ウェンズデー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウェンズデー』とは、2022年11月からNetflixで配信が開始されたTVミステリー・ファンタジードラマである。配信開始早々にNetflixのTV番組ランキングトップ10に入り、たちまち人気となった。『アダムスファミリー』のキャラクターであるウェンズデー・アダムスを主役としたストーリーである。のけ者とされる異能力者が集まったネヴァーモア学園に入学が決まったウェンズデー。孤独を好むウェンズデーが学園の仲間と共に未知の怪物・ハイドの正体に迫る。

第7話で何者かによってハンドは重傷を負ってしまう。部屋に戻ってきたウェンズデーが血だらけのハンドを見つけ、フェスターおじさんに助けを求める。しかし、蘇生してもハンドは動かずフェスターおじさんはあきらめようとする。ウェンズデーは「もう一度」とおじさんに言い、蘇生を続けるように頼んだ。さらに、彼女は「死んだら許さない」とハンドに声をかける。蘇生のおかげもあってハンドは無事一命を取り留めた。ウェンズデーはハンドの無事を確認し、犯人に復讐すると誓う。

初めはウェンズデーに人扱いされていないことを気に食わなかったハンドだったが、ストーリーが進むにつれてウェンズデーとハンドは何をするにも一緒な相棒的存在になる。感情というものを消したウェンズデーに、ハンドに怪我を負わせた犯人に対する怒りや、ハンドを何としても死なせないとする意志が現れていることが分かる。

ウェンズデーの策にかかるマリリン

ハイドの主人であるマリリンがいる急いで植物園に駆け付けたウェンズデー。この後、擬態能力でタイラーに成り代わったラリッサを連れてくる。

第8話のワンシーン。ついにハイドの正体を突き止めたウェンズデーだったが、ハイドの主人の正体が分からず苦戦していた。犯人だと思っていたキンボットがハイドによって殺されたことで真の犯人はマリリンだと確信するウェンズデー。しかし、決定的な証拠がなく、自分の意見が信用されないと考えたウェンズデーはマリリンを罠にはめて自白させる作戦を思いつく。彼女はタイラーを連れてマリリンのもとに向かい、彼女に直接自白するように話す。その際に、タイラー自身が自分がハイドであることやマリリンの指示で動いていたことをマリリンの目の前で話させることで、マリリンがタイラーの主人であることを認めざるを得ない展開に持っていく。タイラーの話を聞いたマリリンが自分の口から「私がハイドを操っていた主人であり、ローレルである」と話した。するとウェンズデーは「今の話を聞いていましたか?」とタイラーに質問する。訳の分からないマリリンの前に姿を現したのは校長のラリッサだった。ウェンズデーの罠に協力し、ラリッサは擬態能力でタイラーに姿を変えていたのだった。この作戦によってウェンズデーはラリッサに、マリリンが犯人である決定的な証拠を与えることに成功する。

『ウェンズデー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

クリスティーナ・リッチの出演

今作のウェンズデー役であるジェナ・オルテガ(画像左)とプロデューサーのティム・バートン(画像中央)、1991年の名作『アダムス・ファミリー』でウェンズデーを演じたクリスティーナ・リッチのスリーショット。

今作でネヴァーモア学園の植物学教師であるマリリン・ソーンヒル役で出演しているクリスティーナ・リッチは、1991年公開の『アダムス・ファミリー』でウェンズデー役を演じている。今作でウェンズデーを演じるジェナ・オルテガは、Instagramでクリスティーナ・リッチとプロデューサーのティム・バートンとの写真を投稿。時を越えてウェンズデー役が揃った貴重な写真となった。

ウェンズデー自ら振り付けたダンス

第4話でウェンズデーは学校のパーティーに参加する。そこで行われるダンスシーンが今作の見所の1つなのだが、ここでウェンズデーが踊る振り付けは彼女自身が考えている。変わり者が集まるネヴァーモア学園らしい、またそんな生徒達から見ても異端児であるウェンズデーを表現したユニークな踊りが特徴的だ。ウェンズデー役のジェナ・オルテガはダンスシーンについて「不安だった。自分で振り付けしたんだけど」と語り、さらに「ダンサーや振付師でないことは一目でわかるだろう」と笑顔で答えたという。そんなジェナは短期間で振り付けを考え、ダンスを覚えたそうだ。ダンスの参考に『アダムズのお化け一家』のウェンズデー役であるリサ・ローリングやイギリスのロック歌手のスージー・スー、さらに80年代のゴス系のダンスを挙げている。

『アダムス・ファミリー』が元ネタとなるシーン

ネヴァーモア学園の秘密結社ベラドンナ・クラブの集会に参加するには、隠し通路を通らなければならない。さらに、その扉を開けるには“指を2回鳴らす”ことで出る音がパスワードが必要となっている。この“指を2回鳴らす”ネタは1964年のオリジナル版『アダムス・ファミリー』のテーマ曲が元である。

『ウェンズデー』の主題歌・挿入歌

主題歌:Danny Elfman 「Wednesday Theme Song」

挿入歌:Roy Orbison 「In Dreams」(第1話)

挿入歌:Beach House 「Space Song」(第3話)

挿入歌:The Cramps 「Goo Goo Muck」(第4話)

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