鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の徹底解説まとめ
鷲尾伶菜(わしお れいな)とは、2010年から2019年までLDH JAPANに所属している、女性ダンス&ボーカルグループ「Flower」の元ボーカルである。2019年にFlowerが解散し、2020年から「伶」という名義でソロデビューをする。高校生の頃からボイトレを始め、歌の才能だけを磨いてきた鷲尾は、切ない、しかし時には力強い声で歌い、聞く人を魅了してきた。ソロ活動を始めてからは、ビルボードライブを各地で行っている。
鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の概要
鷲尾伶菜(わしお れいな)とは、2010年から2019年までLDH JAPANに所属している、女性ダンス&ボーカルグループ「Flower」の元ボーカルである。Flowerが2019年に解散したのちは2020年にソロ活動を始めた。歌手として芸能活動をしているが、幼い頃はとても内気な性格でいじめられっ子だった。その頃に母親と一緒にEXILEのライブを見に行った時、歌で人を笑顔にする仕事に憧れを持ち、歌手を目指したいと思うようになる。
Flowerは初め、2010年に水野絵梨奈、藤井萩花、重留真波、中島美央をEXPGから選出して女性ダンスグループとして結成された。鷲尾は賢明にボイストレーニングをし、2011年の「VOCAL BATTLE AUDITION 3」のボーカル部門に合格して2019年までFlowerのボーカルとして活動をする。Flowerの楽曲は失恋、片思いなど、切ない恋愛ソングが多く、歌詞の情景を鷲尾の切なく、力強い歌声が中心となって表現してきた。パフォーマーは歌詞の表す人物の感情や情景をダンスメンバーがしなやかな動きでダンスをして表現し、ファーストアルバムの『Flower』は発売した週にCD売り上げランキング3位になるほどの人気だった。
しかし、2013年に水野絵里奈が脱退し、その後も続いて2014年に武藤千春、2015年に市来杏香、2017年に藤井萩花が次々に脱退する。その後は5人で活動をしていたが、2019年にメンバーの中島が芸能活動を引退することを受けて、Flowerの解散を決定した。鷲尾はFlowerのボーカルとしての役目を終えたが、名義を「伶」と変更し、2020年からソロ活動を始める。
ソロ活動を始めて最初は各地でビルボードライブを開催いたり、Youtubeで他アーティストの曲をカバーし、動画を自身のYoutubeチャンネルにアップロードしていた。ソロデビューの曲として人気を集めたのが「Call Me Sick」であり、映画『小説の神様 君としか描けない物語』の主題歌としても起用された。この曲は毎回アーティストが変わって一発撮りでパフォーマンスをする様子を撮影するYoutubeチャンネル「THE FIRST TAKE」でも披露をした。ミュージックビデオが公開されてからわずか2日で再生回数は100万回を突破し、鷲尾の歌唱力は変わらず評価され続けている。
鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の活動経歴
歌手を目指すきっかけ
鷲尾は歌手として大勢の人の前で歌を披露しているが、もともとはとても引っ込み思案だった。そして、それが原因で中学生の頃、いじめにあう。中学校生活に嫌気がさしていた時、母親に誘われてEXILEのコンサートについて行く。その時に受けたライブでの感動が印象に残り、この頃から歌手という職業を目指し始める。
福岡県に住んでいた鷲尾は、EXILEが運営するEXILE PROFESSIONAL GYM(EXPG)というダンススクールの福岡校に通い始める。熱を出した日でさえも休まず通っていた鷲尾に、母親も応援してレッスン費を支払っていた。しかし、鷲尾が高校2年生の時に母親から「経済的に厳しいからボーカルスクールをやめてほしい」と言われる。母子家庭で、母親1人で鷲尾を育てていたため授業料、レッスン費用を払うのが難しくなっていた。しかし、歌手の道を諦めたくなかった鷲尾はスクールをやめることを断った。しかし、母親がレッスン費を今までの同じように払うことができなくなったため、鷲尾は自分でレッスン費を払うことを決める。高校を中退し、アルバイトの掛け持ちを始めてレッスン代を自分で稼ぐようになった。歌手になる、という選択肢しか残されていない鷲尾は歌手としてデビューするため、必死でレッスン費を稼ぐ。
オーディションに合格
2011年に行われた「E-Girls SHOW」で「VOCAL BATTLE AUDITION 3 ~For Girls~」という、Fowerの新たなメンバーを選ぶオーディションが行われた。ここで新たにボーカルメンバーとして選ばれたのが鷲尾伶菜、武藤千春、市來杏香で、ダンスメンバーとして選ばれたのが坂東希、佐藤晴美だった。Fowerにボーカルが加わり、新たな9人のメンバーで活動をスタートし、オーディションの課題曲であった「Still」でデビューをする。その後もシングルを出し続け、「太陽と向日葵」ではオリコンチャート5位を獲得し、これまでのランキングで最高位を出した。
Flower は、ほぼ同時期にデビューをした女性ダンス&ボーカルグループのHappinessと武者修行対決を行うことになる。武者修行とは、マイクロバス1台で全国を巡り、自分たちのダンス、歌のパフォーマンスを披露する、というLDHに所属したアーティストがデビューして間もない頃に行う、伝統行事のようなものである。本来の武者修行は自分たちのパフォーマンスを全国の人に知ってもらうことが目的だが、この武者修行対決ではパフォーマンスを披露しながら、5つの項目でHappinessとFlower のどちらが勝ち点を取れるか、競い合ったのだ。用意された5つの項目は「デビュー曲の着うたデイリーランキング」「特設サイトへの応援コメント数」「Youtube動画再生回数」「武者修行でパフォーマンスを見た観客数」「初シングルの売り上げ」であった。ここでは2勝3敗でFlower が勝った。
初ツアー前、メンバーの脱退
武者修行が終わり、2013年10月にそれまでリーダーを務めてきた水野絵里奈が脱退を発表する。水野はFlowerとしてデビューする前、15歳から女優として数々の映画・ドラマ・舞台に挑戦をしてきた。しかし、「自分自身の表現への可能性に挑戦し、水野絵梨奈という一人の表現者として生きていきたいという想いが強くなりました」と述べ、女優としての道を歩むことを選んだ。
