魔法陣グルグル 2017(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

「魔法陣グルグル 2017」とは、「衛藤ヒロユキ」による作品「魔法陣グルグル」の三度目のアニメーション作品。1回目「魔法陣グルグル」は1997年にアニメ化、2回目「ドキドキ伝説 魔法陣グルグル」は2000年にアニメ化、3度目になる本作は2017年にアニメ化。全二作はシリーズであったが、本作は原作一話から最終話までを全24話構成で製作したものとなる。主人公「ニケ」は勇者になるために、グルグルという魔法を使うヒロイン「ククリ」に出会い、二人は魔王ギリを倒す旅に出る。

『魔法陣グルグル 2017』の概要

『魔法陣グルグル2017』とは、「衛藤ヒロユキ」による作品「魔法陣グルグル」の三度目のアニメーション作品。
原作は1992年に『月刊少年ガンガン』で連載を開始し2003年に完結した。コミックは全16巻。
1994年にアニメ化。全45話。
夕方のアニメ枠で放送されたため子供から人気が高く、最高視聴率13.9%を記録した。
原作が未完であるため、最終回は魔王ギリを倒さずに出だしに戻るという終わり方をした。
1996年に「劇場版 魔法陣グルグル」を発表。
2000年に一部キャストを変更し「ドキドキ伝説 魔法陣グルグル」を放送。
前作の終わり方を補う形になり、アニメオリジナル要素も増える。
2003年に原作コミックが最終回を向かえた。
2012年から「魔法陣グルグル2」の連載を『ガンガンONLINE』で開始。
2017年、全てのキャストの変更や制作会社を変更し「魔法陣グルグル」(本作)を発表。
第一話から凡そ原作通り(一部変更有り)に進み、全24話でコミック16巻までの内容を放送。
そのため全体的にテンポが早めになり、カットとダイジェストが多くされた。
最終回では1994年のアニメで使われたエンディングテーマ「Wind Climbing 〜風にあそばれて〜」が流れ話題を呼んだ。

原作はレトロRPG風の演出がされており、1994年のアニメではナレーションが付いて放送された。
2017年ではさらにRPG風の演出が強くなり、初期の頃のドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどを彷彿とさせるドット絵が出てくる。
物語もRPG風であり、主人公ニケとククリのレベルが出たり、「勇者」「魔法使い」「盗賊」などの職業がある。
他にも村で装備品を入手したり、それを使って戦ったりなど作者のゲーム好きが作風からも伺える。

本作は主人公「ニケ」が魔法使い「ククリ」と出会い、「魔王ギリ」を倒しに行くという王道冒険作品。
ククリは「グルグル」という魔法陣を描いて活動する魔法を使う「ミグミグ族」の末裔で、ククリの出生やグルグルの謎などが物語の鍵となっていく。
ニケは一般人の夫妻から生まれた一般人であるが、次第に光魔法を覚えたり自然界の4人の王から剣を授かり正式に勇者となっていく。
王道な冒険ファンタジーであるが、短いスパンでシュールなギャグがあり、ニケとククリのラブコメなども見所。
1994年版のアニメを見ていた世代からは非情に懐かしい作品でもあり、名言(迷言)なども豊富。

『魔法陣グルグル 2017』のあらすじ・ストーリー

勇者と魔法使い

かつて世界には「グルグル」という伝説の魔法が存在し、魔王はそのグルグルによって封印されたとの言い伝えがあった。

ジェムジャム大陸にあるジミナ村に住む少年ニケは、勇者に憧れる両親の策略によって「勇者」として旅立つこととなる。世界は再び「魔王ギリ」によって支配されていたのだった。
ニケは出立前、村はずれにある魔法オババの家に寄るよう促される。怪しげな雰囲気のオババの家に渋々立ち寄ったニケは、一人の女の子を紹介された。彼女はククリという名で、伝説の魔法・グルグルを使うこの世で一人のミグミグ族だった。人知れず育てられたため世間知らずなククリに不安を覚えながらも、ひとまずニケは勇者を募集していたコーダイ城へと向かう。
城にはたくさんの勇者候補たちが集まっており、田舎者のニケとククリは浮いていた。しかし「勇者であれば剣を取り出す」という伝説が伝わる箱から巨大な剣を引き出したニケは勇者と認められ、ククリと共に魔王討伐に旅立った。

