クロオビ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

圧迫死直下航路（あっぱくしちょっかこうろ）

相手を掴んで海面すれすれから海底まで一気に急降下する技。急激な水圧の変化に耐えられないため、通常の人間は内臓破裂で死亡する。サンジもかなりダメージを受けていたが耐え抜いている。

百枚瓦正拳（ひゃくまいがわらせいけん）

相手に対し正拳突きを喰らわせる技。魚人空手の正拳突きの中では基本的な技である。

千枚瓦正拳（せんまいがわらせいけん）

クロオビの奥義である正拳突きで、「百枚瓦正拳」より威力が上だと思われるが、発動前にサンジにやられてしまったため不発に終わっている。

クロオビの来歴・活躍

タイヨウの海賊団時代

クロオビは子供の頃から付き合いがあるアーロン、はっちゃん、チュウと共に、「魚人島の英雄」フィッシャー・タイガー率いる「タイヨウの海賊団」に所属する。単独でマリージョアに襲撃を仕掛け、天竜人の奴隷を種族の区別なく解放したタイガーが賞金首となってしまったからだった。そのほか魚人街出身のジンベエやマクロとその部下、元奴隷だったアラディンなども加わり、各地の天竜人の奴隷たちを解放してまわる。

船にはタイガーが定めた「決して殺しはしない」というルールがあったが、アーロンやクロオビ、チュウなど「魚人こそ最高の種族」と考えている彼らにとっては生ぬるい掟だった。そしてある時タイガーは元奴隷だった人間の少女・コアラを故郷の島まで送り届けるよう依頼され、航海の末彼女を島まで送り届けることができた。
しかしタイガーは島民からの通報によって待ち伏せしていた海軍によって致命傷を負う。人間の血液の輸血を拒否したタイガーは「天竜人の奴隷だった」という衝撃の過去を明かし、「人間に恨みを残すな」と言い残して死亡した。

アーロンは海軍に対して報復を仕掛けるも、大将のボルサリーノ／黄猿に返り討ちに遭い、インペルダウンに収監されていた。しかしタイガーの後を継いで船長になったジンベエが王下七武海に召集されたことをきっかけに、「タイヨウの海賊団」はバラバラになってしまう。七武海加入の見返りで解放されたアーロンだが、「政府の狗になった」ジンベエに反発し、重傷を負う。アーロンはそのまま船を降りることを決め、クロオビはチュウやはっちゃんと共にアーロンに従って脱退した。

ココヤシ村の支配とサンジとの海中戦

その後クロオビは「アーロン一味」の幹部として東の海・ココヤシ村一帯の支配を行い、「シャボンディパーク」に似た「アーロンパーク」を拠点に活動する。

アーロンたちは「一億ベリーで村を売る」という約束でココヤシ村の少女・ナミを航海士として働かせていた。彼女は資金を集める為海賊専門の泥棒として活動していたところ、麦わらの一味と出会って一時的に手を組む。ナミは隙を見て彼らの宝を奪い、村に戻ってきていた。
しかしナミを追いかけてきた麦わらの一味と接触し、激しい戦闘が勃発したのである。

「ゴムゴムの実」の能力者で船長のルフィは、戦闘中足に重りをつけられてしまい海中に沈んでしまう。泳げないルフィを救うため村の住人であるゲンゾウやノジコが彼の救助に向かっていたが、差し迫った状況だと判断したサンジは、海中戦を得意としている魚人がいるにもかかわらず海に飛び込んだ。

しかしクロオビは彼めがけて背後から強烈な魚人空手の技を繰り出し、酸素を消耗させる。そしてサンジに反撃の暇を与えない速度で次々と技を出し、サンジを追いこんでいった。しかし「しょせん口先だけの貴様の"騎士道"などでは…誰一人守れんのだ!!!」というクロオビの言葉で火がついたサンジによってエラに空気を吹き込まれ、地上に引きずり出される。
「百枚瓦正拳」によってサンジを吹き飛ばし、奥義の「千枚瓦正拳」を繰り出そうとしたものの、サンジの連撃によってあえなく敗退した。その後アーロン共々海軍に捕縛され、途中で脱走したはっちゃんを除き、インペルダウンに投獄された。

