女の園の星(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『女の園の星』とは、とある女子校で国語教師をしている男性教師・星の日常を描いたコメディ漫画で、作者は和山やま。奇行で星を振り回す生徒や、個性的かつ深刻な悩みを抱えている生徒、教師同士の気の抜けたやり取りなど、リアリティとシュールさを併せ持つ作風が特徴だ。
「このマンガがすごい! 2021」オンナ編第1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」9位、「第25回文化庁メディア芸術祭」ソーシャル・インパクト賞など、数多くの賞を獲得している人気作。

松岡とタッグを組んだ安藤(右コマ右側、左コマ左上)。

脚本家志望。漫画のストーリーに悩む松岡のために原作を考えたが、その内容は松岡のものに負けず劣らず支離滅裂だった。

三木(みき)

1年2組の生徒。家族以外の前で食事ができないという悩みを抱えており、昼食はトイレの個室で取っている。ネットで仲良くなった人と会うため、人前で食事をする訓練をはじめた。

その他

セツコ/タピオカ

タピオカにされたセツコ(右)。

3年2組のベランダで飼われている雄犬。もとは担任の郡司のお父さんの飼い犬で、お父さんの手術のあいだ郡司が預かることになった。
一時的に2年4組にやってくることになり、「タピオカ」と名付けられた。

『女の園の星』の用語

エターナル カオル

松岡が描いて星にアドバイスを求めた漫画のタイトル。レトロな少女漫画タッチの表紙からは思いもよらない超展開の連続で星を困惑させた。
星のアドバイスを取り入れた結果、さらに混沌としたストーリーになった。

いちご侍

保健室に貼られたいちご侍のポスターを見る三木(左)。

古森と三木が好きなアイドルグループ。ファン層が幅広く、生活習慣を整える啓発ポスターなど堅めの仕事もする。

『女の園の星』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

星「秘伝のペットOK…?」

ある日、仕事終わりに小林と居酒屋に立ち寄った星。ひとしきり酔って店を出たところで、星は居酒屋の前に置かれた傘立てに「秘伝のペットOK」という不思議な文字を見つける。このとき星が「秘伝のペットOK…?」と呟いた言葉を偶然近くを通りかかった生徒が聞いており、翌日からしばらく星のあだ名が「秘伝のペット」になった。
なお、傘立てに書かれていた文字は正確には「秘伝のタレ」「ペットOK」だった。

小林「今日は20日だから出席番号20番を素因数分解して2と2と5でそれを足して9!9番!小泉!」

厳密には小林ではなく、小林の発言を再現した生徒のセリフ。
ある生徒が自習時間に、友人に「小林先生が怖い」と相談をもちかける。授業中に問題に解答させる生徒の選び方が怖い、というのだ。小林は「今日は20日だから出席番号20番を素因数分解して2と2と5でそれを足して9!9番!小泉!」という、誰にも予測できない当て方をしてくることがある。さらにはどんな計算をしたのか全くわからない数字を導き出すこともあり、生徒たちは小林の授業中に戦々恐々としている。

『女の園の星』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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