ひとまず町で装備を整えてから外に出た二人は、妙な格好をした半裸の男がモンスターに襲われている場面に遭遇する。ククリのグルグルによってモンスターは倒され、男はお礼として「キタの町」へと二人を案内した。キタの町はモンスターによって呪われており、町長はモンスター退治を依頼する。
翌日の出発前、冒険にあこがれている町長の子供ザザとミグ、そして二人の友人であるトマは「ニケたちに同行したい」と言い出しそれぞれ身内の者と揉めていた。
そこへ突然モンスターが現れ、ククリとミグ、そして半裸の男ことアドバーグ・エルドル(通称キタキタ親父)を攫って「ノコギリ山」へと飛び去って行く。町長はニケに武器と防具を渡し、ザザとトマを仲間に加えてノコギリ山へと向かった。

魔神召喚

本作の名物キャラクター「キタキタおやじ」。

ノコギリ山の城に潜入したニケたちは、モンスターに捕らえられていた妖精のグリエルを救出し先を急ぐ。
一方ククリとミグは、色仕掛けによって自力で牢を抜け出していたが、ボス「カセギゴールド」の部屋へ迷い込んでしまう。そこへキタキタ親父とニケたちが飛び込んできた。
ニケは貰った武器で斬りつけるが、歯が立たず窮地に陥る。ククリもグルグルを発動しようとしたが、手持ちの魔法ではそれほど威力があるものはなかった。

絶体絶命の中ニケは、キタキタ親父がいつも踊っている妙な踊りの動きがグルグルであることに気が付く。ククリは親父の尻を見ることを猛烈に拒んだが、カセギゴールドの放った攻撃によって、ニケが買い与えた防御アイテム「リコの花」が砕け散ってしまった。
ククリは覚悟を決め、親父の尻の動きから魔神「ベームベーム」を召喚する。ベームベームの威力はすさまじいもので、あっという間に周囲のモンスターは全滅した。そしてその隙に、グリエルに弱点を聞いたニケがとどめを刺す。
しかしなぜ魔神を召還できたのかは分からず、二人はジミナ村に戻ってオババの助言を受けることにした。

オババは二人を村の守り神である「グルグル様の像」へ案内すると、突然ククリは像に吸い込まれてしまい、ニケも後を追って像に飛び込み姿を消した。
次に気が付くと二人は巨大な魔方陣の上におり、しかもそこはコーダイ城の玉座の真下だった。コーダイ国では闇魔法が禁じられており、かつてミグミグ族を国から追い出したという過去があった。ククリはその事実を知って憤るが、密かにグルグルを私的に利用していたという秘密を知られた国王は二人を牢に閉じ込める。そんな国王に「一刻も早く二人を始末しましょう」と進言する、怖い顔の宮廷魔導士の姿があった。

閉じ込められた二人は、スカーフで顔を隠した一人の女性ルンルン(通称闇のおねーさん)に助けられる。そこへ先程の魔導士カヤが現れた。ルンルンはククリにスカーフを渡すと、そこに書かれていた魔法陣を描くよう促す。ククリがグルグル「長い声のねこ」を発動させるとカヤの魔法が解け、モンスターの本性を現した。ニケがカヤを倒すと、騒ぎを聞きつけて現れた国王は勇者としてニケに国に残るよう持ち掛ける。しかしニケはククリと共に旅立つことを選び、ルンルンに従って闇魔法結社を訪れることとなった。

それぞれの修行

グルグルを崇拝している闇魔法結社でククリは神の様にあがめられていたが、正体がわからないニケの存在は放置されていた。闇魔法結社の総裁は風の精霊ギップルを呼び出してニケの能力をチェックすると、ものすごく強力な力を持った「光の者」だということが分かる。お互いに相容れない存在であるはずの光の者と闇の者が一緒にいることを危惧した総裁はニケを殺そうとしたが、ククリは猛烈に怒り、ニケを連れて飛び出してしまう。
総裁はククリの思いの強さを知ってひとまず様子を見ることを決め、謝罪の手紙をギップルに託す。そして隣のゲルニ大陸で修行をするように促した。

ククリはゲルニ大陸のシュギ村に住む闇魔法結社の会員、ラジニの元で修行をすることになったが、修行は六か月もかかる過酷なものだった。ククリはニケとの一時の別れを寂しく思いながらも気丈にふるまい、ククリの父がラジニに託した特別な修行場で修行に入った。

