クレア・レッドフィールド（バイオハザード）の徹底解説・考察まとめ

シェリー・バーキン

ラクーンシティでクレアが保護した少女。
父親と母親がアンブレラ社の研究員であり、父親がG-ウィルスを開発した。G-ウィルスをアンブレラ社に奪われそうになった父親は、自身にG-ウィルスを投与してしまう。そして娘であるシェリーに、G-ウィルスの胚を植え付けてしまった。ワクチンの投与によってG-ウィルスの感染は抑えられたが、G-ウィルスの胚の影響で年齢をとってもあまり年相応に見えない。
ラクーンシティをクレアとレオンの三人で脱出した後、レオンと共にアメリカ政府に保護される。だがそれは保護という名の、監視下に置くという軟禁状態となった。
15年間の軟禁の後、政府のエージェントになることを条件に軟禁からは解かれる。しかし彼女の上司のシモンズがアメリカ・中国で起きたバイオテロの黒幕だと聞かされ、自分が騙されていたことに落ち込む。しかし同じ境遇の男性から叱咤激励を受け、無事に立ち直る。
クレアは軟禁されていたシェリーとよく面会しており、彼女がエージェントになった後もお互いの都合が合えば一緒に過ごしていた。
更にシェリーの後見人であり、上司でもあるディレック・C・シモンズに不信感を抱いていたこと、エージェントの仕事に赴くシェリーのことを心配していたことがうかがえる。
初登場の時は少女であり、素直な性格であり仕事で忙しい両親に構ってもらえず寂しさを抱いていた。しかしクレアに出会い助けられてからは、甘えることを覚える。
その後エージェントとなり大人の女性になった時、芯の強い優しい女性に成長していた。

モイラ・バートン

テラセイブの新人職員。元S.T.A.R.S.隊員バリー・バートンの長女。
クレアの友人であり、彼女に対する憧れからテラセイブに加入した。クレアに対して絶大な信頼を持っており、同じテラセイブに入った時はとても喜んでいた。
口癖は「サイアク」で、これは父親であるバリーと同じ。幼少の頃銃を玩具として触っていたら暴発してしまい、妹を撃ってしまう事件を起こしてしまう。妹はかすり傷だったが、それ以来銃にトラウマを抱いていた。そしてその事件以来、父親であるバリーとはお互いの葛藤により仲は良くなく、テラセイブに就職したことで溝が深まったとのこと。ポリーという名の妹がいるため、小さな子供への接し方が上手い。
クレアのピンチに自らの身を挺して庇い、瓦礫の下に埋もれてしまう。それくらい彼女のことを大事に思っている。

クレア・レッドフィールドの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「覚えてろ、ゲス野郎！」

ラクーンシティの警察署から脱出するため、探索していたクレアが先に警察署に避難していた少女シェリーと出会った後、警察署の駐車場に出た。
駐車場の出入り口は閉じられており、クレアとシェリーが困っていると警察署署長であるアイアンズがやって来る。すると彼はクレアに向かって発砲し、シェリーにクレアを拘束するように指示をした。クレアを人質にとられたシェリーはアイアンズの言う通りに動き、アイアンズについていく。
クレアは自力で拘束を解くと、アイアンズとシェリーを追いかけるが間に合わず、思わず「覚えてろ、ゲス野郎！」とアイアンズに向かって叫んだ。
そして出会って間もないシェリーをアイアンズの手から救うため、クレアは再度立ち上がり決して屈しない正義感を見せた。

「お待たせ。来たわよ」

『バイオハザード リベレーション2』にて、クレアが発した言葉。
自分を助けるために、犠牲になったモイラを探しに再度ヘリコプターに乗って島にやってきたクレア。
その時タイミングよく、モイラ達はオーバーシアによってピンチになっていた。
そこへヘリコプターに乗り、髪を短くしたクレアが「お待たせ。来たわよ」と言いながらクリーチャーへの攻撃を与える。
こうしてクレアとの連携によりクリーチャーを倒した事により、無事仲間達は帰路につく事になった。クレアはモイラを置いて行ってしまったことに罪悪感を感じていたが、モイラは「迎えに来てくれたじゃない」と言って彼女を許した。クレアとモイラの深い友情が良く表れたやり取りとなっている。

シェリーに幸運のお守りを渡すクレア

クレアの着ているジャケットはクリスからもらったものだ。
シェリーがG-ウィルスに侵された時、そのジャケットをシェリーに着せる。そして彼女に「幸運のお守りよ」と言うと、シェリーは笑みを見せた。
そして無事にワクチンを摂取し動けるようになり、脱出する時にシェリーから「本当に幸運のお守りだった」と告げられる。
幼い身でウィルスに感染したシェリーにとって、そのジャケットは心の支えになっていた。

スティーブとの別れ

シーナ島から一緒に脱出したスティーブとクレア。
しかし敵からウィルスを投与されてしまい、スティーブはクリーチャーになってしまう。それでも彼は強い意志でクレアを攻撃することはせず、ウィルスの効果が切れてしまうと人間の姿に戻ったがそのまま死んでしまう。
命を落とす僅かな間で、クレアに「君が好きだったよ」と自分の想いを告げた。
彼の想いと助けられなかったことにクレアは涙を流す。

クレア・レッドフィールドの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

クレアの前身とも言える幻のキャラ、エルザ

『バイオハザード2』のプロトタイプ版（通称バイオハザード1.5）における女主人公であり、のちに『バイオハザード2』で正式に主人公として登場したクレア・レッドフィールドの前身とも言えるキャラクター。
金髪のポニーテールとライダースーツが特徴。
設定によれば、エルザはアンブレラとは何の関係も無い女子大生のレーサーだったのだが、シナリオの作り直しでクリスの妹となり、キャラクター設定を全面的に刷新した結果、レーサーという肩書きはクレアから消えた。

シナリオの作り直しに伴い、幻のキャラクターとなってしまったものの、『バイオハザード CODE:Veronica』の本編ではなくバトルゲームではバトルゲーム専用のキャラクターアナザークレアのコスチュームとして同様のデザインのライダースーツが登場する。その後、『バイオハザード2』のリメイク版である『バイオハザードRE:2』にてクレアのコスチュームチェンジという形でゲーム本編に登場した。

クレアはバイク好き