アキバ冥途戦争（アニメ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2023.05.11

『アキバ冥途戦争』とは、2022年に「Cygames」と「P.A.WORKS」が製作したブラックコメディ美少女アニメである。
舞台は1999年の東京、秋葉原（通称・アキバ）。メイドに憧れて田舎から上京してきた「和平なごみ」は、念願かなってメイド喫茶「とんとことん」のメイドになる。ごく普通のいわゆる「萌え」なメイドに憧れていたなごみ。しかし、ふたを開けてみれば、金と暴力と醜い争いの毎日だった。とんとことんのメイドたちは秋葉原を変革させるために奮闘する。
2023年9月に舞台化が決定。

『アキバ冥途戦争』の登場人物・キャラクター

CV：黒沢ともよ
メイド喫茶「とんとことん」で働くガングロメイクのメイド。女子高生だったころにアキバでスカウトされてメイドになった。1999年当時はやった「ギャル」を彷彿とさせる。
何事にも動じず肝の据わった性格。なごみからは「あげあげパーでノリノリ」と言われている。本名は「後藤志乃（ごとうしの）」。

ゾーヤ（Зоя）

CV：ジェーニャ
軍隊出身のロシア人メイド。軍人の家系に生まれ、幼い頃より女の子らしい遊びを禁じられ、格闘技を叩き込まれていた。そのため戦闘力が高く、殴りあいでは嵐子と張り合えるほどである。一度はアキバのメイドに憧れ、来日してメイド喫茶に体験入学したものの、仏頂面で笑顔を作れなかったため、アキバふぁいとくらぶでファイターとして活躍していた。

店長

CV：高垣彩陽
メイドカフェ「とんとことん」の店長。本名は「八重樫靖子（やえがしやすこ）」。他店のメイド喫茶の店長はメイド服姿が普通だが、なぜかバーテンダーのような服装で勤務している。趣味はギャンブルで、好物は他人の金で食べる焼肉。おひねりちゃんを滞納しているため、取り立て屋からおびえる毎日を送り、逃れるためなら店やプライドを売ることすら辞さない考えの持ち主。お萌え様祭りのマニュアルを熟読せず、紛失してしまったことでとんとことんの立場を悪くさせてしまうなど、トラブルメイカーでもある。

御徒町

CV：平野綾
バンダの着ぐるみを着たとんとことんのマスコット的存在。ネクタイと名札を付けているため、一応メイド扱いだが、普段は全くしゃべらず、パンダそのものである。趣味はオセロで好物は笹以外の食べ物。かつて侍女茶店の店長を暗殺した張本人。暗殺後、末広に殺されかけるが逃走。その最中に車にひかれて満身創痍で御徒町駅前にあるパンダの像やパンダグッズを目にする。メイドになることができない現実に絶望するあまり「パンダになりたい」と思うようになり、パンダの着ぐるみを着るようになる。ながれながれてとんとことんの店長に拾われ、とんとことんで働くことになる。

ケダモノランドグループ

凪（なぎ）

CV：皆川順子
アキバのメイドを統べるケダモノランドグループのリーダー。「引き金を引かなければ殺される」、「力がなければアキバでは生き残れない」、「メイドは奪うか奪われるかだ」という考えを持つ。メイドにとって力と金と忠誠心が大事と考えており、忠誠心の欠落しているグループに従わない者は容赦なく排除する。
かつてアキバメイドを統べていたメイド・美千代に拾われた孤児で、美千代のメイド喫茶「侍女茶店」で働いていた。当時の名前は「ウズコ」。侍女茶店の方針をめぐり、嵐子と対立した。美千代の暗殺を指示した黒幕である。

取り立て屋

CV：内山昂輝
バンダナにバックパック、ポスター2本差しという1999年当時のオタクのステレオタイプのような服装をした男。ケダモノランドグループ傘下のメイド喫茶の「おひねりちゃん（上納金）」の取り立てを行っている。お萌え様祭りにて、凪直属のメイド喫茶ギラギライオンをお萌え様にするという指名を凪から与えられる。そのマニュアルとしてギラギライオンを優勝させるために各店舗に根回しを行っていたが、とんとことんは結果的にそれを無視してしまい、とんとことんがお萌え様を勝ち取ってしまう。その責任をとり、凪の手で始末された。

佐野みのり（さのみのり）

CV：小林ゆう
ケダモノランドグループ所属の「調教師」。グループ発展のために各店舗に送り込まれるメイド教育係のスペシャリストの一人。凪の指示でとんとことんに派遣され、店長と御徒町を店から追放させたり、ブラック企業顔負けのノルマをなごみ達とんとことんメンバーに背負わせた。調教の腕は本物で、グループに絶対服従するよう洗脳し、なごみ達はメイドとしての技術を向上させ、売り上げが急上昇した。洗脳されたふりをしていたしぃぽんと嵐子、店長らの反逆で皆の洗脳は解かれた。調教が失敗したことでグループから追われる身となり、行方をくらます。