一方町で剣術道場を探していたニケは大道芸人のような変人のゴチンコに絡まれているところを、神秘的な雰囲気の少女ジュジュに救われる。ジュジュはニケを見ると一瞬驚いた顔をして、足早に姿を消した。改めて道場を探したニケだが悪徳道場に引っかかって金をむしり取られ、仕方なくもう一つのさびれた道場で修行をすることとなる。道場主は先程絡んできたゴチンコだった。ニケは何故か剣の才能が全く無く、ゴチンコに呆れられる。修行後ニケはジュジュについて何者なのか尋ねてみると、神の言葉を伝える能力を持ったプラトー教の巫女で、近く降神祭という儀式が行われることを教えられた。

二つの腕輪

降神祭当日ジュジュは何と神ではなく魔王ギリの精神を降ろしてしまい、「プラトー教の二つの腕輪を渡さなければシュギ村を滅ぼす。腕輪をもって湖に来い」と宣言した。
パニックに陥った人々は一斉に礼拝堂から飛び出したが、モンスターによって皆犬の姿に変えられてしまう。
憑依が解けて気絶していたジュジュだったが、目を覚ますと「ちょっとモンスター倒してくる」と宣言して周囲を唖然とさせた。更にニケにも一緒に戦うよう促す。ジュジュは戦闘用の祭壇を背負い、二人は礼拝堂から脱出した。
ジュジュは祈りによってトランス状態になり、次々モンスターを倒していく。ジュジュは普段のぼーっとした雰囲気とは一転して攻撃的な性格に変貌していた。あまりの性格の違いに唖然としながら腕輪が封印されている祠に着くと、なぜかゴチンコが現れる。ゴチンコはプラトー教の影の団員であり、腕輪の封印を護っていたのであった。腕輪の封印は光の者しか解くことができない為にニケが封印を解く宝玉を嵌め込むと、腕輪がひとりでに飛び出しニケの手首におさまる。腕輪は装着している者の戦闘力を底上げする効果があり、調子に乗ったニケは湖へ向かった。しかしギリが放っていたモンスターのギザイアには歯が立たず、ゴチンコとジュジュは犬にされてしまった。
一方修行に励んでいたククリは、グルグルを使いこなすために必須となる感情コントロールや想像力、身体の動きを覚えてついに塔の最上階に辿りつく。最後の課題は「グルグルキノコ」を食べることだけだったが、資格の無い者が口にすれば死んでしまうというものだった。ククリは無事に試練を乗り越えレベルアップする。そこへ封印が解けた二つ目の腕輪が飛び出してククリの手首にはまった。ククリは腕輪の魔力に導かれてひとりでに空を飛び、シュギの泉で久々にニケとの再会を果たす。
ジュジュは光の者ニケが持つ「地の腕輪」と闇の者ククリが持つ「天の腕輪」を使って腕輪に宿る主を呼び出し、モンスターを倒した。

闇のプリンス

再び旅立ったニケとククリは、「体を動かし続ける呪い」を掛けられたアッチ村に辿りつく。森に潜んでいるモンスターを退治して呪いを解くと、村長のドギドからお礼として「黒い絵本」を手渡された。ククリが絵本に触れてみると突如煙が噴き出し、妙な姿をした何かが喋り始める。この煙は魔法使いが後の者にメッセージを伝えるために残した仕掛けで、「具象気体(ぐしょうきたい)」と呼ばれるものだった。
具象気体は「ミグミグ族の長・ワンチン」と名乗り、黒い絵本がグルグルの経典だと教える。絵本は白紙だったが、ククリがグルグルを使うと自動的に書き込まれて行くシステムになっていた。

翌日二人が食堂で食事をしていると旅の少年レイドが現れて、どちらがどのようにモンスターを倒したのか聞いてくる。面倒ごとを避けたかったニケが「自分が剣で倒した」と答えると、レイドは突如ニケに襲い掛かってきた。
ククリは長い声のねこを発動させて争いを止めたが、レイドはそれが「グルグル」だと看破し、「闇のプリンス」の異名を持つ魔族だと正体を明かす。レイドは改めて闇魔法で攻撃しようとしたが非常にかっこ悪い詠唱方法だったため、恥ずかしい空気にいたたまれなくなったレイドは退散した。

