妃英理(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ
妃英理(きさきえり)とは、青山剛昌(あおやまごうしょう)が『週刊少年サンデー』で連載を開始した『名探偵コナン』に登場する人物で、本作のヒロイン・毛利蘭(もうりらん)の母親である。夫の毛利小五郎(もうりこごろう)とは、離婚はしておらず、別居中。そのため、戸籍上の名前は、毛利英理(もうりえり)。妃法律事務所を開設し、旧姓の妃の名で弁護士をしている。無敗の弁護士として、「法曹界のクイーン(女王様)」と呼ばれている。飼い猫の名前は「ゴロ」。
「弁護士妃英理の証言」
59巻FILE.2~FILE.4「弁護士妃英理の証言」で、英理と食事の約束をしていた小五郎、蘭、コナンの一行は、英理を迎えに車で美容室に向かっていた途中、何かがぶつかるような大きな音を聞く。音の出所を探すとそこには首を切られた死体が落ちていた。その頃、英理は犯人のアリバイ証言に利用されているとも知らず、美容室で施術を終えたところだった。死体発見現場で警察が被害者の体格から俊敏で筋骨隆々な犯人像をプロファイリングしていると、横から英理が、首を切るだけであれば女性にでも犯行は可能であることを示唆する。コナンは英理の美容師が怪しいと疑うが、死亡推定時刻には英理の髪の手入れをしていたため犯行は不可能であることが英理の口から語られてしまう。その後も美容室周辺を捜索するが、犯人の思惑通り、英理によりその犯行の不可能性が立証されてしまう。しかし、コナンの推理により美容師にも犯行が可能であったことがわかると、証拠を出せという犯人に対し、英理は証拠があるであろう場所を推理して犯人を追い詰めるのであった。無事事件は解決し、犯人が去り際に「もう英理から小五郎ののろけ話が聞けなくなってしまうのは残念だ」と言ったところ、小五郎に「それは本当か?」と問われる。英理は顔を赤らめながらそれを認めたものの、小五郎が「本当か?」と確認していたのは、実は万馬券を確認する電話に出ていただけとわかり、また喧嘩別れとなってしまうのであった。
「柔よく謎を制す」
62巻FILE.2~FILE.4「柔よく謎を制す」に英理が登場。
以前示談を担当した依頼者に頼まれて英理が依頼者宅に行くと、依頼者の夫が殺されていた。英理は妻である依頼者を疑うが、死亡推定時刻に一緒にいたため彼女のアリバイが成立してしまう。しかし、英理は、10分ほど離れていた時間があることや、自宅に帰っているはずの夫に電話をかけているのに、かけた先は自宅の電話ではなく夫の携帯であった点、玄関先に置いてあったごみの中に、夫は来たことがないはずのレストランのマッチが大量に捨てられていた点などに疑問を持ち、やはり依頼者が犯人なのではないかと思う。そこで英理は蘭に促され、小五郎にアドバイスを求める電話をする。小五郎が刑事時代に、電話で居場所を知られたくないときや、すぐに切りたい時に電話口で音を利用してアリバイ工作をしていたのを思い出し、犯人のアリバイを崩すヒントを見つける。そして犯人及びトリックが判明した英理は、犯人を別室に呼び出し、自首するように説得する。小五郎のヒントにより事件は解決したので、英理はお礼を言おうと電話をするが、そのヒントが裏目に出てしまい、また仲直りすることはできないのであった。
妃英理の誕生日
68巻FILE.2~FILE.4「最悪な誕生日(バースデー)」での出来事。
小五郎はそれとなく蘭に、英理の誕生日を覚えていること、誕生日プレゼントとして、50000円のネックレスを準備していることを伝えたところ、蘭は張り切って両親が会う機会を作ろうとする。商店街の福引券でホテル宿泊券を当てた蘭は、週末にみんなでそこに行くことを提案する。英理は依頼人と会う予定があると一度は蘭の提案を断るが、小五郎がプレゼントを用意していることを聞き、依頼人とそのホテルで会うように予定を変更してホテルにやってくる。英理、小五郎、蘭、コナンは一緒にディナーを楽しむが、相変わらず些細なことで言い合いになる上に、小五郎からは英理の誕生日に関することは1つも出てこない。酔いつぶれてしまった小五郎を尻目に、英理は怒って自室へ戻ってしまう。蘭に怒られ、英理に謝るために英理の部屋を訪れた小五郎は、お風呂上がりの英理を見て少し照れた表情を浮かべる。しかしそんな時、英理の部屋の中から、依頼人の死体が発見される。密室の部屋から遺体が発見されたことから、英理に殺人の疑いがかかったのだ。犯行のトリックに気づいたコナンは、いつも通り小五郎を眠らせて推理ショーをしようとするが、「くそっ!この肝心な時に…何で事件を解く鍵さえ何も思いつかねーんだよ…」と英理の力になれない自分に苛立っている小五郎を見て、今回はそれとなくヒントを出して小五郎にトリックを明かしてもらうことにした。事件は解決し、無事に小五郎は英理にプレゼントを渡すことが出来た。しかし、翌日英理がプレゼントを開封すると、中身は数珠だった。小五郎は英理のためのネックレスとポアロの店長に渡すはずだった数珠とを取り違えており、「私に死ねっていうわけ?あの男!!」と、英理の逆鱗に触れてしまうのであった。
拉致監禁される妃英理
