Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)とは【徹底解説まとめ】

Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)とは、カナダ出身のシンガーソングライターである。ノリのいい、キャッチャーな楽曲が多く、女性の恋愛に共感するような気持ちを歌うものが多い。歌詞はその気持ちをストレートに表すものが多く、日本でもその歌詞に共感するファンが多数いる。楽曲はCMや、バラエティ番組のエンディングテーマで使われることがある。2007年にデビューしてから3年後にはジュノー賞で最優秀ソングライターと最優秀新人賞を受賞しており、音楽の作詞の才能が高く評価されてきた。

Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)の概要

Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)とはカナダのブリティッシュコロンビア州出身のシンガーソングライターである。カナダのジュノー賞で最優秀ソングライターと最優秀新人賞を受賞し、その後のセカンドアルバムの『Call Me Maybe』をきっかけに日本でも人気を集めていく。

カーリーの楽曲は女性の恋愛に関するピュアな思いをストレートに歌詞に表したものが多く、多くの女性ファンを魅了する。恋愛を歌う曲と言ってもその幅は広く、「恋愛している女の子」「失恋したあと」など、様々な情景をイメージさせるものが多い。いろんな恋愛感情に共感する歌詞をつくることができ、リスナーをカーリーの楽曲の中に巻き込み、情景をイメージさせるような才能がある。ノリのいい、キャッチャーな楽曲であるだけでなく、歌声がかわいらしく、それも多くのファンを集める1つの要素となっている。

ジュノー賞の受賞をきっかけに少しずつの日本での活動を広げ、歌番組に出演したり、CMソングやバラエティ番組のエンディングテーマに楽曲が使われたりと、徐々に認知度を上げていく。それをきっかけに日本人ファンも増え、日本で開催される音楽フェスティバルに出演するまでになった。

Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)の活動経歴

Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)の始まり

デビュー当時のカーリーと、カーリーを支援してきたジャスティン・ビーバー(右)

カーリー・レイ・ジェプセンのデビューは突然のことだった。彼女がカナダで歌手活動をしていた時、同じカナダ出身の人気アーティストのジャスティン・ビーバーから電話でスカウトがあった。彼がカーリーの歌をラジオで聞いた時、気に入って周りの女の子にも聞かせてみたところ、周りも彼女の楽曲を気に入っていた。彼自身もカーリーの歌声と作詞作曲の才能があると感じ、自信が立ち上げたレーベルである『Schoolboy Records』にカーリーをスカウトする。

ジャスティン・ビーバーが彼女の楽曲をTwitterで評価したことでカーリーのことを知る人が増え、カーリーが人気を集めるきっかけとなった。

『カナディアンアイドル』で3位にランクイン

『カナディアンアイドル』とは、2003年から2008年にかけてカナダで当時放送されていた音楽オーディションの番組である。出演者はカナダ各地で行われるオーディションで審査員に選ばれ、合格者はトロントでの最終予選に進むことができる。最終予選で審査員によって22名にまで絞られ、電話投票で10名に絞られる。その後、最後のコンテストで優勝者を決める。番組はイギリスの起業家であり、映画やテレビ番組プロデューサーのサイモン・フラーによって企画された。

ここで3位になったカーリーはCDデビューをし、ファーストアルバムである『Tug of war』を発売する。表題曲の「Tug of war」は付き合っている彼氏への独占欲の強い彼女の思い、嫉妬を歌った曲である。嫉妬、妬み、ということでイメージは暗いように思えるが、カーリーの可愛らしい歌声がそんな雰囲気を変えてしまう。初アルバムで1万ドルを売り上げた。カーリーは恋愛で生じるピュアな気持ち、恋人への思いを素直に歌う、というイメージを強く印象づけるアルバムとなった。

カナダの歌姫が誕生

同年、カナダの建国を祝う「カナダの日」にパフォーマンスをした。

2010年、ザ・レコーディング・アカデミーが主催する音楽賞であるグラミー賞と同等の賞である、ジュノー賞で最優秀賞新人賞と最優秀ソングライターを受賞する。この賞はカナダの音楽業界で優れた音楽作品を創り上げた人に贈られる賞である。この賞が、カーリーの名が世界に広がっていく1つのきっかけとなった。

