スパンダム（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

エニエス・ロビーでの戦い後のルッチ達「CP9」のメンバー達のその後が、扉絵連載「CP9の任務外報告」で描かれた。

スパンダムは、「バスターコール」まで使用したのに麦わら海賊団に逃げられたという大失態を、ルッチ達「CP9」のメンバーになすりつけた。これによって「CP9」のメンバーは追われる身となってしまう。しかし「CP9」のメンバーは協力して日銭を稼ぎ、ルッチの治療費や自分達の衣食住の確保に成功。追ってきた海軍を返り討ちにし、ルッチはスパンダムに「元部下ですが」と連絡を取る。ルッチの「必ず戻る」という言葉に、ルッチ達に復讐されることを恐れたスパンダムは、父親スパンダインにルッチ達の暗殺を相談するのだった。

新世界編

ドレスローザ

偉大なる航路（グランドライン）にあるドレスローザという国は、当時王下七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴによって支配されており、仮初の平和の中で人々は暮らしていた。しかし前王リク・ドルド三世がドフラミンゴにハメられて失脚したことなど、ドレスローザの闇の部分が露見する。ルフィは同盟を組んだハートの海賊団のトラファルガー・ローや居合わせた海賊や戦士達と共にドフラミンゴを倒すことに成功し、ドレスローザに本当の平和が戻るのだった。

平和に戻ったドレスローザの影では、真っ白い服に身を包んだ世界政府のエージェントが暗躍していた。「サイファーポール”イージス”ゼロ」としてのスパンダムの初登場である。ドフラミンゴの取引相手のリストを入手するために調査をしていたが、そのリストは既に反世界政府組織・革命軍によって持ち去られた後だった。ここで仮面をつけたエージェントと共にスパンダムが登場。ロブ・ルッチと思われるエージェントを「ダンナ」と呼び、媚びへつらう姿が描かれていた。

劇場版映画『ONE PIECE FILM GOLD（ワンピース フィルム ゴールド）』

2016年7月26日に公開された劇場版映画としては13作品目、FILMシリーズの第3作目となる劇場版映画『ONE PIECE FILM GOLD（ワンピース フィルム ゴールド）』に登場。この映画がスパンダムの銀幕デビュー作品であり、編作本編より先駆けてスパンダムが「CP-0」に所属していることが明かされた映画になっている。

世界最大のエンターテイメントシティ「グラン・テゾーロ」のオーナーであるギルド・テゾーロは、世界の通貨の20%を掌握するとされる大富豪だ。世界政府をも金の力で動かす財力を持っている。スパンダムは、テゾーロが世界貴族”天竜人”に治める天上金を運ぶ船の護衛のために「グラン・テゾーロ」に派遣された。そこで主人公モンキー・D・ルフィが「グラン・テゾーロ」にいることを教えられ、スパンダムはテゾーロの部屋を出ていく。テゾーロはほんの少しの会話でスパンダムの無能さを見抜き、代わりの護衛を寄越せと世界政府に連絡をした。

テゾーロとの戦いで吹き飛ばされ弱っていたルフィをスパンダムは海楼石の鞭で捕獲。エニエス・ロビーの時の復讐をしようとルフィに向かうが、ルフィのほうはスパンダムのことなど覚えておらず「誰だ？」と言われてしまう。スパンダムは激昂し、ルフィを殺そうとした。しかしルフィは「グラン・テゾーロ」の少年に助けられて自由の身となり、スパンダムはそのままルフィにふっ飛ばされてしまうのだった。

スパンダムの関連人物・キャラクター

スパンダイン

CV：小野坂昌也

スパンダムの父親。「CP9」の前司令長官である。かつて西の海（ウエストブルー）にある考古学の聖地・オハラに赴き、海軍の戦力を集中攻撃させる「バスターコール」を発動させた張本人。ニコ・ロビンが「悪魔の子」として世界中に名を轟かす原因にもなった人物。世界政府の中で強い権力を持っており、その権力を笠に着て息子のスパンダムは「CP9」の司令長官となった。新世界編になって病に伏せたことで、その権力も弱まってているとされている。

スパンダイン（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

スパンダインとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、かつて世界政府の諜報機関「CP9」の長官を務めていた人物である。オハラが禁じられた「歴史の本文」を研究していたという確証を掴み、バスターコールで殲滅させた。当時8歳だったニコ・ロビンに多額の懸賞金をかけた張本人。出世欲の塊のような人物で、性格は非常に冷酷である。後に長官の座を息子のスパンダムに譲ってCP9の殲滅を目論むが、病床の為権力が弱まっている。