クロオビの関連人物・キャラクター

フィッシャー・タイガー

フィッシャー・タイガーとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、「魚人島の英雄」と謳われたタイの魚人である。魚人島の中でも荒くれ者が住む魚人街を纏めあげていたリーダー格である一方、冒険家としても活躍していたため、ネプチューン王やオトヒメ王妃とも親交がある。

マリージョアを単独で襲撃し、奴隷たちを種族の別なく解放したタイガーだが、政府ぬよって懸賞金が掛けられてしまう。この事をきっかけにタイガーを慕うジンベエやアーロンなど魚人街出身者や、アラディンなど奴隷から解放された者たちが集って「タイヨウの海賊団」が結成された。

タイガーは「決して殺しはしない」というルールを敷いていたが、人間に対して激しい嫌悪感を抱いていたアーロンや彼の仲間達は「手ぬるい」として反感を持っていた。ある時タイガーたちは人間の少女・コアラを故郷の島まで送り届けるよう頼まれるも、島民からの通報によって待ち伏せに遭い、タイガーはコアラの引き渡し後死亡してしまうのだった。

フィッシャー・タイガー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

フィッシャー・タイガーとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、「天竜人の奴隷を解放した偉人」とされたタイの魚人である。マリージョアに単独で乗り込み、ハンコック3姉妹などの人間や魚人・人魚の奴隷たちを差別なく解放した。初代「タイヨウの海賊団」船長。人間の少女コアラを故郷へ送り届ける様頼まれ、無事に到着したが島民の通報によって海軍の襲撃を受け瀕死の重傷を負う。死の間際数年間天竜人の奴隷だったことを明かし、人間の血液を体内に入れることを拒んで死亡した。

ジンベエ

ジンベエとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、フィッシャー・タイガー率いる「タイヨウの海賊団」に所属していたジンベエザメの魚人である。魚人島の中でも荒くれ者が住まう魚人街出身のジンベエは、リュウグウ王国の兵士を務めながらも人間に対して嫌悪感を抱いており、人間との共存を訴えるオトヒメ王妃の活動を冷めた目で眺めていた。

そんな彼が尊敬する魚人街のリーダーだったフィッシャー・タイガーは、天竜人が住まうマリージョアを単独で襲撃し、奴隷たちを種族の別なく解放して「魚人島の英雄」と称されるようになる。しかしそのことがきっかけで彼の首に賞金がかかり、事態を聞きつけたジンベエは奴隷解放目的で結成された「タイヨウの海賊団」に所属する。その他アーロンやその一味、奴隷から解放されたアラディンなども加わった。

まもなくタイガーは人間の奴隷だった少女・コアラを送り届けた後に待ち伏せしていた海軍によって殺されてしまうが、ジンベエは「恨みを残すな」というタイガーの遺志を汲んで、船長となった後も決して殺しはしなかった。しかし彼が七武海に加入するよう打診されたことをきっかけにタイヨウの海賊団は分裂したのである。タイガーを殺された怒りで海軍に報復を仕掛けたアーロンだったが、叩きのめされてインペルダウンに投獄されていた。

ジンベエは恩赦でアーロンを釈放するも、七武海加入に対して激しい反発心を見せたアーロンは船を降りることを決意する。「自分を殺せ。できなければ自分は自由だ」というアーロンを殴り倒したジンベエだったが、殺すことまではできずアーロンやその仲間たちは去っていった。

ジンベエ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ジンベエとは、『ONE PIECE』の登場人物で、“海侠”を名乗る魚人にして麦わら海賊団の9人目の仲間。かつては王下七武海に所属していた。
仁義に厚く、受けた恩を忘れず、力を振るうことを厭いはしないが殺しは避ける硬骨漢。差別されていた魚人のために立ち上がったフィッシャー・タイガー、魚人たちの島の平和のために動いてくれた白ひげ、弟分だったアーロンの暴挙を止めてくれたモンキー・D・ルフィに感謝し、自らも彼らのために力を尽くす。体術を得意としており、四皇相手にも食い下がるほどの実力者である。