Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)とは【徹底解説まとめ】

Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)とは、カナダ出身のシンガーソングライターである。ノリのいい、キャッチャーな楽曲が多く、女性の恋愛に共感するような気持ちを歌うものが多い。歌詞はその気持ちをストレートに表すものが多く、日本でもその歌詞に共感するファンが多数いる。楽曲はCMや、バラエティ番組のエンディングテーマで使われることがある。2007年にデビューしてから3年後にはジュノー賞で最優秀ソングライターと最優秀新人賞を受賞しており、音楽の作詞の才能が高く評価されてきた。

『OMG』

好きな彼に、全身で愛情表現をしている彼女の気持ちが歌われている。「あなたが私を押し倒す時、自分のことが制御できなくなる」「私が愛しているように、あなたも愛して」「私の体か、あなたの名前を読んでいるのが聞こえる?」のような歌詞から、相手のことが好きすぎてたまらない様子が想像される。また、タイトルになっている「OMG (on my got) 」は驚き・喜び、いろんな場面で使われる表現であるが、ここでは「相手のことが好きすぎてどうしよう」「幸せ」というような喜びを越して、幸せを表現するような言葉だと考えられる。

『Let's Be Friends』

仲直りをして友達になるまでのストーリーが紙芝居のような絵を使って終始語られる。

破局してしまった彼と「友達になりましょ」と、よりを戻す気はないけど、これからも友達として付き合っていこう、と決意をして前に進む女性の気持ちを歌った曲である。「私はまだ若いし、いろんなものを感じたい」という歌詞から、今の恋にけじめをつけて、次の恋を見つける決心をつけたように感じる。しかし、相手の彼は少し未練があるように読み取れる。歌詞には「あなたは何か伝えるためにここに来るって言ったわね。でも、もう終わったこと」という表現が見つかり、お互いの気持ちにずれがあるように感じるのが、この曲の大まかな内容である。

『It's Not Christmas Till Somebody Cries』

ミュージックビデオの中では、自身もコスプレをしてクリスマスを楽しんでいる様子が出てくる。

曲のタイトルは「誰かが泣くまでは、クリスマスではない」となるが、カーリーがこのタイトルにしたのは、自身の公式ホームページで述べている。彼女は「毎年完璧なクリスマスを追い求めようとすると涙を流すことになるの」と話している。クリスマスツリーを飾ったり、プレゼントを交換したり、クリスマスにやることのリストを思いつくほど涙を流してしまうらしい。カーリー自身はクリスマスが大好きであるが、ワクワク感と期待のずれを感じても、「歌を歌うことでみんなに笑ってもらいたい」という思いでこの曲を作詞したのだと言う。

『Western Wind』

自然の中で歌っている景色は、穏やかな曲調とよく合っている。

カーリーの曲で多かったのはポップな明るい曲であったが、これは最初から最後まで終始、落ち着いた曲である。彼女自身も「深く孤独な隔離の中で生まれた曲で、もっとも内省的な制作でした」と話している。2022年5月ごろにリリースされたこのシングル曲はコロナ渦の中、自宅で作詞作曲をすることを強いられたことによる、カーリーの気持ちの落ち込みも感じるような曲になっている。歌詞には「愛、私たちは山の上で風に押し流された」「あたしはあなたの側にいた」という過去形の表現が多く多用されている。今は離れ離れになってしまったけど、また再び会いたい、と願うような女性の気持ちを歌っているようである。

『Move Me』

フランス人ミュージシャンのルイス・オブマンとコラボして制作した1曲である。ルイスのことを知ったのは、友人が送ってくれたルイスのプレイリストだったという。彼の曲を聞いて見たところ、カーリーが「これを作ったのは誰? 友だちになれるかしら?」と思ったことをきっかけに、やり取りがスタートし、コラボに結び付いたのだそうだ。彼女は「ツアーができず、旅行が夢だったこの2年間、ルイスは希望の光でした。なにより私の好きな男性の声の持ち主だったのです。待望のコラボレーションを聴いてもらうのが待ちきれません」と話している。(FME Japan)

『Beach House』

フジテレビ系「MUSIC FAIR」にて当時の新曲、「Beach House」とヒット曲の「Call Me Maybe」を披露した。

この曲の中では、カーリーが実際に体験したデートでの失敗、失望を歌っている。サビの歌詞には「マリブのビーチハウスで、あなたの気持ちを傷つけてしまうかもしれない」というような、相手を失望させてしまった時の自信の気持ちを歌っている。またこの曲をリリースした時のインタビューでは、「私は孤独というものに魅了される。そうしたものも裏返して見てみると、美しいものになる。まさに愛のように、それは人間の極端な反応を引き起こすこともある」と話している。(billboard Japan)彼女にとって、恋愛というのはいつも幸せを感じれるものではなく、時には孤独を経験させられるものであるらしい。

『Talking to Yourself』

何人ものカーリーが踊っているかのように像を映し出すカメラで終始、ミュージックビデオは撮影された。

「相手の彼は本当に自分のことが好きなの?」と、相手の自分への愛情に不信感を持っているような曲である。歌詞の中には「私はいつも見えない存在だった」「何を考えているの」「私に話しかけているんじゃなくて、自分に言い聞かせてる?」のように、相手の本当の気持ちを知りたい、という強い気持ちを感じられる表現が言葉を変えて何度も出てくる。

アルバム

『Tug of War』

1. Bucket
2. Tug of War
3. Money and the Ego
4. Tell Me
5. Heavy Lifting
6. Sunshine On My Shoulders
7. Worldly Mattters
8. Sweet Talker
9. Hotel Shampoos
10. Sour Candy

カーリーが2008年に発売した初のアルバムとなる。カナダドルで1万ドルを売り上げた。カーリーの恋するピュアな気持ちを歌う、という印象をイメージづけたアルバムでありアルバムの曲も全体的にピュアな恋愛の曲が多めである。

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