鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の徹底解説まとめ
鷲尾伶菜(わしお れいな)とは、2010年から2019年までLDH JAPANに所属している、女性ダンス&ボーカルグループ「Flower」の元ボーカルである。2019年にFlowerが解散し、2020年から「伶」という名義でソロデビューをする。高校生の頃からボイトレを始め、歌の才能だけを磨いてきた鷲尾は、切ない、しかし時には力強い声で歌い、聞く人を魅了してきた。ソロ活動を始めてからは、ビルボードライブを各地で行っている。
1. 熱帯魚の涙
2. Dolphin Beach
3. 何度でも
4. 熱帯魚の涙 instrumental
5. Dolphin Beach instrumental
6. 何度でも instrumental
「熱帯魚の涙」は「向日葵と太陽」の続編として作詞・作曲された曲であり、去年の夏の恋を思い出して歌っている。「太陽と向日葵」では恋の結末は歌っていなかったが、「熱帯魚の涙」中の歌詞には片思いが実らなかったことを表す歌詞がある。「私あなたの腕の中の愛を知らない熱帯魚だった。どんなに激しく泳いだって そこにあるのは涙の海でした」という、失恋を表すフレーズ「涙の海」は「失恋をして流した私の涙」、そしてその中を泳ぐ「熱帯魚」は「自分」を表現している。また、ミュージックビデオのでは二胡や中国琴などの古風な楽器が登場し、曲の入りは琴のメロディーでスタートする。ダンスパフォーマンスでは鮮やかな色の衣装を着た8人が孔雀の羽をイメージしたことから、鷲尾を中心にして他のメンバーが左右に広がる場面があり、鮮やかな衣装が際立つ。また、DREAMS COME TRUE の「何度でも」のカバー曲も収録されており、力強い歌声が聞く人を鼓舞する、原曲とは違った良さを感じられる応援歌に仕上がっている。
「秋風のアンサー」
1. 秋風のアンサー
2. Flower Garden
3. 白雪姫 remix
4. 秋風のアンサー instrumental
5. Flower Garden instrumental
ボーカルの武千春が脱退する前にリリースした最後のシングル曲である。この楽曲のテーマは好きな相手と付き合い始めて間もない女性の気持ちを歌った曲だ。歌詞中の「赤く広がった夕焼けがそう私の恋です」と、秋の真っ赤な夕焼け色が、恋する愛情の強さをイメージさせる。どれほどの愛情を持っているのか、歌詞の言葉だけでなく秋の情景にも例えるところが魅力の1つだ。ミュージックビデオではメンバーが秋の紅葉をイメージしたセットの中でパフォーマンスしており、演出にも力を入れた。週間オリコンチャート・ランキングでは3位を獲得している。
「さよなら、アリス / TOMORROW 〜しあわせの法則〜」
1. さよなら、アリス
2. TOMORROW ~しあわせの法則~
3. あの日のさよなら feat.鷲尾伶菜(Flower/E-girls)
4. さよなら、アリス instrumental
5. TOMORROW ~しあわせの法則~ instrumental
Flowerのシングル曲の「さよならアリス」と、映画『ANNIE/アニー』の日本語吹替版で初の映画主題歌を務めた「TOMORROW~しあわせの法則(日本語版)」が収録されている。
「さよなら、アリス」では初めて、恋する男性目線の気持ちを歌った。曲のタイトルの「アリス」は好きだった女性を呼んでいるものだ。大好きだった彼女と別れてしまう寂しさがあふれてくる切ない気持ちが読み取れるが、もしも生まれ変わって彼女に再会できたら結ばれたい、と願ってもいる。
映画『ANNIE/アニー』の主題歌の「TOMORROW~しあわせの法則」は原曲の「Tomorrow」から付け足されてオリジナル性を大切にした楽曲である。映画『ANNIE/アニー』の主人公アニーが両親に捨てられ、めげずに明日も頑張って生きる姿を応援する曲となっている。 ミュージックビデオのダンサーとしてEXPG東京校と横浜校に通う生徒総勢40名が出演している。
「Blue Sky Blue」
1. Blue Sky Blue
2. Clover
3. さよなら、アリス baroque remix
4. Blue Sky Blue instrumental
5. Clover instrumental
「Blue Sly Blue」では春を感じる季節に、好きな人に思いを寄せて恋が叶いますように、と願う女性の気持ちを歌った気持ちを歌っている。「同じ空を見てる私たちの恋はずっとずっと続くって信じながら」と、離れていてもお互いにつながっていることを信じていることが感じられる。ミュージックビデオではメンバーが花柄のワンピースを着てパフォーマンスしたり、セットの全体的な色も淡い色を使用してたり、春を感じる曲となっている。
「瞳の奥の銀河」
1. 瞳の奥の銀河(ミルキーウェイ)
2. ラッキー7
3. Imagination
4. Virgin Snow
5. 花時計 (version 2016)
6. 瞳の奥の銀河 (Instrumental)
7. Virgin Snow (Instrumental)
「瞳の奥の銀河」は、アニメ『金田一少年の事件簿R』のエンディングソングとなった。アニメの内容は、主人公の金田一一(きんだいちはじめ)が幼なじみの七瀬美雪(ななせみゆき)と一緒に難解な事件を解決していく、という探偵・推理をもとにしたアニメである。美雪は一に恋をしており、歌詞の「あなただけは信じられる不思議なくらいに」という歌詞から、周りで事件が起こって時に人を不審に思うことはあるが、好きである一のことだけは信じられる、という愛する人への厚い信頼が感じられる。
「やさしさで溢れるように」
1. やさしさで溢れるように
2. 紫陽花カレイドスコープ
3. 太陽と向日葵version2016
