Official髭男dism（ヒゲダン）とは【徹底解説まとめ】

1. ミックスナッツ

正体を隠しながら生活をする家族が主役の楽曲である。歌詞にも「隠し事だらけ」「仮面まみれの日常」など、本当の自分を隠して毎日生活を続けることに、不安を持っている。それでも、毎日同じ家で暮らすうちに本物の家族のように感じ、嘘の家族を大切にしていきたい、という異色の家族愛を感じる楽曲になっている。これはアニメ『スパイファミリー』の主題歌となっており、アニメの内容が3人家族が素性を隠して偽の家族を演じて暮らしていくうちに、絆が芽生えていく、という内容とピッタリ重なる。

『Subtitle』

1. Subtitle

Billboard Japan Streaming Songsで初登場で2位を記録し、17週連続で総合で首位を記録した。この記録は、同ランキングでOfficial髭男dism（ヒゲダン）の「I LOVE...」で11週連続で首位にランクインしたこと、「Pretender」で13週連続で首位を記録したことを超える記録となった。また、この楽曲はフジテレビ系 木曜劇場『silent』の主題歌として書き下ろされた楽曲である。

ドラマ『silent』は主人公の女性が高校生の時に付き合っていた男性と8年ぶりに再会をするが、若年発症型両側性感音難聴という難聴の病気にかかっていたことを知る。音のない世界の中で再び出会った2人は恋に落ち、初めて付き合った時とは異なる、切なくも、温かい恋をする。

歌詞の「伝えたい伝わらない その不条理」「言葉はまるで雪の結晶」からは、難聴を患った男性が好きな恋人に直接言葉にして伝えることができないもどかしさを表している。

『ホワイトノイズ』

1. ホワイトノイズ

テレビアニメ『東京卍リベンジャーズ 聖夜決戦編』のオープニングテーマとして書き下ろされ、Official髭男dism（ヒゲダン）がアニメ『東京卍リベンジャーズ』のオープニングテーマを担当するのは、第1期のオープニングテーマ「Cry Baby」以来2クール連続となる。

タイトルの「ホワイトノイズ」の意味は、様々な周波数の音を均等に同じ大きさで混ぜて再生するノイズの一種であり、これは単なる雑音などではなく、主人公の少年がタイムリープをすることで起きる様々な予期せぬ出来事も、雑音の一種として表現されている。（『東京卍リベンジャーズ』は、主人公の不良少年がタイムリープできる能力を持ち、恋人の女性が暴力団に殺害されることを阻止するため、その暴力団に立ち向かう物語である。）

歌詞の「追いついた未来の端っこで何度もあなたを救い出すよ」という部分からは、タイムリープして再び出会った恋人を必死に守ろうとする主人公の気持ちが読み取れる。

Billboard Japan Hot 100では初登場にして5位にランクインをし、オリコン週間デジタルシングルチャートでは初登場で1位を記録した。

EP

『What’s Going On?』

（CD）
1. What’s Going On?
2. 未完成なままで
3. ニットの帽子
4. 黄色い車

Live DVD
From 「THE DAILY MIRROR tour 2016」東京公演
［収録曲］
1. 恋の前ならえ
2. コーヒーとシロップ
3. 恋の去り際
4. ゼロのままでいられたら
5. SWEET TWEET
6. Clap Clap

タイアップ先のアニメ『秘密結社鷹の爪（ひみつけっしゃたかのつめ）』とコラボし、初のEP作品を出した。CDの「ニットの帽子」は、このCDのみに収録され、ミュージックビデオにも出ていないカップリング曲である。「What’s Going On?」「未完成なままで」は聞いている人の背中を押すような応援ソングとなっており、全体的にポップなOfficial髭男dism（ヒゲダン）らしい明るい曲を収録した初のEPとなった。

『Stand By You』

1. Stand By You
2. FIRE GROUND
3. バッドフォーミー
4. Stand By You(Acoustic Ver.)

Billboard Japan Streaming Songsと、Billboard Japan Hot 100ではともに10位にランクインをしている。「バンドもよりクリエイティヴにやっていくためにも、この曲をリード曲で出したいなっていう気持ちが強かった」と藤原は口にし、ストリーミング累計再生回数が1億回を突破した「Stand By You」を表題曲に選んでいる。

また、「バッドフォーミー」はテレビ大阪・BSジャパン 真夜中ドラマJ『グッド・バイ』主題歌として起用されるなど、人気の高まりを見せている曲が収録されいてる。

『HELLO』

1. HELLO
2. パラボラ
3. Laughter
4. 夏模様の猫

「夏模様の猫」はメジャーデビュー前の自主制作ミニアルバムである『パレードでおわかれ』（現在は廃盤）にも収録されていた楽曲である。藤原によるピアノの弾き語りの曲で、とてもローテンポな曲となっている。本作発売直後の週に、ダウンロードチャートBillboard Japan Download Songsでは、100位以内に入る。

また、「HELLO」はフジテレビ系『めざましテレビ』2020年度テーマソングとなっており、朝の情報番組に楽曲が使用されるのは2回目である。朝を気持ちよく、爽快感の雰囲気を作り出すポップな曲となっている。

『ミックスナッツ』

1. ミックスナッツ
2. Anarchy
3. Choral A
4. 破顔

近作品には、楢崎が作詞作曲を手がけている楽曲「Choral A」もあり、藤原以外のメンバーが作詞作曲した楽曲がEPに収録されるのは初めてのことである。映画『異動辞令は音楽隊!』主題歌となっており、もと警察音楽隊の楢崎の経験を生かして、バンドの他にも吹奏楽で使用されるサックスやラッパなど多様な楽器が登場した彩やかなメロディーに仕上がった楽曲である。

2022年のオリコン年間ランキングでは3位にランクインしている。

配信限定EP

『LADY』

1. LADY
2. Driver
3. Tell Me Baby
4. ブラザーズ

表題曲ともなっている「LADY」は表題曲としては初のバラードナンバーで、曲の冒頭が藤原のピアノのメロディーで穏やかに始まることが印象的な曲である。藤原は、「大切な人に対する愛と敬意を込めた曲。歳の割に幼い恋愛をしていることを自虐しながら、幸せを噛み締めている様子」という気持ちを込めて作詞・作曲をした。「Driver」はメ〜テレ朝の情報番組『デルサタ』テーマソングとなっており、1日を気持ちよくスタートできるような爽快感溢れるメロディーとなっている。