アンダーニンジャ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アンダーニンジャ』とは、2018年より花沢健吾が『週刊ヤングマガジン』で連載しているバトルアクション漫画。太平洋戦争後にGHQの手によって解体を余儀なくされた忍者組織は、世界がテロや戦争が起こる時代に変わったので消滅したかに見えたが、多くの忍者が日本のあらゆる組織に潜伏していて暗躍していた。忍者は日本に現在も存在しているのだ。
主人公の雲隠九郎は末端の忍者で、職もなくニート同然の生活を送っていたが、あるとき学校に潜入する忍務が任せられた。
2023年にアニメ化が決定している。

UN

戦後に一部の忍者がNINを離脱して独自に国家崩壊を目論んでいる忍者組織。国家権力とNINの対立を煽ることで2つの大きな組織が共倒れするのを目論んでいる。バブル期に偽札を作っていて莫大な資金を所持している組織でもある。

遁はNINが所有する最高忍事機密であり宇宙区間に存在するレーザー兵器搭載の人工衛星で、中には20万人の忍者の個人情報のデータが入っている。

おっさんといっしょ

NHK(忍者放送協会)の人気番組で日本や海外から集められた警察が検挙できない犯罪者とその予備軍を公開処刑する番組である。忍者組織の力を国内外に知らしめる事と組織内部の引き締めになる目的になっている。なお、朝と再放送の夕方で2回放送する念の入れようが強いよくできた番組である。

『アンダーニンジャ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

九郎「これ着て忍者ってことね」

九郎が講談高校の潜入忍務を命じられた際、加藤から支給された箱の中に口元を隠すパーカーが入っていた。九郎はそれを着ると、「これ着て忍者ってことね」と呟く。これから『アンダーニンジャ』と言う物語が動き出す期待感が膨らむ、1話の終わりのシーンである。

九郎「なるほどね」

川戸が足を滑らせて屋根から落ちそうになった際、九郎がジャンプして川戸を助けると、九郎が着用していたパーカーからエアバックが作動した。着地した九郎は「なるほどね」とパーカーの機能に納得するのだった。ちなみに『アンダーニンジャ』2巻の終わりのシーンでもあり、1巻の終わりと構図が類似している。

日比奇跡「真打ち登場 拍手はねーのか?」

くのいちの鈴木が外国人と交戦中に突如、日比奇跡(ひび みらくる)が乱入し「真打ち登場 拍手はねーのか?」と言い放つ。外国人と戦闘する日比だったが、外国人が逃走する際に車を使用し、日比はその車で轢かれてしまうが無事だった。

野口「泣くな男子だろっ 少年よ胎児を抱けって言うだろっ!」

九郎が講談高校編入テストを受ける際、カンニングを用意していた九郎がそれをバレるのを防ぐため、わざと小便を漏らして周囲の注意をそらさせる。九郎が嘘泣きをしていると、掃除を手伝ってくれていた野口が「泣くな男子だろっ 少年よ胎児を抱けって言うだろっ!」と言って九郎を励ました。この後、実際は「胎児」ではなく「大志」であることを先生に指摘されている。野口の明るさや面倒見のよさを印象付ける場面だ。

鬼首「多すぎて覚えてないけど来たら殺す」

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