4. 秋風のアンサーversion2016
5. やさしさで溢れるようにinstrumental
「やさしさで溢れるように」『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の主題歌として起用された。JUJUの「やさしさで溢れるように」をカバーした曲であり、ソロ歌手の彼女の曲にパフォーマンスが加わってパフォーマンスも楽しめる楽曲に仕上がっている。ミュージックビデオでは花を多用したセットが印象的であり、花をテーマにした映画の主題歌によく合っている。また、Googleが発表した「2016年トップトレンド音楽動画(日本)」では11位を獲得した。「太陽と向日葵」「秋風のアンサー」はボーカルメンバーの武藤と市来が脱退した後、鷲尾のみになったため2016年に収録し直されている。
「モノクロ/カラフル」
1. モノクロ
2. カラフル
3. 人魚姫 ~五重奏~
4. モノクロ (instrumental)
「モノクロ」は失恋して沈んだ気持ちでいる女性の気持ちをモノクロ、と暗い雰囲気で表現している。また、その時に新たな恋を見つけて好きになった相手を追いかける毎日が、まるで周囲が明るく色に染まっていくようである、という例えから「カラフル」、と楽曲になった。真逆の色を対照的に並べて使うことから恋する女性の気持ちの変化が読み取れる。歌詞のフレーズには「泣きながら」「一人でね」「待っていたのよ」と、失恋してもまだ新たな恋を探し続けていたことが読み取れる。また、「たとえるなら You’re my LIFE」「あなたがすべて」というような、相手のことを一途に思っていることがイメージできる。CDのタイトルが「モノクロ/カラフル」と対比されており、叶わぬ恋、叶う恋の両面から気持ちを歌いあげたFlowr会心の作品である。
また、「モノクロ」はダンスメンバーのの藤井萩花が出演する、化粧品会社のコーセーの「ファシオ」のCMソングで使われた。
「MOON JELLYFISH」
1. MOON JELLYFISH
2. とても深いグリーン
3. カラフル“a touch of jazz”mix
4. MOON JELLYFISH (instrumental)
MOON JELLYFISHとはクラゲのことであり、海の中を揺らめくクラゲに自分と好きな相手をたとえている。歌詞には「追えば追うほどあなたは私から逃げる素振りね」とあり、色んな方向へ移動するクラゲに恋する相手をたとえている。その相手を一生懸命に追いかけている、片思いの様子が描かれている。「Heartだけ40℃の熱」「シアワセにするのはあなた」という歌詞からも、片思いで相手への愛情が強いことを読み取れる。「MOON JELLYFISH」はTBS系テレビ「ひるおび!」4月度エンディングテーマとして使用された。
「たいようの哀悼歌」
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目次 - Contents
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の概要
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の活動経歴
- 歌手を目指すきっかけ
- オーディションに合格
- 初ツアー前、メンバーの脱退
- 初単独ツアー
- 相次ぐメンバーの脱退
- Fowerの解散
- ソロ活動のスタート
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)のプロフィール・人物像
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)のディスコグラフィー
- シングル
- 「Still」
- 「SAKURAリグレット」
- 「forget-me-not 〜ワスレナグサ〜」
- 「恋人がサンタクロース」
- 「太陽と向日葵」
- 「白雪姫」
- 「熱帯魚の涙」
- 「秋風のアンサー」
- 「さよなら、アリス / TOMORROW 〜しあわせの法則〜」
- 「Blue Sky Blue」
- 「瞳の奥の銀河」
- 「やさしさで溢れるように」
- 「モノクロ/カラフル」
- 「MOON JELLYFISH」
- 「たいようの哀悼歌」
- 配信シングル
- 「紅のドレス」
- ストリーミング
- 「Call me sick/こんな世界にしたのは誰だ」
- 「キミとならいいよ。」
- 「宝石 feat. 幾田りら」
- 「エンカウント feat. 笹川真生」
- 「散る散る満ちる」
- 「『強く儚い者たち』伶 feat. Tokimeki Records」
- アルバム
- 『Flower』
- 『花時計』
- 『F』
- 『Just Wanna Sing』
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Still
- 太陽と向日葵
- 白雪姫
- 熱帯魚の涙
- 秋風のアンサー
- さよなら、アリス
- MOON JELLYFISH
- Call Me Sick
- キミとならいいよ。
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の名言・発言
- 「作った自分で人に好かれるより、本当の自分で嫌われたり理解されなかったりした方が、後悔はない」
- 「歌っていないとやっぱり歌いたい、っていう気持ちが湧いてくるんですよね」
- 「今を乗り切ったら、見たことのない景色をたくさん見られるよ」
- 鷲尾伶菜(Flower・E-girls)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 伶の大ファンである幾多りらと夢のコラボ
- 芸名「伶」の由来は「奏でる」
- 前田敦子は伶の歌声にメロメロ