受賞した時、彼女は「これは私だけで獲得した成功じゃないわ。すべてはジャスティンが私の1番のサポートでいてくれて、私をサポートしてくれたからなのよ」と謙遜の態度を見せる。もともと、彼女に作詞・作曲、人々を魅了する歌唱力はあったものの、それを広めるきっかけを作ったのはジャスティン・ビーバーだった。また、カーリーはジャスティンのことを「それに、ジャスティンは自分の作品だけじゃなくて、私の味方だってわかっているの」と感謝の言葉を述べ続けるのだった。

世界的に大ヒット

「Call Me Maybe」のサビの部分を歌っている様子。

カナダのみにとどまらず、全世界にカーリーの人気が一気に広がったきっかけが、2012年に発売したセカンドアルバムの中に収録されていた「Call Me Maybe」だった。一目ぼれをした男性からの電話が来ないか、ドキドキしながら待つ女の子の気持ちを歌った曲である。この曲ができた時、ジャスティン・ビーバーが「これは僕が聞いた曲の中で1番惹かれる曲だよ」とTwitterでつぶやいたことで人気が一気に広がった。

「Call Me Maybe」のパロディービデオが出回るやいなや、すぐに世界中に広まり、シングルでは9週連続全米1位を獲得した(パロディービデオとは原作のビデオを面白おかしくアレンジした、新たなビデオ作品のことである)。Youtuebeでは14億回以上再生され、世界中で2000万ダウンロードされるほどの大ヒットになる。日本ではバラエティ番組の『ザ!世界仰天ニュース!(日本テレビ)』のエンディングテーマにも起用された。
また、アメリカ人のミュージシャン、アダム・ヤングが立ち上げたソロプロジェクトのOwl City(アウル・シティー)とコラボして「Good Time」をリリースする。これはアサヒドライゼロのCM曲として使用された。

恋愛に関する楽曲のみでなく、雰囲気を盛り上げるポップな楽曲も作詞作曲していくことで、CMやバラエティ番組のエンディングソングに使われるなどして、幅広く活動していく。

日本メディアに出演

日本テレビの『目覚ましテレビ』に出演し、インタビューを受けるカーリー。

「Call Me Maybe」が日本で話題になってから2012年の12月に来日をし、楽曲をエンディングテーマとして利用した『ザ!世界仰天ニュース!』に生出演する。番組内で「Call Me Maybe」をアコースティックバージョンで披露した。

同年に、カナダで毎年開催される音楽祭である『マッチ・ミュージック・ビデオ・アワード』に出演する。この音楽祭ではソロ出演か、デュエットを組んで出演するかを選び、個人の歌唱力を評価してもらう音楽祭である。カーリーはこの年、アメリカのR&B歌手、ソングライターのフロー・ライダーとコラボをした。しかし、賞を取ることはできなかった。優勝だと評価されれば、「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」「ポップ・ビデオ・オブ・ザ・イヤー」「ダンス・オブ・ザ・イヤー」などが与えられる。

同年、9月には日本で有名な音楽番組のうちの1つである『ミュージックステーション』に出演し、「Call Me Maybe」を生パフォーマンスする。番組出演後、数日後には完全特別招待制の彼女と直接会えるイベントも開催され、日本のカーリーにとって、もっとも近く接近できる豪華なイベントとなった。

2013年6月には幕張メッセ・幕張イベントホールにてMTV主催の国際的音楽授賞式「MTV Video Music Awards Japan 2013」に出演した。ここではデビューしてから最もヒットした「Call Me Maybe」を歌い、最優秀新人アーティストビデオ部門で優勝する。

8月には夏の音楽フェスティバルの中でも有名なロックフェスティバルの『サマーソニック2013』に出演した。

数々のコラボレーション

ローラとコラボしてミュージックビデオを作った。(左)ローラ、(右)カーリー

日本でデビューを果たしてからも、何曲かのコラボ楽曲を作曲する。2015年、5月に発売したアルバム『エモーション』にはトム・ハンクスとコラボした新曲、「I Really Like You」が収録されている。トム・ハンクスがビデオの途中でカーリーと一緒に、ノリノリのダンスをすることで注目を浴びた楽曲である。また、カーリーの大ファンである、モデルでタレントのローラとも同じく「I Really Like You」でコラボし、ミュージックビデオを公開した。ローラとのコラボビデオは、トム・ハンクスとコラボしたものとまた違って、カラフルな花を2人で持ちながらガールズトークを楽しむ場面が映し出されている。

Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)のディスコグラフィー

シングル

『Tug Of War』

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