The Last of Us Part II(ラスアス2、TLoU2)のネタバレ解説・考察まとめ
『The Last of Us Part II』とは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントより2020年に発売されたゲーム。発売後僅か3日で400万本の売り上げを記録した人気作だ。
エリー・ウィリアムズは、父親代わりだったジョエル・ミラーを女兵士アビゲイル・アビー・アンダーソンに殺害された過去を持つ。復讐鬼と化したエリーは荒廃したアメリカを復讐相手を追って彷徨うが、同時にアビーもジョエルに父親を殺害されていた。本作は2人を中心とした復讐の物語。戦慄するぐらい衝撃的な展開が最大の見所だ。
セラファイト
レブ(Lev)
CV:富樫美鈴 / イアン・アレクサンダー
セラファイトの子供で、元はセラファイトの兵士を志望していた少女。当初は少年だと思われていたが、後にトランスジェンダーの女性であることが判明する。
レブは掟であることを理由に婚姻を強要されたが、頭を丸刈りにすることで拒否の意志を示した。掟破りとして追われる身となると、姉のヤーラと一緒に脱走。アビゲイル・アビー・アンダーソンとは逃げる途中で出会うことになる。
自身の脱走が切っ掛けでセラファイト内で母親が孤立してしまい、母親を心配したレブは単身でセラファイト島に向かった。島で母親と再会を果たすも彼女は信心深い信徒と化しており、殺害されそうになり止む無く抵抗し死亡させてしまう。
島から離れようとした際にはWLFに姉が殺害され、レブは愛する家族を立て続けに失うことになった。落ち込むレブだが気を取り直してアビーと共に旅を続けることを選んだ。
劇場での戦いでは弓による援護でアビーをサポートして見せたが、エリー・ウィリアムズへの復讐を遂げようとするアビーを説得した。エリーを見逃してから少しの時を経て、ファイアフライの元メンバーがサンタバーバラにいるとい情報を得ると再びアビーの旅に同行。
道中ではラトラーズに拘束された上に、脱走を試みた罪でアビー共々杭に磔にされる。後からやって来たエリーに一度は救われるも、アビーへの復讐を諦めないエリーに人質にされてしまう。
2人の決着後はアビーにボートに乗せられ、何処へと去って行った。ファイアフライの残党達の拠点があるカルフォルニア州のサンタカタリナ島のアバロンへと向かった可能性がある。
ヤーラ(Yara)
CV:宇山玲加 / ビクトリア・グレース
追われる身になったレブと共に脱走したセラファイトの女性。常にレブのことを気にかける心優しい製菓の持ち主。
エミリーが指揮するセラファイトの追手に捕まった際に、左腕を砕かれコンパートメント症候群になってしまう。コンパートメント症候群とは損傷を受けた筋肉が腫れることで、血液の循環が遮断された際に発生する症状のことを指す。
後にアビゲイル・アビー・アンダーソンがWLFの病院から入手した医療器具を使用してメルが手術したことで、左腕を失いながらも徐々に容体は回復していった。一命を取り留めたヤーラだが、母親を心配したレブが単身セラファイト島に向かったことを知り、アビーと共にレブを追いかけることになる。
島に到着した後は途中で襲撃してきたトミー・ミラーを退けレブと合流。残りは島から脱出するのみとなったが、運悪くアイザック・ディクソン率いるWLFと鉢合わせになり撃たれてしまう。
重傷を負いながらもアイザックがアビーに銃口を向けていることに気付いたヤーラは、アイザックを射殺しアビーの命を救った。直後にWLFによる一斉射撃が発生し、ヤーラは死亡することになる。
エミリー(Emily)
CV:森夏姫 / エミリー・スワロー
脱走したヤーラとレブを部下のセラファイト達を率いて追っていた女兵士。
アビゲイル・アビー・アンダーソンとヤーラを拘束した上でレブの居場所を聞き出そうとするも拒否されたので、ヤーラの腕を砕くよう部下に命令した。最終的に2人の処刑を画策するも、レブの妨害を機に形成が逆転し、アビーの逆襲に遭い殺害される。
その他
ジェリー・アンダーソン(Jerry Anderson)
CV:森田順平 / デレック・フィリップス
アビゲイル・アビー・アンダーソンの父親のジェリー・アンダーソンは、ファイアフライで医者をしている男性。ソルトレイクにいるメンバーのリーダーであり、オーウェン・ムーアの医学の師でもある。
『The Last of Us』終盤では、ソルトレイクのセントメリーズ病院で感染への抗体を持つエリーを手術しようとしていた。最後はエリー・ウィリアムズを救出しに来たジョエル・ミラーに殺害されてしまう。
『The Last of Us Part II』での登場はアビーの回想シーンのみとなっている。
感染者
ランナー
CV:不明
感染初期段階の為、一番人間に近い見た目をしている感染者。人間だった頃の理性は一切なく、発見次第襲い掛かり捕食行動を行っている。
相手に噛みつくことで寄生菌を植え付けるが、素手での殴打や掴み攻撃も行う。理性は失っているもののプレイヤーを発見次第すぐに走り寄って来る上、視覚と聴覚は健在で物音にも敏感。
一番個体数の多い感染者で至る所で徘徊している。
ストーカー
CV:不明
眼や額からキノコ状のものが生えている感染第二段階の感染者。
単独ではなく複数同時に出現したり、辺りに他の感染者が徘徊している場合もある。発見されれば複数の感染者の相手を同時にしなければならない為、プレイヤーには厄介だ。
視力は悪いが聴力に優れており少しの物音にも敏感。移動は四足歩行であるので動きは素早く、待ち伏せや背後からの奇襲か得意。
