女の園の星 / Onna no Sono no Hoshi

女の園の星 / Onna no Sono no Hoshi

『女の園の星』とは、とある女子校で国語教師をしている男性教師・星の日常を描いたコメディ漫画で、作者は和山やま。奇行で星を振り回す生徒や、個性的かつ深刻な悩みを抱えている生徒、教師同士の気の抜けたやり取りなど、リアリティとシュールさを併せ持つ作風が特徴だ。
「このマンガがすごい! 2021」オンナ編第1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」9位、「第25回文化庁メディア芸術祭」ソーシャル・インパクト賞など、数多くの賞を獲得している人気作。

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『夢中さ、きみに。』とは2019年にKADOKAWAから発売された和山やまによる漫画及び実写ドラマ作品。本書はWeb上で話題となり、1カ月で3刷を重ねた。作者にとっては商業デビュー1作目となり、すぐに完売となった同人誌に30ページ以上の描き下ろしを収録している。不思議な魅力を持つ少年・林を取り巻く人間関係を描いた表題作『夢中さ、きみに。』シリーズと、pixivで発表された、不気味な風貌と妙な噂の立つ二階堂のことが気になってしまう目高との友情を描いた『うしろの二階堂』シリーズを収録。

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女の園の星 / Onna no Sono no Hoshiのレビュー・評価・感想

女の園の星 / Onna no Sono no Hoshi
10

疲れた時にオススメ!読むと必ず笑っちゃう面白さ

「このマンガがすごい!2021オンナ編」第1位、「このマンガがすごい!2022オンナ編」第5位など、多くの賞を受賞している作品。作者は和山やまさんです。
物語の舞台はある女子校で、どこにでもある日常が描かれています。
主役は教師の1人である星先生。どこにでもいる、普通の先生です。そんな先生と生徒たちとの何気ない毎日ですが、日常に潜んでいるちょっとしたおかしな場面や、独特な言い回しでユーモラスに表現されているので、思わずくすっと笑ってしまうのです。
星先生のキャラクターも魅力的で、一見冷静で真面目すぎるくらいの印象を受けますが、実はちょっと抜けていたり、心の中で周囲に的確なツッコミをしていたり。
また、酔っぱらうと普段は見せることのない笑顔や、泣いてしまうようなギャップもあります。
もっと違う一面を見てみたい、と思わせてくれる主人公です。
生徒たちも個性派揃いです。ある生徒は星先生の魅力に気づき、ひそかに観察日記をつけていたり、寝てばかりの生徒、漫画家志望で先生にアドバイスを求めてくる生徒もいます。女子校ならではの場面も多く、そこから多くの笑いも生まれています。
先生にあだ名はつきものですが、そこに微妙なおかしさが含まれていたり、あだ名負けしないくらい特徴的な同僚の先生たちも登場し。
ひとつひとつのエピソードは些細なことなのに、セリフひとつにも面白さが散りばめられていて、声を出して笑ってしまったり、じわじわと笑いがこみあげてきたりと、読みながらひとしきり笑った後、ほっこりとした気持ちになれる作品です。

女の園の星 / Onna no Sono no Hoshi
9

淡々教師の小さな出来事が、なんでこんなに笑えるのか?

女子校の国語教師・星は、面白みのない人物。
表情の乏しい顔、いつも同じスタンドカラーのシャツ、ぶっきらぼうな物言い。彼は日々小さな事件に悩まされている。
不気味な絵が学級日誌に描かれていたり、教室のベランダに犬が宙吊りになっていたり、生徒が授業中、カオスな漫画を描いていたりするのだ。
同僚の教師から「星先生、命狙われてません? 気をつけてくださいね」と心配されるようなことも。
それらに淡々と対処していく星先生。
大学で漫画研究会に属していたせいか、漫画家志望の生徒に協力を申し出たりする。決して無気力ではないのだ!
そんな彼を熱く見つめる生徒もいるが、彼女はちょっと、いやかなり変わっているのだった…。
また、職員室で席が隣の小林先生もやたらと星先生にからんでくる。
星先生のほうも、小林先生は嫌いじゃないのでたま~に飲みの誘いに乗ったりする。
大喜びの小林先生。彼は酔った星先生が好きなのだった。
酔った星先生の「最終形態」とは?
ごく普通の高校教師に起こる小さな出来事がなぜこんなにも笑えるのだろう?
この世界の面白さは読まなきゃわからないし、人に言葉で説明できない。
「読まないとわからないから、とにかく読んで!」と人に勧めるしかない作品。

女の園の星 / Onna no Sono no Hoshi
10

星先生や星先生の周りも最高にシュールで笑える

「女の園の星」はとにかくシュールで笑える描写がたくさん詰まった作品です。なぜ、こんな笑いが思いつくのか、という素晴らしい笑いなのですが、例えば星先生の他にもポロシャツアンバサダーの異名を(不本意ながら)持つ小林先生といった個性あふれるキャラクターが登場しています。
この女子高の中で起こることは、陰湿なイジメでも喧嘩でもなく日常の笑いであり、「なぜ?」「どうして?」と大人が問いたくなるような出来事も女子高生なら気にしないところがリアルでとても面白かったです。学校で先生が連れてきた犬を飼ったりするようなめちゃくちゃな話もありますが、なぜか星先生と一緒にめちゃくちゃを受け入れている自分がいて、学校に戻りたくなっている自分がいました。ぜひ星先生にクラスを受け持ってほしいと思う方もいるのではないでしょうか。
絵はシンプルながら星先生や小林先生といったキャラクターがはっきりと描かれており、内容も小難しいものではないので次々と読めてしまいます。シュールな笑いながらも爆笑もできるそんな漫画であり、日常を描きながらもなぜか緩さではない所がこの作品の面白さだと思います。ぜひ手に取って和山やまの世界を楽しんでほしいです。

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