ミランダ・ロットー(D.Gray-man)の徹底解説・考察まとめ

ミランダ・ロットーとは『D.Gray-man』の登場人物で、黒の教団に所属するエクソシスト。主人公アレンが「巻き戻しの街」の任務で出会った女性である。ミランダが所持していた古時計にイノセンスが宿っており、そのイノセンスに彼女が適合していることが分かったため黒の教団へ入団することになった。今まで失業ばかりして人の役に立てたことのなかったミランダに初めて「ありがとう」と言ってくれたのがアレンである。それ以来、彼女は黒の教団のエクソシストとしてAKUMA退治に尽力している。

エクソシストたちはノアの方舟から無事に帰還し、黒の教団に帰れたことを喜んでいた。
しかし、ノアの方舟から黒の教団まで持ち帰ってきたダークマターの卵(AKUMAの体を造る生成工場の核部分)を奪還しようと襲撃してきたノアの一族と戦うことになる。
奪還のためにやってきたノアの一族であるルル=ベルとの戦闘で、卵を危うく奪われかけたものの、ミランダが時間吸収で時間を吸いだし元に戻すことに成功。そんなミランダを狙ってルル=ベルが攻撃をしかけ始める。ルル=ベルは「色」のノアであるため何にでも変化することができ、液体化してミランダを捕えてしまう。だが黒の教団でも強いとされているエクソシスト元帥達4名が総出で戦い、驚異的な攻撃力で卵を破壊。その間に救出に向かったアレンのおかげでミランダは助かるのだった。

その後、事態は良くなると思いきや更に悪化し、大量に人を殺してきたAKUMAがレベル4に進化してしまう。AKUMAは人を殺すごとに強くなるが教団が今まで接触してきたのはレベル3まであり、レベル4との接触はこの時が初めてだった。レベル4との戦いに苦戦を強いられた教団は、江戸で力を使いすぎてイノセンスを体から外していたリナリーに再度イノセンスと適合するように指示する。リナリーはイノセンスと適合しようとすれば死ぬ可能性もあったが、大事な兄で黒の教団の室長でもあるコムイ・リーの為にイノセンスを体内に入れることを決心する。なんとかイノセンスと適合し新しい形状になった武器を持ったリナリーが戦闘に参加。リナリー、アレン、クロス・マリアンの合わせ技によってレベル4を破壊した。

一方、ミランダは力を使い仲間を守っていたが、体力の限界が近づいていた。そんな彼女の元にエクソシストの一人であるノイズ・マリが訪れ、戦いが終わったことを告げるのだった。
教団の科学者や団員は負傷者の介抱をしながら、仲間の死や戦いが終わったことに涙を流した。また、この戦いで多大な損害を被った教団は、これを機に教団本部を移転することに決定した。

その後のミランダ

ロンドンで任務に着手していたアレン、神田、ミランダは、任務を終えて新しくなった教団へ帰還しようとしていた。
教団は以前の襲撃を受けてから帰還の際に毎回味方の識別を行うようになり、門番へ暗証番号を伝えるルールとなっていた。しかし、いまいち状況が飲み込めないミランダは暗証番号の伝言に手間取ってしまう。それを見た神田はミランダに怒鳴るが、アレンがすかさずフォローを入れる。イライラしている神田を見て、神田をイラつかせているのは自分だと悲しむアレン。そんな状況を前に「ここは一番大人の私が彼を元気づけてあげなくちゃ!そうよ!」と思ったミランダは、食べるのが好きなアレンに飴をあげるのだった。

教団は度重なる襲撃もあってか、「第三使徒(サードエクソシスト)計画」というAKUMAを造るために使用するダークマターを人間にいれて兵士にするという実験に着手した。
この実験を知った千年伯爵とノアの一族は世界各地に訪れていたエクソシストたちを襲い始める。ミランダも同じくエクソシストであるアレイスター・クロウリーやエクソシスト元帥であるウィンターズ・ソカロ元帥と共にロシアのジカルジャンにて襲撃を受ける。
黒の教団・北米支部も同じく襲撃を受けており、千年伯爵らは第三使徒計画で第三使徒たちの母胎として使用されたアルマ=カルマを目覚めさせる。アルマ=カルマは過去に行われていた「第二使徒(セカンドエクソシスト)計画」によって神田ユウとともに生み出された人造使徒である。アルマと神田の2人には深い確執があり、アルマの持つ深い憎しみを利用してAKUMAとして目覚めさせ、神田と戦わせたのであった。
激しい戦いによってアルマと神田の誤解が解け、戦いが終わりゆくころ、アレンが神田とアルマを誰にも見つからない場所に移動させて助ける。その頃、ノアと戦っていた世界各地のエクソシストたちは、サポートとして来ていた第三使徒が母胎であるアルマがAKUMA化したことで共鳴を起こし暴走するのを目の当たりにする。ミランダはソカロ元帥が第三使徒で仲間であったキレドリを殺すのを見ていた。