ストーカーは気配を感じづらい特徴があり、ランナーよりステルスキルの難易度は高い。
クリッカー
CV:不明
感染第三段階に入ると頭部から大きなキノコ状のものが生えて顔面を破壊する。視力を失っておりライトの光にも反応しないが、聴力は非常に高く僅かな物音でもプレイヤーの居場所を即座に把握してしまう。
周囲の状況はクリック音と呼ばれる音を発して常に把握している。運動神経も高く、素手での近接攻撃ではダメージが入らない。
楽に倒す方法はステルスキルで、エリー・ウィリアムズであれば常時発動可能だ。アビゲイル・アビー・アンダーソンの場合ならナイフを所持していれば、クリッカーが組み付いてきても反撃することも可能。
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目次 - Contents
- 『The Last of Us Part II』の概要
- 『The Last of Us Part II』のあらすじ・ストーリー
- ジャクソン編 ジョエルとの別れと復讐鬼と化すエリー
- シアトル編(エリー視点) 残されたトミーの痕跡とディーナの妊娠
- シアトル編(エリー視点)WLFへの単独潜入と黒人女性ノラの殺害
- シアトル編(エリー視点)アビーの襲撃とジェシーの死
- シアトル編(アビー視点)アビーの旅立ちとセラファイトとの遭遇
- シアトル編(アビー視点)強敵・ラットキングとの激戦
- シアトル編(アビー視点)大切な者達の死&エリーとの劇場での死闘
- サンタバーバラ編(エリー視点)復讐の日々の再来
- サンタバーバラ編(アビー視点)突然の襲撃とアビーの危機
- サンタバーバラ編(エリー視点)エリー対アビーの最終決戦とエリーの復讐旅の結末
- エピローグ 思い出の詰まった自宅でのラスト
- 『The Last of Us Part II』のゲームシステム
- フィールドの探索
- バトルシステム
- ステルス要素
- 工作でアイテムを作成
- 武器のアップグレードとキャラクターの強化
- 『The Last of Us Part II』からの追加要素
- フォトモード
- ゲーム難易度の調整
- 『The Last of Us Part II』の登場人物・キャラクター
- プレイヤーキャラクター
- エリー・ウィリアムズ(Ellie Williams)
- アビゲイル・アビー・アンダーソン(Abigail "Abby" Anderson)
- ジャクソン
- ジョエル・ミラー(Joel Miller)
- トミー・ミラー(Tommy Miller)
- ディーナ(Dina)
- ジェシー(Jesse)
- キラリ
- セス(Seth)
- ユージーン・リンデン(Eugene Linden)
- ワシントン解放戦線(WLF)
- オーウェン・ムーア(Owen Moore)
- メル (Mel)
- エマニュエル・マニー・アルバレス(Emanuel "Manny" Alvarez)
- ノラ・ハリス(Nora Harris)
- ジョーダン(Jordan)
- リア(Leah)
- ニック(Nick)
- その他
- アルバレス(Mr. Alvarez)
- ダニー(Danny)
- ホイットニー(Whitney)
- アイザック・ディクソン(Isaac Dixon)
- アリス(Alice)
- ベアー(Bear)
- セラファイト
- レブ(Lev)
- ヤーラ(Yara)
- エミリー(Emily)
- その他
- ジェリー・アンダーソン(Jerry Anderson)
- 感染者
- ランナー
- ストーカー
- クリッカー
- ブローター
- シャンブラー
- ラットキング
- 『The Last of Us Part II』のアイテム
- 銃
- セミオートピストル
- ボルトアクションライフル
- リボルバー
- ショットガン
- サイレンサー付きサブマシンガン
- 軍用ピストル
- 猟銃用ピストル
- セミオートライフル
- 二連ショットガン
- 弓
- 通常の弓
- クロスボウ
- 爆発矢
- 火炎放射器
- 爆弾・煙幕
- スタン爆弾
- 煙幕
- 設置爆弾
- パイプ爆弾
- 投擲物(とうてきぶつ)
- 火炎瓶
- ビン
- レンガ
- 治療キット
- 弾薬・ナイフ・強化アイテム
- サイレンサー
- 近接武器強化
- 焼夷弾
- 狩猟用ピストル弾薬
- ナイフ
- 『The Last of Us Part II』の用語
- 地域
- ジャクソン
- シアトル
- ベインブリッジ島
- サンタバーバラ
- ラトラーズ本拠地
- サンタ・カタリナ島
- 組織
- ワシントン解放戦線(WLF)
- セラファイト
- ラトラーズ
- ファイアフライ
- FEDRA(連邦災害対応管理庁)
- 『The Last of Us Part II』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- SF小説『華氏451度』が由来の0451コードが存在
- 銀行では『アンチャーテッド』の主人公ネイサン・ドレイクの指輪が入手可能
- WLFの兵士がPS Vitaゲームをプレイ
- 『ジャック×ダクスター』のオーブを閲覧可能
- 主人の亡骸を見ると哀しむWLFの軍用犬
- アビー編で登場した犬のベアーはエリーの敵としても出現
- 散策中にPS3のゲーム機とゲームソフトが閲覧可能
- 『The Last of Us Part II』のディレクターカード
- 『The Last of Us Part II』の作曲家がジャクソンに登場