また、翌年の2014年には、武藤がシングルの「秋風のアンサー」の発売記念イベントを最後に、脱退を発表した。
初単独ツアー
2015年、Flowerは全国5都市の札幌、東京、名古屋、大阪、福岡を巡る初の単独ツアーの「Flower LIVE TOUR 2015 “花時計”」を行った。このツアーでは1人の少女が影絵でスクリーンに映し出され、さまようよう様子が描かれており、Flowerのパフォーマンスがその少女が旅をする世界観を作り出している。その世界観はファンタジーを感じるような非現実的なものであり、Flowerの繊細なダンスパフォーマンスがそれを際立させる。また、パフォーマンスだけでなくスクリーンに映し出すプロジェクションマッピングにも、Flowerのメンバーとスタッフは綿密に計画を立てた。照明とパフォーマンスを変えるタイミングの確認も細かく合わせる作業から、このツアーは聞いている人をFlowerの作り出す世界観に引き込むような、一体感のあるライブを作り出した。
相次ぐメンバーの脱退
初の単独ツアーが終わって間もなく、ボーカルメンバーの市来が芸能活動から引退することを発表し、同時にFlowerとE-girlsを脱退することを発表した。こうして、Flowerのボーカルメンバーは鷲尾1人になった。
メンバーが減り、6人体制になったFlowerとして2回目のツアー「Flower Theater 2016 〜THIS IS Flower〜」を行い、全国22都市を巡った。ボーカルメンバーの武藤と市来が脱退を発表した後のツアーだったため、2人が脱退する前の曲はすべて鷲尾が歌うことになった。
Fowerの解散
ツアーが終わり、次はダンスメンバーの藤井が芸能界から芸能活動を引退することを発表する。また、同じくダンスメンバーの中島がサッカー選手との結婚をきっかけに、芸能活動引退を発表する。引退を決めた中島と、残ったメンバーの重留、佐藤、鷲尾と協議をした結果、Flowerを解散することを発表した。鷲尾は中島の結婚を祝福し、「自分自身が考えていたビジョンと照らし合わせ、この先はE-girlsのボーカルとしての活動を中心に頑張っていき、それとは別にFlowerで培った表現力を活かしてE-girlsの私とは一味違う私を表現するべく、ソロ活動という新たな目標に向けて頑張ります」とこれからの意気込みを語っていた。(ORICON MUSIC)
ソロ活動のスタート
2020年から鷲尾はソロ活動をスタートし、芸名を「伶」と変更して新たに歌手活動をスタートした。ソロ活動をスタートしてすぐにリリースしたシングルの「Call Me Sick」ではオリコンチャート19位を獲得した。また「Call Me Sick」は、Youtubeチャンネル「THE FIRST TAKE」でも披露し、再生回数は461万回を超えている。「THE FIRST TAKE」とは、「一発撮りで、音楽と向き合う」をコンセプトに2019年からスタートしたミュージシャンとのコラボレーション企画である。ミュージシャンがパフォーマンスをする収録回数はたったの1回であり、その1回に込める歌唱力が試される、緊張感あふれる企画である。
鷲尾伶菜(Flower・E-girls)のプロフィール・人物像
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目次 - Contents
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の概要
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の活動経歴
- 歌手を目指すきっかけ
- オーディションに合格
- 初ツアー前、メンバーの脱退
- 初単独ツアー
- 相次ぐメンバーの脱退
- Fowerの解散
- ソロ活動のスタート
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)のプロフィール・人物像
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)のディスコグラフィー
- シングル
- 「Still」
- 「SAKURAリグレット」
- 「forget-me-not 〜ワスレナグサ〜」
- 「恋人がサンタクロース」
- 「太陽と向日葵」
- 「白雪姫」
- 「熱帯魚の涙」
- 「秋風のアンサー」
- 「さよなら、アリス / TOMORROW 〜しあわせの法則〜」
- 「Blue Sky Blue」
- 「瞳の奥の銀河」
- 「やさしさで溢れるように」
- 「モノクロ/カラフル」
- 「MOON JELLYFISH」
- 「たいようの哀悼歌」
- 配信シングル
- 「紅のドレス」
- ストリーミング
- 「Call me sick/こんな世界にしたのは誰だ」
- 「キミとならいいよ。」
- 「宝石 feat. 幾田りら」
- 「エンカウント feat. 笹川真生」
- 「散る散る満ちる」
- 「『強く儚い者たち』伶 feat. Tokimeki Records」
- アルバム
- 『Flower』
- 『花時計』
- 『F』
- 『Just Wanna Sing』
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Still
- 太陽と向日葵
- 白雪姫
- 熱帯魚の涙
- 秋風のアンサー
- さよなら、アリス
- MOON JELLYFISH
- Call Me Sick
- キミとならいいよ。
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の名言・発言
- 「作った自分で人に好かれるより、本当の自分で嫌われたり理解されなかったりした方が、後悔はない」
- 「歌っていないとやっぱり歌いたい、っていう気持ちが湧いてくるんですよね」
- 「今を乗り切ったら、見たことのない景色をたくさん見られるよ」
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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- 芸名「伶」の由来は「奏でる」
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