚、本作の続編に当たるスマホ版『エイリアン アイソレーション』が2021年より配信されている。
『エイリアン アイソレーション』のゲーム難易度は極めて高く、低難易度でプレイしても初見ではクリアに苦労するほどだ。最高難易度であるナイトメアは、アイテムや弾薬の数が少なくなりエイリアンの知能も上昇する。
僅かでもエイリアンの視界に入るか物音を立てればゲームオーバーに直結してしまうので、しゃがみ歩きや物陰に隠れるなどの行動をとり、敵と直接対峙することを避けなければならない。必要に応じて机やロッカーに隠れつつ行動する為、本作は非常に高難易度なステルス要素を必要とするゲームシステムになっている。
敵との戦闘
基本的には極力戦闘を回避しつつゲームを進めていくが、時には敵と遭遇し戦闘を強いられることもある。突然訪れる戦闘に備えて弾薬残量の適切な管理や武器の準備は必須。エイリアンには火炎放射器が、ワーキング・ジョーにはショットガンやボルトガンが有効であるように、敵の種類によって適切な武器を使用することも重要となる。
アイテムを使用した敵の誘導
敵との戦闘を回避する方法は隠れたりしゃがみ歩きをする以外にも存在する。近くを敵が徘徊し前に進むタイミングが掴めない場合は、ノイズメーカーや発煙筒を使用するのも一つの方法だ。敵の注意を引くことが出来れば、余計な戦闘を回避しゲームオーバーのリスクを減らすことが出来る。
エイリアンの特徴
『エイリアン アイソレーション』に登場するエイリアンの成体は、プレイヤーが滞在している場所のどこからでも出現する。ダクトから降りてきたりドアを開けた直後に現れたりと、プレイヤーの視界外から不意を突いてくるのが得意。
遭遇した際に姿を晒すことは死を意味し、一瞬のうちに接近され一撃で殺されてしまう。人間やアンドロイドを撃退可能な武器はエイリアンに対しては全て無効。
唯一怯ませることが可能なのが火炎放射器だが、エイリアンは学習能力があるので頻繁に使用すれば効果が発揮出来ない。火炎放射器は最後の手段に温存しておき、基本はしゃがみ歩きや物陰に隠れるなどステルス行動を取ることになる。
誘導する為の音や動体センサー、スモーク爆弾などは有効なので、上手く活用しながら如何に遭遇せずに移動出来るかがゲーム攻略の肝だ。エイリアンの襲う対象は略奪者も含まれる。略奪者は戦闘になると銃を使用する為エイリアンに発見される可能性が高まるが、音で誘導すればエイリアンに倒してもらうことも可能だ。
アイテムの作成
アイテムの材料となる各種素材には所持上限数が決まっており、整理をしないと道中で回収出来ない素材が多数発生する。各アイテムの作成画面では必要な素材をアイテム作成に割り振ることが可能。素材が消費されることでストックに余裕が生まれる。
キャンペーンモード
映画『エイリアン』の15年後の世界が描かれた「キャンペーンモード」では、主人公であるアマンダ・リプリーが行方不明となった母親のエレン・リプリーの痕跡を追い、セヴァストポリ宇宙ステーションを探索することになる。
オリジンミッション
搭乗員は放棄してよし
「オリジンミッション」は原作映画『エイリアン』そのもののシチュエーションを再現したゲームモード。原作映画の2大名シーン「搭乗員は放棄してよし」と「最後の生存者」が体験可能。映画のキャストがゲームキャラクターとして描かれるだけでなく、原作キャスト自らがボイスキャストを担当する。映画『エイリアン』の名シーンが再現されるだけあり、原作ファンからの評価も高い。
エイリアンの侵入を許し地獄と化したノストロモ号船内では、事態の収束を図る為に船員達が作戦会議をしていた。会議で決まったのは船員のうちの1人が囮となり、エイリアンを誘い出し隔離する作戦だ。エレン・リプリー、アーサー・ダラス、デニス・パーカーの3人は自分達の生存を懸けてエイリアンに立ち向かうことになる。
最後の生存者
エイリアンを誘導し隔離させる作戦を実行した搭乗員達だが、エレン・リプリー以外の搭乗員はエイリアンに殺害されてしまう。最後の生存者となったエレンは、自爆装置を起動した後にノストロモ号からの脱出を目指すことになる。
サバイバルモード
