ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』とは、剣と魔法の世界で邪悪な魔法使いの陰謀に挑むアウトローたちの活躍を描いた映画作品。有名テーブルトークRPGの『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を原作とし、世界観も共有している。
盗賊のエドガン・ダーヴィスは、ペテン師のフォージの裏切りによって投獄されるも、脱獄を果たす。奪われた娘を取り戻そうとするエドガンだったが、フォージは邪悪な魔法使いと結託していて手が出せなかった。魔法封じの兜を求め、エドガンは仲間と共に冒険を繰り広げる。
サイモン「ひいひい爺さんは僕だったんだ」
魔法封じの兜を発動させるため、同調を試みるサイモン。しかし兜を被るたびに彼は偉大なる先祖エルミンスター・アウマーの幻影と対峙し、「お前には無理だ」と嘲笑されることを繰り返していた。
幾度となく試しては失敗した末、「ここで成功しなければ後がない」という状況で、サイモンは幻影と化して現れたエルミンスター・アウマーに殴りかかる。刹那、エルミンスター・アウマーだった幻影はサイモンの姿となり、「これを待っていた」と笑う。全てを理解したサイモンは、「ひいひい爺さんは僕だったんだ」とつぶやくのだった。
己の力を信じられない自分こそが、偉大なる先祖への負い目が自身の才能に蓋をしていたのだと気付いたサイモンは、これ以降その才能を存分に発揮して活躍していく。青年の克己と成長を描いた名シーンである。
エドガン「仕方ないな」
キーラと蘇生の石板を取り返し、フォージが乗り込もうとしていた船ごと彼の財宝を奪ったエドガンたち。かつて自分たちを裏切ったフォージに対する完璧な意趣返しに成功して湧き上がる一行だったが、ソフィーナが何万という人々を犠牲にする儀式に取り掛かったことを悟って顔色を変える。
儀式の発動に気付いているも、その危険性を知るのも自分たちだけ。さりとてそれぞれの目的からフォージを倒すために集まった自分たちに、人々を救う強い動機があるわけでもない。
それでも仲間たちと顔を見合わせたエドガンは、「仕方ないな」と言って舵を切る。この瞬間、ただのアウトローだった彼らは英雄への一歩を踏み出した。
『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
墓場の死者たちを演じる超豪華声優
魔法封じの兜の在り処を突き止めようとしたエドガンたちが、次々と呼び起こす戦士団の死者たち。日本語吹き替え版では、神谷浩史、森川智之、津田健次郎、諏訪部順一といったアニメ好きなら何度もその名を見たことがあるだろう実力も実績も兼ね備えた人気声優たちがそんな死者たちを担当している。
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目次 - Contents
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の概要
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』のあらすじ・ストーリー
- エドガンの挫折
- キーラとの再会
- 魔法封じの兜を求める旅
- 蘇った絆
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の登場人物・キャラクター
- エドガン・ダーヴィス(演:クリス・パイン)
- ホルガ・キルゴア(演:ミシェル・ロドリゲス)
- サイモン・アウマー(演:ジャスティス・スミス)
- ドリック(演:ソフィア・リリス)
- ゼンク・イェンダー(演:レゲ=ジャン・ペイジ)
- キーラ・ダーヴィス(演:クロエ・コールマン)
- フォージ・フィッツウィリアム(演:ヒュー・グラント)
- ソフィーナ(演:デイジー・ヘッド)
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の用語
- ハーパー
- レッド・ウィザード
- ドルイド
- 蘇りの石板
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- エドガン「聞いたことにだけ答えろ、いいな?」
- サイモン「ひいひい爺さんは僕だったんだ」
- エドガン「仕方ないな」
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