一方北米支部では、戦いがさらなる激化をする前に、千年伯爵は「我々は自らが掲げた『神』で戦わねばナラナイ」と捨て台詞を吐いて生き残った第三使徒たちを奪い去っていったのだった。
今回の襲撃も大きな損害になり、アレンはこの一件で元々自身に宿っていた14番目(ノアの一族を裏切ったノア)の記憶が本格的に目覚めてしまい、幽閉されてしまう。幽閉後アレンはアポクリフォス(ハートのイノセンスを守るために存在する人型イノセンス)に接触され合体を迫られるが、ノアの一族のティキ・ミックとロードに助けてもらい、逃亡。このことから教団側より「ノア」として識別されエクソシストとしての権限をはく奪される。

その後、ミランダはアレンがいなくなった教団で相変わらず任務を続けており、師匠であるクラウド・ナイン元帥と新たな任務に出発する様子が描かれている。

ミランダ・ロットーの関連人物・キャラクター

アレン・ウォーカー

CV:小林沙苗(第1期)、村瀬歩(第2期)

本作の主人公。黒の教団のエクソシスト。対AKUMA武器は寄生型の「神ノ道化(クラウン・クラウン)」。
ノアである14番目の記憶とイノセンスを体に宿しており、AKUMAを救済したいと願いながらも人間のために生きたいと思っている。14番目の記憶が目覚めてからは、教団側から「ノア」と識別されるようになる。
ミランダがまだエクソシストではなかった頃、ミランダが住む街「巻き戻しの街」で奇怪が発生していたことから黒の教団より派遣された。ミランダに初めて「ありがとう」と言ってくれたのがアレンである。また、アレンは様々な土地を旅してきているので処世術に長けているとミランダから評価されている。

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リナリー・リー

CV:伊藤静 / 加隈亜衣

黒の教団のエクソシスト。対AKUMA武器は「黒い靴(ダークブーツ)」。
心優しく仲間思いな少女。元々長髪だったが戦闘により失いショートカットになった。黒の教団・室長であるコムイ・リーは実の兄であり、幼い頃に両親を亡くしてエクソシストとして教団に連れてこられたリナリーを追って教団に入団。それ以降、リナリーはコムイの為に戦っている。
リナリーもアレンと同様にミランダの住んでいた通称「巻き戻しの街」に任務で派遣されていた。ミランダの古時計の話を優しく聞いてあげたり、ミランダにアレンと一緒に「ありがとう」と言ってくれた人物でもある。ミランダとリナリーは数少ない女性エクソシストということもあってか、料理長のジェリーも含めて3人で仲がいい模様。

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ノイズ・マリ

CV:梁田清之(第1期)、間宮康弘(第2期)

黒の教団のエクソシスト。対AKUMA武器は装備型の「聖人ノ詩篇(ノエル・オルガノン)」。
戦闘によって視覚を失っており目が見えない。スキンヘッドだが心優しく包容力のある大人な性格。
ミランダとマリは一緒にいることが多く、キャラクターが答えるという体で読者からのハガキに答える「コムイの談話室コーナー」で、読者から「マリはミランダが好きなのか?」と質問を受けるほどだった。ミランダは心配性で要領が悪いところもあるせいか、面倒見のいいマリが常日頃世話を焼いている様子。

ジェリー

CV:鈴木琢磨 (第1期)

黒の教団の料理長。32歳のインド人。オカマ。
ジェリーとミランダが実際に話をするシーンは出てきていないが、キャラクターランキングブック『キャラグレ!』では日々ジェリーから女性としての食事作法や嗜みの指導を受けていると書かれている。朝起きた時にすることとしてジェリーから貰った口紅をつけるか悩む、とも書かれていた。
また、ジェリー、リナリー、ミランダの3人は仲良しである。

ロード・キャメロット

CV:清水愛 / 近藤唯

ノアの一族・第9使徒。「夢(ロード)」のメモリーを継承している。
可愛らしい外見とは裏腹に、平気でAKUMAを自爆させたり人間のことは嫌いと言ったり残虐な性格をしている。ノアの一族の長子にあたり、35年前から唯一転生していない。この戦争における謎でもある14番目と深い関わりを持っていた。
ミランダが「巻き戻しの街」にいた時、アレンとリナリーと共にロードに捕らえられていた。ミランダにとって初めて出会ったノアの一族であり、ミランダのイノセンスが本格的に発動するきっかけを作った人物でもある。

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ミランダ・ロットーの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「私ね…『ありがとう』って言われたことないの それって誰かの役に立てたことないのよ 『ありがとう』って言われて誰かに私の存在(コト)を認めてもらいたかった」

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@noru-hanac1

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