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目次 - Contents
- 『エイリアン アイソレーション』の概要
- 『エイリアン アイソレーション』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ サミュエルズからの要請
- 序盤 地獄と化したゼヴァストポリ
- 中盤 マーロウの語るセヴァストポリ崩壊の原因
- 終盤 マーロウの策略とリカルドとの再会
- ラスト エイリアンとの最後の戦い
- 後日談 最後まで叶わなかった母娘の再会
- 『エイリアン アイソレーション』のゲームシステム
- 高度なステルスアクション
- 敵との戦闘
- アイテムを使用した敵の誘導
- エイリアンの特徴
- アイテムの作成
- キャンペーンモード
- オリジンミッション
- 搭乗員は放棄してよし
- 最後の生存者
- サバイバルモード
- 『エイリアン アイソレーション』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- アマンダ・リプリー(Amanda Ripley)
- クリストファー・サミュエルズ(Christopher Samuels)
- ニーナ・テイラー(Nina Taylor)
- ダイアン・ヴァーレイン(Diane Verlaine)
- ウィリアム・コナー(William Connor)
- アネシドラ号
- ヘンリー・マーロウ(Henry Marlow)
- キャサリン・フォスター(Catherine Foster)
- ディーン・ルイス(Dean Lewis)
- クリスピン・ハイスト(Crispin Heyst)
- アラン・ミークス(Alan Meeks)
- セヴァストポリ・ステーションの住人(アマンダの協力者)
- ジェスロ・ウェイツ(Jethro Waits)
- リカルド(Ricardo)
- アクセル・フィールディング(Axel Fielding)
- クールマン(Kuhlman)
- その他のセヴァストポリの住人
- バーソロミュー・ヒューズ(Bartholomew Hughes)
- リンガード(K. Lingard)
- モーリー(Morley)
- ランサム(B. Ransome)
- ジェイク・シンクレア(Jake Sinclair)
- マイク・タナカ(Mike Tanaka)
- ジュリア・ジョーンズ(Julia Jones)
- ターナー(Turner)
- ノストロモ号の乗員
- エレン・リプリー(Ellen Ripley)
- アーサー・ダラス(Arthur Dallas)
- デニス・パーカー(Dennis Parker)
- ジョーン・ランバート(Joan Lambert)
- アッシュ(Ash)
- サミュエル・ブレット(Samuel Brett)
- ギルバート・ケイン(Gilbert Kane)
- その他
- アポロ
- スペースジョッキー
- 敵キャラクター
- 略奪者
- 警備隊員
- ワーキング・ジョー
- ワーキング・ジョー 防護服着用タイプ
- エッグチェンバー
- フェイスハガー
- ゼノモーフ
- 『エイリアン アイソレーション』のアイテム
- 動体探知機(モーショントラッカー)
- アクセスチューナー
- マルチレンチ
- バーナー
- 発煙筒
- スモーク爆弾
- EMP爆弾
- 閃光弾
- メディキット
- ノイズメーカー
- 火炎放射器
- リボルバー
- ショットガン
- ボルトガン
- パイプ爆弾
- 火炎瓶
- スタンバトン
- 『エイリアン アイソレーション』の用語
- トレンス号
- アネシドラ号
- ノストロモ号
- セヴァストポリ
- ウェイランド・ユタニ社
- シーグソン社
- エイリアン
- アンドロイド
- 『エイリアン アイソレーション』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『搭乗員は放棄してよし』『最後の生存者』では映画版のキャストが登場
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