くるねこ(はぴはぴくるねこ)のネタバレ解説・考察まとめ

『くるねこ(はぴはぴくるねこ)』とは、エンターブレイン社から2008年から出版されている、くるねこ大和のブログ本である。単行本20巻までが『くるねこ大和』、21巻以降は新規の読者が手に取りやすいよう『はぴはぴくるねこ』と改題された。作者くるねこ大和は愛知県在住の自称酒とケモノを愛するおばさん。江戸時代が好きで時代小説が愛読書である。作者、夫、飼い猫たちとの日常を漫画と写真で綴るほのぼのとしたブログ。飼い猫たちは愚連隊と称され、作者が彼らの病や死と向き合う様子も描かれている。

CV:小林聡美(第1シーズン)/中谷美紀(第2シーズン)/高垣彩陽(タテアニメ)
通称は「ぼん」、「ぼん兄(にぃ)」、「阿兄ぃ(あにぃ)」など。
木に登って降りられなくなっているところを友人が見つけて警察に助けてもらった。友人は魚屋だったため、作者が自転車で迎えに行った。
名前の由来は黒いからカラスにしようと思ったが、「こら、カラス」と言いづらいため、大阪の人が坊ちゃんのことをぼんというように、利口にしているときはカラスぼっちゃん、怒るとぼんと呼ぶようになり、次第にぼんだけが残った。停留睾丸のため、カタキンスカイウォーカーなどと呼ばれることもある。
一番の甘えん坊でしんねりと作者の後をついていく。胡ぼんの目の前では甘えられないプライドの漢。携帯のアラーム音にびびっていたが、慣れてからは腹の下に携帯を隠蔽するようになった。がーごんと喉を鳴らす。
永遠の漢17歳。2018年11月19日永眠。コスモスが阿兄ィの花。

留吉(とめきち)

留吉。

CV:小林聡美(第1シーズン)/中谷美紀(第2シーズン)/諏訪彩花(タテアニメ)
通称は「トメ」、「ハートメン軍曹」。
たまたま土曜出勤になった作者が家を出たところ、国道沿いに落ちていた。そのまま獣医の元へ向かったが、生後2か月にもかかわらずとても痩せており、温めないと死んでしまうほどの栄養失調になっていた。
作者の妹が来るとなぜか逃げる。青麦が好き。どら焼きを盗み食いしたことがある。少々忘れっぽいところがある。
名前の由来は、これでケモノは打ち止めという意味を込めて命名した。
重い腎不全から大きな発作を起こし、一か月闘病した後に永眠。
永遠の乙女14歳。2017年8月25日永眠。

胡坊(こぼん)

胡坊。

CV:小林聡美(第1シーズン)/中谷美紀(第2シーズン)/藤井ゆきよ(タテアニメ)
通称は「胡ぼん」、「ステキ王子」。
2007年7月10日、車上荒らしに遭った作者の妹が警察届を出しに行ったところ、3匹の子猫が落とし物として届けられており、見かねて引き取って作者の元へ連れてきたうちの1匹。初代3にゃんの1匹。骨盤脱臼だったが成長期だったのが幸いしたのか全快した。怪我の名残は右後ろ足の指が1本だけ成長しておらず、ぱっと見3本指に見えること。
名前の由来は、胡は中国語で西という意味で、蒼い目をした西から来た子で胡坊だが、叱るときにどこでストップしていいかわからないのでぼんにして胡ぼんとなった。
洋風の白くてもっちりした苦労知らずの王子様。背中が薄皮饅頭に似ている。
お布団が大好き。ひぃぃぃ、と鳴く。人の食べ物には興味がなく、お膳の上のものを盗んだりはしない。鼻さえ隠れていたら全身隠れていることになるので気付かないふりをしてあげないといけない(胡ぼ法)。体調が悪いときは尻尾を体の下に敷く。いろんなものをステキ化するのが得意。

トラ松

トラ松。

2010年の初夏から作者の家の庭に住み着いた野良猫。元々は飼い猫だったが、飼い主が引っ越しをする際に置いて行かれてしまった。1日のほとんどを作者の家の玄関前で過ごしていたものの、捕獲には難航していたある日、ボロン太が怪我をしているのを見つける。すぐさま病院へ行かなければ、という思いが先に立ったのが幸いしたのかすんなり捕獲に成功し、そのまま病院へ駆け込んだ。
ボロン太からトラ松へ改名し、愚連隊入り。ところがトラ松は、人間は大好きだがほかの猫が大嫌い。作者の家ではトラ松と他の愚連隊の面々が一緒に暮らせないことが判明したため、里親募集をすることに。トラ松はむぅちゃんとして里親の元へ縁付いたのだった。

胡てつ

胡てつ。

通称は「胡てくん」、「胡て坊」、「胡てちゅう」。
もんさんが召された2か月後に、作者の夫が高速道路で両足を骨折していたところを拾った。猫風邪の影響で右目が少しにごっている。
胡ぼんくんが大好きなチラ見の漢。ごしごしされるのが大好き。ちょっと皮膚がナイーブで何かあるとすぐにハゲる。隠れるときはパントリーの一番上や冷蔵庫の上などで平べったくなっている。
なぜか糠が好き。鳴き声はふぁは~ん。面倒見が良く、引き戸を開けるのも上手。
永遠の漢。2021年8月20日永眠。

胡ゆっき・ジョー・アポロビッチ

胡ゆっき。

通称は、「胡ゆ」。
作者の猫仲間が保護猫でパンクしそうになっていたため預かった乳飲み子3匹のうちの1匹。小脳に異常があり運動障害がある。たまによだれを垂らす。
細マッチョで努力と研究の漢。小さいころは40センチほどの高さにのぼれなかったが、成長してからは高さ1メートルくらいまでなら余裕でのぼれるようになった。眠たくなると目の下に線が入る。べぇっと鳴く。
ラグやもこもこの上着などをむしるのが大好き。胡てつが大好き。引き戸を開けてほしいときはべぇっと鳴いて胡てつを呼ぶが、胡てつが虹の橋を渡ってからは引き戸を開けられるようになった。

百助(ももすけ)・ジョン・マル胡ビッチ

マル。

通称は、「マル」。
作者の猫仲間が保護猫でパンクしそうになっていたため預かった乳飲み子3匹のうちの1匹。小脳に異常があり運動障害がある。たまにお漏らししてしまい、作者に洗われている。
もちもちの肌触りでいつものんびりほがらか。特技は万歳。好奇心旺盛なため、卓上に置いてある食べ物に手を伸ばしたり、買い物袋に頭を突っ込んだりして毎日毎日連行されている。朝ごはんのヨーグルトにダイブしたがる。
お鼻ふごふごが大好き。不満なときはぷらーと鳴く。大人になってシラを切るようになった。

トム

トム。

唯一の血統書付きのロシアンブルー。飼い主(通称トムママさん)の闘病のため、作者に託された。トムママさんは翌年の1月に他界。トムの毛布はトムママさんが持たせてくれたものの1つでトムのお気に入り。
減築、警備、時報などで多忙な男。エアコンは嫌い。トイレは埋めない派。ヘアゴムが大好き。隠れるのだけは絶望的にへたくそ。
難治性口内炎持ちで、二度抜歯している。猫の抜歯は全身麻酔のため腎臓に負担がかかり、腎不全が進行した。
2022年11月4日、作者の家でのホームステイを終え永眠。

胡マ

胡マ。

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