93巻FILE.3~FILE.5「妃弁護士SOS」で、謎の集団が妃法律事務所に押し入り、スタンガンで気絶させられる英理。そのままスーツケースに閉じ込められ、誘拐されてしまった。英理は、ポケットに入っていたトマトジュースを漏らし、自決したかと勘違いした犯人が焦って不用意にスーツケースを開けたのを利用して攻撃、スーツケースから脱出する。監禁場所である廃ビルからも脱出を試みる英理だが、シャッターは重く、窓も割れそうになかったため、廃ビルに身を潜めるしかなかった。犯人から奪った携帯を利用して、蘭の携帯にメッセージを送ることとした英理だったが、犯人もそのメッセージアプリに参加してきて、英理のメッセージをかく乱してくる。コナンたちは、監禁されている場所を突き止めるため、そのまま会話を続け、本物の英理と犯人を見分けることに成功。電話をかけ、探偵事務所の近くの教会の鐘が鳴る音の進む速さからおおよその監禁場所を割り出し、現場へと急行するコナンたち。しかし、なかなか監禁場所を絞り切ることが出来ない。英理は最後のチャンスに賭けて捨て身の暗号をコナンたちに送る。受け取ったコナンはその暗号を頼りに監禁場所までたどり着き、小五郎と蘭の活躍により、犯人たちは逮捕された。
事件解決後、恋人つなぎをして映画館に向かう小五郎と英理。しかし、2人をモデルにした映画を見て、いつものように言い合いとなってしまうのであった。
妃英理の関連人物・キャラクター
毛利蘭(もうりらん)
CV:山崎和佳奈
帝丹高校2年生。妃英理と毛利小五郎の間に生まれた一人娘。蘭は空手部主将で、主人公・工藤新一とは幼馴染。母・妃英理は娘に対し「幼馴染と探偵には気をつけろ」と忠告している。料理下手な妃英理に対して、蘭は料理を含め、家事は全般的に得意である。
毛利蘭(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
毛利蘭(もうり らん)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、本作のヒロイン。帝丹高校空手部の女主将で、関東大会優勝の実力者。一緒に遊園地に遊びに行って以来消息を絶っている幼なじみの工藤新一には恋心を寄せており、彼の帰りをずっと待っている。コナンにとっては面倒見のいいお姉さん的存在。鈴木財閥の次女・園子とは親友。私立探偵の毛利小五郎と弁護士の妃英理のひとり娘。
毛利小五郎(もうりこごろう)
CV:神谷明(アニメ第1話~第548話) → 小山力也(アニメ第553話~)
英理とは小学生のころからの幼馴染。小五郎の推理はいつも見当違いでコナンに麻酔銃を撃ち込まれているが、英理がらみの事件となるといつもと違う切れ味を見せる。本心では英理のことを愛している小五郎だが、相対するとなぜか言い合いになってしまい、お互い素直になれずにいる。
毛利小五郎(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
毛利小五郎(もうりこごろう)とは、『週刊少年サンデー』の青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、本作のヒロイン・毛利蘭の父親である。妻の英理とは別居中。探偵事務所を開き、私立探偵をしている。以前は見当外れな推理ばかりだったが、コナンが眠った小五郎の声を借りて推理を披露し、様々な難事件を解決するようになってからは「眠りの小五郎」として有名になった。好きなものは酒とタバコとギャンブルときれいな女性。
栗山緑(くりやまみどり)
CV:百々麻子
栗山緑(くりやまみどり)は妃法律事務所職員で、劇場版『名探偵コナン 14番目の標的』で初登場した。英理からは「栗山さん」と呼ばれている。緑は事務処理からランチの買い出し等まで行ってくれる気の利く女性として描かれている。サンドイッチを急ぎで英理に届けるため、喫茶ポアロに潜入調査中である黒の組織の一員・バーボン=安室透(あむろとおる)の運転する車に一度同乗したことがある緑だが、安室のドライビングテクニックにより、もう二度と乗りたくないと思っている。
ゴロ
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目次 - Contents
- 妃英理の概要
- 妃英理のプロフィール・人物像
- 料理はからっきしだが手先は器用
- 記念日を大切にする英理
- 妃英理の来歴・活躍
- 1巻で存在のみ言及
- コーヒーショップ殺人事件で初登場
- 「スキューバダイビング殺人事件」
- 「容疑者・毛利小五郎」
- 中学時代エピソード
- 英理VS有希子
- 「弁護士妃英理の証言」
- 「柔よく謎を制す」
- 妃英理の誕生日
- 拉致監禁される妃英理
- 妃英理の関連人物・キャラクター
- 毛利蘭(もうりらん)
- 毛利小五郎(もうりこごろう)
- 栗山緑(くりやまみどり)
- ゴロ
- 工藤有希子(くどうゆきこ)
- 妃英理の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「蘭?あなたも、幼なじみと探偵には気をつける事ね!ろくな目にあわなくってよ!」
- 「…刑法第199条…人を殺した者は無期または3年以上の有期刑…もしくは…死刑!!!」
- 「バカね…私はあなたの倍は小五郎(あのひと)と付き合っているのよ?そりゃー最初はカッとなっちゃったけどあの人が人を殺せるような人間かどうかぐらいわかるわよ」
- 「捜査は足で…。そうじゃなかった?元刑事さん」
- 妃英理の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 飼い猫「ゴロ」の声優は青山カイトと高山みなみ
- 小五郎と学生結婚した妃英理
- 黒の組織の一員説がある妃英理