Carly Rae Jepsen（カーリー・レイ・ジェプセン）とは【徹底解説まとめ】 (2/8)

Carly Rae Jepsen（カーリー・レイ・ジェプセン）とは【徹底解説まとめ】

2023.02.20

Carly Rae Jepsen（カーリー・レイ・ジェプセン）とは、カナダ出身のシンガーソングライターである。ノリのいい、キャッチャーな楽曲が多く、女性の恋愛に共感するような気持ちを歌うものが多い。歌詞はその気持ちをストレートに表すものが多く、日本でもその歌詞に共感するファンが多数いる。楽曲はCMや、バラエティ番組のエンディングテーマで使われることがある。2007年にデビューしてから3年後にはジュノー賞で最優秀ソングライターと最優秀新人賞を受賞しており、音楽の作詞の才能が高く評価されてきた。

Carly Rae Jepsen（カーリー・レイ・ジェプセン）のディスコグラフィー

大好きな彼氏の帰りを待つ、彼女の思いを歌った曲である。カーリーが、夜に男友達、女友達とよく遊びに行く彼氏を「浮気しているんじゃないか」と疑うような歌詞も少し混じっている。彼氏のことが「好き」という気持ちを伝え続けないと、彼氏の自分への愛情も離れていってしまうのではないか、という不安な要素も含んでいる、そんな楽曲である。カーリー初のアルバムのタイトルにもなっている。

『Bucket』

ミュージックビデオの中で友人と談笑するカーリー（中央）

夏に友達と一緒に海に出かける情景を想像して歌った1曲である。ミュージックビデオではカーリーの他、大勢の若者が笑って話し合ったり、体を砂で埋めて笑いあっているシーンが印象的である。他に、砂遊びをして笑い合ったり、子供にいたずらをされて砂の城を壊されたことに、「予期しないことが起こるものね」と笑い飛ばす歌詞が出てくる。盛り上げたいときに聞く、夏らしいポップな曲である。

『Sour Candy』

恋人役の男性と口論をするカーリー（右）

恋人同士の甘酸っぱい感情をサワーキャンディに例えた曲だが、ハッピーエンドの曲ではなくその甘酸っぱい恋が終わってしまった、という破局した恋人同士の曲である。ミュージックビデオ中ではカーリーが彼氏役の男性を突き飛ばすシーンがあったり、「まるで雷が落ちたように、ピリピリとした雰囲気を感じる」のような歌詞があったり、もう元通りにはなることを諦めた恋人同士がメインキャラクターとなっている曲である。

『Call Me Maybe』

ミュージックビデオの中で、気になっている男性に向かって「Call Me Maybe」を歌う

カーリーが人気となるきっかけになった、1番最初の曲である。隣に住む片思いの男性に話しかけたくて、電話番号を交換したいけど勇気が出ずにいる、恋する女の子のピュアな気持ちを歌った曲である。Youtubeでは14億回以上再生され、日本でも大ヒットした一曲である。ビルボードチャートでは2007年のアヴリル・ラヴィーン以来、カナダで女性初のビルボードチャート1位を獲得した。第55回グラミー賞では年間優秀賞と、ベストソロパフォーマンス賞を受賞している。

『Curiosity』

1度は信じた男性に恋をしたが、その男性に裏切られてしまい、失恋した女性の恋を描く。歌詞の中に「恋なんてもうウンザリ」「病んでしまいそう」などのネガティブな言葉が散りばめられており、今までカーリーが作詞・作曲してきた明るい恋愛の曲とは真逆の失恋ソングである。ミュージックビデオの冒頭も激しい大雨が降る中、カーリーが家の中に入ろうとするシーンから始まる。演出も全体的に暗い雰囲気になっている。

『Good Time』

コラボした時のミュージックビデオである。（左）カーリー（右）アダム・ヤング

カーリー初のコラボ曲である。コラボしたのはアダムヤングであり、ミュージックビデオ中でも仲の良い、まるで友達同士のような振る舞いを見せている。カーリーとアダム・ヤングが一緒にキャンプに行く設定でミュージックビデオを撮影しており、気楽なキャンプ旅、という気楽さが感じられる。歌詞中にも「いつだって最高さ」「頑張らなくていいよ」などの肩の荷が軽くなるような言葉が入れられており、聞いている人に元気づけるような一曲である。

日本のCMソングに使われただけでなく、ビルボードチャートではカナダ、ニュージーランド、韓国では1位を獲得し、アメリカ、オランダ、イギリス、日本でも10位に入ったほどの人気曲である。

『This Kiss』

クラブハウスでダンスを楽しむカーリー

お互いに彼氏、彼女がいるけれども、恋をしてしまった男女の複雑な思いを描いている。歌の中では女性側の気持ちをカーリーが歌っており、好きな男性に自分の方を向いてほしい強い気持ちを表現した。お互いに浮気をしており誠実な恋愛ではないが、それでも相手を好きである、という大人な恋愛の形を歌っている。浮気とはわかっているけど、1度キスした感触を忘れられず、「もう1度キスしたい」という気持ちを強く表したタイトルになった。

『Tonight I'm Getting Over You』

好きだった彼氏にフラれてしまい、それでも前に進もうとしている女性の背中を押すような、次の恋を探す人への応援ソングのような曲である。「もう泣かない」「次に進むために」という歌詞から、自分のことをふった彼氏のことを諦めようと努力している情景が浮かんでくる。また、その気持ちを強く表しているのがタイトルにもなっている「今夜あなたを乗り越えるの」という言葉である。元カレに対し、「あなたよりも強くなってみせる」という強い意志がストレートに歌われている。

『Take A Picture』

シングルのジャケット写真である

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