フランキー／カティ・フラム

CV：矢尾一樹

伝説の船大工トムの弟子の一人。自身が造った戦艦をスパンダムに利用され、そのせいで大好きなトムを囚人にしてしまった過去がある。その時、怒りのままにスパンダムに暴行を加え、その結果スパンダムの鼻は完治不能なぐらいにひん曲がることになる。連行されるトムを乗せた海列車に轢かれて死亡したとされていたが、廃材で自身を治療して生きながらえた。その時に元のカティ・フラムという名を捨て、フランキーと名乗るようになる。トムから兄弟子であるアイスバーグに渡った古代兵器「プルトン」の設計図を持っており、そのせいでスパンダム率いる「CP9」にエニエス・ロビーに連行された。しかしそこでの戦いを経て、船大工として麦わら海賊団に加入することになる。

フランキー／カティ・フラム（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

フランキー（カティ・フラム）とは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィが率いる麦わら海賊団の船大工。一味が乗るサウザンド・サニー号の製造者でもある。体の前半身を自身で改造して機械化しており、半分サイボーグという変わった体をしている。また発明家としての腕もあり、船に付属する潜水艇や小型ボートや戦車などを作る腕も持つ。性格は義理人情に熱く、兄貴肌で面倒見も良いが、自他共に認める変態。下半身は必ずビキニパンツ一丁を通している。

ニコ・ロビン

CV：山口由里子

主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の考古学者。考古学の聖地と呼ばれた西の海（ウエストブルー）オハラの出身。8歳で考古学者の資格を取得する天才児であり、誰も読むことのできない文字が刻まれた「歴史の本文（ポーネグリフ）」を読むことができる。そのことが危険視され、8歳という幼さで8000万ベリーの懸賞金をかけられた。オハラは海軍のバスターコールで滅んだが、世間にはロビンがやったと報道されており、それが原因で「悪魔の子」という異名をつけられる。

8歳という幼さで世界から追われる身になったロビンは、他人に取り入り裏切ることを繰り返すことで生きてきた。しかし麦わら海賊団のあたたかさに触れ、彼らを守りたいと願ってしまう。そのため自分を狙う世界政府から麦わら海賊団を逃がすため、自身の真意を伝えぬまま一味を去る。ロビンが本当は”生きたい”ことを望んでいることがわかったルフィ達はロビンを助けるためにエニエス・ロビーを襲撃した。

スパンダムはロビンを罪人として扱い、暴力や暴言を容赦なく浴びせる。しかし自身を封じていた海楼石の錠が外れると、ロビンはこれでもかというぐらいの反撃をスパンダムに行うのだった。

ニコ・ロビン／ミス・オールサンデー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ニコ・ロビン（ミス・オールサンデー）とは、『ONE PIECE』に登場する海賊である。
主人公・ルフィ率いる『麦わらの一味』の考古学者。ハナハナの実の能力者で、自由に身体の一部を咲かせる事ができる。
考古学の聖地『オハラ』の唯一の生き残り。8歳にして考古学者になり、ポーネグリフの解読を可能にした天才。現状、ポーネグリフを解読できる唯一の存在であり、物語の中で重要な役割を担っている。

ロブ・ルッチ

CV：関智一

「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」の諜報部員。元々「CP9」のメンバーだったため、スパンダムの元部下になる。スパンダムが「CP-0」になってからは同僚。幼い頃から英才教育を受け、13歳の頃には「CP9」に所属していたというエリート諜報員。冷酷無情で残忍な性格。地位や権力に興味はないが、血を見ることを何より好む。「CP9」に在籍していた理由も「殺しが正当化されるから」であり、戦いを好む快楽殺人鬼である。ただ意外にも仲間思いな一面があり、同じ「CP9」のメンバーに心を許している節がある。メンバーからも慕われており、「CP9」の実質的なリーダーだった。ただルッチの考える”仲間”にスパンダムは入っておらず、スパンダムが上司なので命令には忠実に従うが、内心では心底スパンダムを見下している。「CP-0」になってからもそれは変わらず、同僚という立場になったおかげで堂々とスパンダムを中傷している。