Official髭男dism(ヒゲダン)の徹底解説まとめ
Official髭男dism(ヒゲダン)とは、2012年に結成された日本のピアノポップバンドである。髭の似合う年になっても、ワクワクするような音楽を届けたい、という思いからこのバンド名が名づけられた。国民的バンドになることを目標に掲げて活動し、2018年にメジャーデビューを果たす。ファースアルバムの『ノーダウト』ではオリコンチャート15位に入り、2019年には初の武道館公演を行う。以降、数々のドラマ、映画の主題歌に楽曲が起用され、まさに国民的バンドといえる。
生年月日:1991年8月19日
出身:島根県米子市
血液型:O型
楽曲の作詞作曲も手掛けているバンドの柱となる人物であり、ピアノボーカルを担当する。あだ名は「さとっちゃん」。
音楽にはまったきっかけはONE OK ROCKの「完全感覚Dreamer」であり、そこからボーカリストを目指すようになった。大学卒業後、上京するまでは地元島根の銀行員として働き、営業成績も優秀だった。
Official髭男dism(ヒゲダン)の楽曲は「宿命」のような応援歌から、「I LOVE...」のようなしんみりした曲など、様々なテーマで楽曲が作られてきた。ボーカル、藤原の歌声はジャンルに合わせて時に力強く、ときに切ない歌声であり、多くのファンを魅了する。
小笹 大輔(おざさ だいすけ)
生年月日:1994年1月6日
出身:島根県松江市
血液型:O型
特技:エフェクターを自作すること
ギター担当で、メンバー最年少である。あだ名は「大ちゃん」、「ギターヒーロー大輔」、「セカオザ」など、多くある。音楽を始めたきっかけは、中1の時で、兄が友達とバンドでギターをやるはずだったところ、兄よりもギターにハマってしまい、「Hi-STANDARD」、「TOTALFAT」のパンクロックに中学生の頃から夢中になっていた。中学3年生の時に地元のライブイベントでボーカルの藤原と出会い、高校が分かれても音楽でつながり、仲が良かった。
ギター好きで、ロックを好む面もあり、女子力がメンバーの中で一番高いことでも知られている。ジャニーズ好きであり、テレビ朝日の音楽番組の『ミュージックステーション3時間スペシャル』ではジャニーズグループのKing&Prince、ジャニーズWEST、Sexy Zoneと共演した。トークタイムの時には「キンプリさんが大好きで、コンサートのブルーレイも持っています」と本人の前で明かし、ファンであることをアピールした。
楢﨑 誠(ならざき まこと)
生年月日:1989年3月18日
出身:広島県福山市
血液型:O型
特技:料理
基本はベース担当だが、サックスやシンセサイザー、コーラスと様々なパートを担当し、楽曲をあざやかに飾れる才能がある。あだ名は「ならちゃん」。
アルバム『Traveler』に収録されている「旅は道連れ」では作詞作曲も担当しており、歌詞活動にも力を入れ始めている。音楽を始めたきっかけは中学生の時、音楽の選択授業で友達3人と初めて人前でアコギの弾き語りを披露したところ、周りからチヤホヤされて自信を持ったことだ。「絶対バンドやろ!」と意思も固め、音楽が好きである気持ちはそのころから強かった。
高校に入学すると吹奏楽部に入部し、運動部並みの練習量があると言われたサックスパートに入る。3年間でサックスを真剣に極め、大学卒業後にも警察署で嘱託職員となり、警察音楽隊でサックスを続けた。音楽の教員免許を取得している。
松浦 匡希(まつうら まさき)
生年月日:1993年1月22日
出身:島根県米子市
血液型:O型
特技:中学時代にやっていた剣道
趣味:釣り
ドラム担当で、いじられキャラとしてファンからも親しまれている。あだ名は「ちゃんまつ」。ゲームやアニメが好きで、Twitterでは過去に『HUNTER×HUNTER』にハマったことと、ジブリファンであること明かし、注目された。
松浦が音楽と出会ったきっかけは中学生の時、ギターをやっていた友達の家で「ドラムやってみない?」と言われて、大きなドラム缶をドラムに見立てて叩いたことだった。ドラムに興味を持った松浦は、ドラムを購入して本格的に活動を始める。また、同時に剣道部に所属し、中学2年生の時に米子市総体で準優勝したり、初段を取るなど運動神経にも優れている。手首の柔軟さが剣道で鍛えられたのか、ドラムを叩くときの手首のスナップは華麗で、ボーカルの藤原からは「誰よりも一番、このちゃんまつのビートで歌いたい」と言われるほどである。
Official髭男dism(ヒゲダン)のディスコグラフィー
シングル
『ノーダウト』
1. ノーダウト (フジテレビ月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』主題歌)
2. ノーダウト〜Instrumental〜
この楽曲は、フジテレビ月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』の主題歌に起用された。バンドが初めて月9ドラマの主題歌を担当することでまたたく間に有名になり、ストリーミング・ソング・チャート「Billboard Japan Streaming Songs」でOfficial髭男dism(ヒゲダン)初の、7曲目の累計再生回数3億回を突破した。
「ノーダウト」のミュージックビデオの中ではメンバーがトランプをしている様子が流れており、相手をだまして嘘のカードを出し合うトランプゲーム、ダウトをして遊んでいる場面を想像させる。また、主題歌に使われているドラマ『コンフィデンスマンJP』の内容も、欲望にまみれた大人を騙して大金を盗み合うという「騙すこと」をテーマにしており、内容にぴったりの楽曲となった。
