屍者の帝国(Project Itoh)のネタバレ解説・考察まとめ
『屍者の帝国』とは、作家・伊藤計劃(いとう けいかく)と円城塔(えんじょう とう)による小説、およびそれを原作とした漫画・アニメ映画である。物語の舞台は、生者が屍者として生き返り、産業や文明を支えるようになった19世紀の世界。屍者の秘密と魂の正体について迫る主人公のジョン・H・ワトソンと、仲間達の旅を描いている。日本のSF文学賞・星雲賞日本長編部門と日本SF大賞特別賞を受賞。第2回SUGOI JAPAN Awardエンタメ小説部門で1位を獲得した。
音楽グループ・EGOISTによる『屍者の帝国』の主題歌。作詞・作曲・編曲は、EGOISTの楽曲制作担当のryoが務めた。2015年10月7日に『屍者の帝国』の映画公開を記念して、音楽配信サイトにて先行配信が行われた。配信開始の際には、EGOISTのヴォーカルchelly(チェリー)から『一文一文に「魂」をこめて歌っています。』といったコメントが寄せられ、EGOIST・『屍者の帝国』両ファンをわかせる事となった。その後、同年同月15日にショートMVをYouTubeで公開。同年11月11日に、本楽曲を含む「Project Itoh」の主題歌を収録したシングル『リローデッド』がリリースされた。なお『屍者の帝国』以外の「Project Itoh」作品『虐殺器官』と『ハーモニー』の主題歌も、EGOISTが務めている。シングルの初回限定版には、各楽曲のMVのフル版を収録したDVDが付属された。各フル版のMVは、EGOISTが10周年を迎えた2021年に、10周年記念企画の一環としてYouTubeにてサプライズ公開が行われた。
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目次 - Contents
- 『屍者の帝国』の概要
- 『屍者の帝国』のあらすじ・ストーリー
- 小説版
- プロローグ
- 屍者の王国の調査に向かう主人公・ワトソンと仲間達
- ヴィクターの手記を求めて訪れた日本
- 明かされたザ・ワンの目的
- エピローグ
- 映画・漫画版
- 友人との約束を果たすべく屍者技術をめぐる旅に出る主人公・ワトソン
- ザ・ワンの目的とMの企み
- 映画版の終幕
- 漫画版の終幕
- 『屍者の帝国』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ジョン・H・ワトソン
- フライデー
- フレデリック・ギュスターヴ・バーナビー
- ハダリー/ハダリー・リリス
- ザ・ワン
- ウォルシンガム機関
- M
- エイブラハム・ヴァン・ヘルシング
- ジャック・セワード
- ロシア
- ニコライ・クラソートキン
- アレクセイ・フョードロヴィチ・カラマーゾフ
- ドミートリイ・フョードロヴィチ・カラマーゾフ
- ニコライ・フョードロフ
- 日本
- 山澤静吾(やまざわ せいご)
- 寺島宗則(てらじま むねのり)
- 川路利良(かわじ としよし)
- 大村益次郎(おおむら ますじろう)
- アメリカ
- ユリシーズ・シンプソン・グラント
- レット・バトラー
- ウィリアム・シュワード・バロウズ
- サムズ
- トーマス・エジソン
- そのほかの登場人物
- ウェイクフィールド
- ロバート・ブルワー=リットン
- 『屍者の帝国』の用語
- 屍者(ししゃ)
- 屍者技術(ししゃぎじゅつ)
- 擬似霊素書込機
- ネクロウェア
- 魂
- 新型屍者(グローバル・エントレインメント)
- ウォルシンガム機関
- ヴィクターの手記
- スペクター
- 解析機関
- ピンカートン
- 大里化学
- 『屍者の帝国』の名言・名セリフ/名シーン
- ジョン・H・ワトソン「おかえり、フライデー」
- ハダリー「私は魂がほしい。涙を流すための、悲しみや苦しみを感じるための魂がほしい」
- フライデー「ぼくは、物質化した情報としてここにある。今、ぼくが今こうして存在するのは、あなたのおかげだ。もし叶うなら、せめてただ一言を、あなたに聞いてもらいたい。この言葉が物質化して、あなたの残した物語に新たな生命をもたらしますよう。ありがとう」
- 『屍者の帝国』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『屍者の帝国』は『虐殺器官』と『ハーモニー』と同世界線の可能性がある
- 映画・漫画版が大幅に改変された原因は放映時間
- 小説版と映画・漫画版の違いに対する評価
- 円城塔も驚いた映画版の設定
- 『屍者の帝国』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:EGOIST「Door」