魔法少女まどか☆マギカ（まどマギ）の衝撃的な死を遂げたキャラクターまとめ

幼馴染の上条恭介のために魔法少女となり、しかし彼への想いが届かないと悟ったさやかは暴走。消耗したまま連戦を続け、ついには魔女と成り果てる。なんとか彼女を元に戻そうとするまどかと杏子だったが、魔女化したさやかにもはやその声は届かなかった。
しかし戦う中でさやかが苦しんでいることを察した杏子は、1人で彼女を死なせるに忍びず、「独りぼっちは寂しいもんな」と言って諸共に自爆。2人の魂は溶け合うようにして消えていった。

魔女化して同士討ちのきっかけとなる

かつてほむらが辿った別の時間軸でも、さやかは恭介絡みの絶望から魔女化している。これ自体はほむらたちによって無事に倒されるものの、この時彼女たちはまだ魔女の正体に気付いておらず、「さやかは魔女に取り込まれた、魔女を倒せば助けられるかもしれない」と考えていた。
しかし魔女が消滅した後には何も現れず、ここで一行は「あの魔女はさやかだった＝魔法少女はいずれ魔女になる運命にある」と気付いてしまう。直後、「魔法少女が魔女を生むなら、自分たちはみんな死ぬより他にない」と考えたマミによる同士討ちが始まり、“さやかの死”をきっかけに魔法少女たちは殺し合うこととなってしまう。

佐倉杏子の遂げた衝撃的な死まとめ

魔女化したさやかと共に自爆

杏子は自分本位に生きてきた魔法少女である。世話になったマミが死んだと聞いて、彼女自身に対してはその死を悼む思いもあったものの、「魔女を狩るための縄張りが増えた」と喜ぶ姿を見せるなど、作中で繰り返しその様は描かれている。
しかし、そのマミの後継となるべく奮起する後輩魔法少女のさやかと関わる内、自縄自縛を繰り返して絶望に囚われていく彼女を見るに見かねて、なんとか手を差し伸べようと慣れない努力を重ねる。結局さやかは魔女と成り果てるも、「今ならまだ助けられるかもしれない」と根拠のない希望にすがり、まどかと共に命懸けで彼女を説得しようとまでしている。

それでもさやかは止められず、もはや彼女を救う術はないのだと理解した杏子は、「独りぼっちは寂しいもんな。いいよ、一緒にいてやるよ」と言って自爆。奇しくもそれは、彼女がかつて破滅に追いやってしまった、聖職者である父がよくしていた祈りの所作と同じポーズだった。
登場した時から“自分本位な性格”であることが強調して描かれた杏子の慈愛に満ちた散り様は、彼女への評価を一転させるまでに至り、『魔法少女まどか☆マギカ』屈指の名シーンに数えられている。

マミにソウルジェムを撃ち抜かれて呆気なく死亡

ほむらがかつて辿った時間軸の中での死に方。恭介への想いが叶わぬことを悟ったさやかが魔女と成り果てた時、その事実をまだ知らないまどかたちは「さやかは魔女に取り込まれた、今ならまだ助けられるかもしれない」と考え、彼女を助けようと考える。この時間軸でもさやかと親しくなっていたのか、杏子もここに参加することとなった。
しかし、魔女を倒してもさやかの姿はどこにも見えず、ここで魔法少女たちは「あの魔女はさやかが変貌したものである＝魔女の正体は魔法少女の成れの果てである」ことを知ってしまう。それを認められず、友人が死んでしまったことを受け入れられず「さやかはどこだ」と慌てる杏子は、マミの不意打ちによってソウルジェムを砕かれて呆気なく死亡する。

この直前にさやかの魂の安寧のために自爆して果てたことで、杏子の人気が非常に高まっていた中での死に方だったこともあり、本作における“魔法少女の命の安さ”を強調するようなシーンとなった。

キュゥべえの遂げた衝撃的な死まとめ

ほむらにハチの巣にされる

本作の黒幕であるキュゥべえだが、彼は彼で衝撃的な死を遂げるシーンが存在する。「さやかを助けたいなら君が魔法少女になるしかない」とまどかを唆すキュゥべえを見たほむらが、時間を止めて無数の銃弾を叩き込み、一種でハチの巣にされるのである。
キュゥべえは地球上で無数の個体が活動しており、その全てが情報を共有し、単体の死は大して問題にはならない。ほむらはそれを理解しているからこそ、彼らへの攻撃は「ほとんど意味がない」として積極的ではなかったのだが、見た目だけは愛らしいキュゥべえがいきなり穴だらけになって倒れる様は驚愕の光景だった。