『Pretender』
1. Pretender
2. Amazing
3. Pretender (Acoustic ver.)
月9ドラマの『コンフィデスマンJP』の映画化が決まってから、映画のために書き下ろされた1曲である。ミディアムバラードな曲調にマッチした楽器の音色と切ない歌詞が印象的で、メンバー自身もメロディーで切ない世界観をイメージできるように、特にギターの演奏にこだわった。ギター担当の小笹は「この曲は特にギターの音がかっこよくないと絶対ダメだと思った」と話している。初めてギターアドバイザーをつけ、アンプも複数つけて曲録りを何度も行ったという。
好きな相手と別れてしまう運命を受け入れようと努力する自分と、受け入れきれない自分との葛藤を表現している。また、別れが本当か嘘かも分からないという、どっちつかずな心情を歌詞や音にも当てはめた恋愛をテーマにしたバラード曲だ。メンバー4人の渾身のこの1曲は、バンドの中では最も多い3億回を超える再生回数を記録し、バンドで最大のヒット曲となった。
『宿命』
1. 宿命
2. 宿命(instrumental)
「2019ABC夏の高校野球応援ソング」のために書き下ろされた楽曲で、ポップであり、夏の解放感溢れる青空全体に響きわたる爽快な応援ソングだ。「夢じゃない夢じゃない、涙の足跡」「泥だらけの笑顔」「肩を組んで叫びたい」など、サビに入る直前に藤原が力強い声で歌っている。1人ではなく、チーム全員で優勝を掴みたい、という熱い思いを湧きあがらせるようなメロディーと歌詞で作曲された。オリコン週間デジタルシングルランキングでは初動で1万6829ダウンロードを記録し、発売したその週に、1位にランクインした。同ランキングでの1位獲得は自身初である。
『I LOVE...』
1. I LOVE...
2. I LOVE...〜Instrumental〜
TBS系 火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』主題歌として起用され、Billboard Japan Download Songsと、Billboard Japan Streaming Songsの2つの部門でともに1位にランクインをした。この楽曲の中で主人公である人物は初めて誰かに恋をするが、自分の容姿に自身がない、ネガティブな性格である。それでも、「I Love I Love不恰好な結び目」「手探りで見つけて」など、相手をずっと好きで、好きでたまらない思いが歌詞からあふれ出してくる。ドラマの内容も、あるナースが同じ職場のドクターに片思いをし、恋を追い続ける様子を描いた恋愛ものである。
楽曲中の「重なる愛の中」「濁った感情の中」という歌詞には、片思いで相手を振り向かせようと奮闘するドラマの主人公をイメージさせるものが多い。
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目次 - Contents
- Official髭男dism(ヒゲダン)の概要
- Official髭男dism(ヒゲダン)の活動履歴
- Official髭男dism(ヒゲダン)の結成
- 2015年、『ラブとピースは君の中』でインディーズデビュー
- 2016年、初の単独ツアー『Official髭男dism THE DAILY MIRROR tour 2016』を開催
- 2018年、『エスカパレード』でメジャーデビュー
- 2020年、紅白歌合戦に初出場
- 紅白歌合戦に3年連続出場
- Official髭男dism(ヒゲダン)のメンバー
- 藤原 聡(ふじわら さとし)
- 小笹 大輔(おざさ だいすけ)
- 楢﨑 誠(ならざき まこと)
- 松浦 匡希(まつうら まさき)
- Official髭男dism(ヒゲダン)のディスコグラフィー
- シングル
- 『ノーダウト』
- 『Pretender』
- 『宿命』
- 『I LOVE...』
- 『Universe』
- 配信限定シングル
- 『Tell Me Baby / ブラザーズ』
- 『バッドフォーミー』
- 『パラボラ』
- 『Laughter』
- 『Cry Baby』
- 『Anarchy』
- 『ミックスナッツ』
- 『Subtitle』
- 『ホワイトノイズ』
- EP
- 『What’s Going On?』
- 『Stand By You』
- 『HELLO』
- 『ミックスナッツ』
- 配信限定EP
- 『LADY』
- オリジナルアルバム
- 『エスカパレード』
- 『Traveler』
- 『Editorial』
- ミニアルバム
- 『ラブとピースは君の中』
- 配信限定アルバム
- 『MAN IN THE MIRROR』
- 『レポート』
- DVD
- 『Official髭男dism one-man tour 2019@日本武道館』
- 『Universe + Official髭男dism ONLINE LIVE 2020 – Arena Travelers –』
- 『Official髭男dism one-man tour 2021-2022 -Editorial- @SAITAMA SUPER ARENA』
- Official髭男dism(ヒゲダン)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- コーヒーとシロップ
- Tell Me Baby
- ノーダウト
- Pretender
- 宿命
- イエスタデイ
- 115万キロのフィルム
- I LOVE...
- HELLO
- Subtitle
- Official髭男dism(ヒゲダン)の名言・発言
- 藤原「自分たちがやりたいと思うことをやる」
- 藤原「これで大丈夫、って思いたくないし、今のところ思える気配がないので」
- 小笹「4人全員がプロデューサー」
- Official髭男dism(ヒゲダン)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 楢崎は料理愛好家
- aikoが藤原に伝えた音楽の魅力
- 藤原、『エスカパレード』完成まで猛スピード