アンダーニンジャ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アンダーニンジャ』とは、2018年より花沢健吾が『週刊ヤングマガジン』で連載しているバトルアクション漫画。太平洋戦争後にGHQの手によって解体を余儀なくされた忍者組織は、世界がテロや戦争が起こる時代に変わったので消滅したかに見えたが、多くの忍者が日本のあらゆる組織に潜伏していて暗躍していた。忍者は日本に現在も存在しているのだ。
主人公の雲隠九郎は末端の忍者で、職もなくニート同然の生活を送っていたが、あるとき学校に潜入する忍務が任せられた。
2023年にアニメ化が決定している。

ロシア語を話す男。暗殺に関わる組織に属しており、人質の乳幼児を抱っこ紐で前に抱え、外国人に日本での忍者組織への接触を命じていた。日本に7年いた事があり、漢字が読める。外国人から送られてきた立ち小便の警告文の写真を見て、「間違いなく忍者のメッセージ」「壁に立ち小便する男の局部を切れ」というデタラメな解釈を伝え、2、3本切って忍者と接触するよう指示を出した。
忍者組織へ取り込まれた外国人から電話で報告を受けていた直後、鬼首と嶋田によって殺害され、幼児を奪還された。

伴(ばん)

練魔警察署 生活安全課 忍事担当の刑事。加藤からアポ電強盗の連絡を受け現場に急行するが、既に加藤によって犯人を拉致、殺害され、悪態を吐く。

吉田昭和(よしだ あきかず)

瑛太や純粋愛が住んでいるコーポの住人で歴史小説家。見た目が落武者のようなので純粋愛から「落武者のおっちゃん」と呼ばれている。
数十年前に枕元に忍者が現れて以来、寝るときは窓とドアの鍵は閉めないで、アイマスクを着用して寝る習慣が続いている。吉田の担当編集の正体はくのいちの鈴木であり、原稿の内容がほぼ修正を掛けられるので徹夜が続いている。

東(あずま)

瑛太を虐めているクラスメイトで父親は落選した政治家である。瑛太にSNSで誹謗中傷を受けている。瑛太を虐めていた際、九郎に首を捻られ気絶させられた。

山田美月(やまだ みつき)

九郎や瑛太が通う講談高校の女子高生。表向きは誰とでも分け隔てなく接していて男女ともに好かれており、学内トップクラスの可愛さを誇っている。完璧が故に少し近寄り難い雰囲気があり、「性格がズレている」と言われているが、教室に一人でいる時などは鼻くそを食べたりしている。
実際は九郎や加藤が所属しているNINと敵対する組織、UN(アンダーニンジャ)の忍びである。気配を消して人に近づいたり、毒が効かない身体で、よく見ると脚の筋肉が鍛え抜かれている描写がある。

『アンダーニンジャ』の用語

NN

「ニンドルネーム」の略語であり、忍者が使う別名のことである。主人公の九郎のニンドルネームはNo.9。

魔利支天(まりしてん)

忍者が扱う忍具の一つであり、光学迷彩技術を応用して作られたスーツのこと。最前線で活躍して鬼首が使用しているのは魔利支天3.5で正式名称「特殊静電潜像迷彩10式」であるが、九郎に支給されていたのが「魔利支天4.0」だったため、加藤は「最新装備は常に最前線へと配備されるはずなのに、なぜノンキャリである下忍の九郎のもとに渡ったのか」と疑問を持つことになる。

NIN

古来から存在する忍者勢力のことであり、暗殺などの秘密工作を行なっている大組織であったが第二次世界大戦後のGHQによって解体されたが、水面下ではまだ組織は存在しており、その構成員は20万人になっている。

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