二人は「グルグルは危険な魔法だから早く旅立ってくれ」と促され、早々に出立する。途中「コインを投げ入れると願い事が叶う」と言われるラピの泉に立ち寄ると、ニケは「怪しい」と警戒感をあらわにした。一方ククリは伝説を信じて全財産を泉に投げ込んでしまう。慌ててニケが回収しようとすると、再びレイドが姿を現した。
レイドは「俺たちの仲間になれ」とククリを勧誘するも、ククリは「あっかんベー」ときっぱり拒否する。レイドは足元に落とし穴を創る闇魔法「地獄のたこ焼き」を発動させて攻撃を仕掛けたが、村を救ってくれた礼として追いかけて来たアッチ村の住人によって穴を埋められてしまった。ククリは泉に投げ込んだコインがグルグルの形を描いていることに気づくと、隙を見て「さっぱり妖精召喚」を発動させる。何をやってもさっぱりうまくいかないという魔法陣の効果に翻弄されたレイドは、たまらず退散した。

きりなしの塔

ニケとククリはドギドから「この付近に妖精が住む村がある」という噂を聞いて歩いていると、キタの町で会ったキタキタ親父と再会する。キタキタ親父の案内で「妖精の村」に辿りつくと、二人は長老のフェイフェイに挨拶した。フェイフェイはノコギリ山で妖精のグリエルを救ってくれた礼を述べると、村の名物である花の蜜をふるまってくれた。
二人はグルグルについての情報を尋ねると、山に住むモンスターを退治すれば教えるといわれて山に向かう。一方妖精たちは恋の話に敏感で、ククリがニケに恋していることを察すると「妖精の短剣」をククリに渡し、影ながら応援すべく二人の後をつけていった。
山の頂上でモンスターを待ち伏せしていると犬のモンスターヤンバンの集団が現れ、ククリは「妖精の短剣」をふるう。しかしその剣は武器ではなく「勇者様大好き」と書かれた旗が飛び出すいたずらグッズであり、ククリはあまりの恥ずかしさで逃げ出した。
一方残されたニケは、一連の騒動で存在を無視され腹が立ったヤンバンに噛みつかれる。なんとヤンバンの牙は猛毒を持っており、ニケの命は10分しかもたない状態になってしまった。
妖精に説得されて戻ったククリは倒れているニケを見て怒りにかられる。そして「ククリの魔法で勇者様を護る」と決意すると、魔神ベームベームを呼び出しヤンバンを全滅させた。
ニケは事前に飲んでいた花の蜜の解毒効果によって無事であり、二人は無事フェイフェイの元へ戻る。二人を認めたフェイフェイはミグミグ族が遺したとされる礼拝堂へと案内した。

礼拝堂には具象気体であるワンチンが待っており、ククリに「世界中に眠る魔神を呼び起こせ」と命じる。さらにニケには「自然界を治める四人の王に会い、火・土・風・水の剣を手に入れろ。4つの剣がそろったとき、ギリを倒す勇者の剣が生まれる」と使命を与えた。
二人はワンチンの残したレベルアップの秘薬を飲み、それぞれの使命を果たすべく旅立った。

魔神探し

「きりなしの塔」に魔神が封印されているという情報を得たニケとククリは、魔力のこもったアイテムを開発する「魔技師」となっていたキタの町のトマと再会し、共にきりなしの塔を攻略する。きりなしの塔はククリの生まれた場所であり、両親からのメッセージやプレゼントが残されていた。ククリは塔の最上階で魔神サイレンの召喚に成功し、きりなしの塔のボスであったサタナチアを討伐する。
次の大陸コパでギリの魔物に支配されていたコパール王国を救ったニケとククリは、多様な魔物たちが生息するという「魔境」に魔神の手がかりがあるという情報を聞き、魔境の中の町「アラハビカ」に辿りついた。

アラハビカでは人間も魔物の格好をしており、魔物と人間が仲良く平和に暮らしていた。ニケとククリはコパール王国での冒険のあと一旦別れたトマと、トマの師匠アダムスキーに再会する。
アラハビカで情報を集めていた二人は「すごいお宝が眠るパンフォスの遺跡」の話を聞き、情報料として青トウガラシを取ってくることになった。馬車に乗って青トウガラシを手に入れることができた二人だが、帰り道襲撃してきたモンスターによって御者やほかの乗客が石化させられてしまう。困った二人が付近を調査していると「魔法使いデリダ」という人物の店を発見し、石化を解いてもらった。デリダは別れ際「遺跡に行くなら3つのねじを探せ。困ったらまた来るがよい」と助言を残す。町に戻った二人が青トウガラシを渡すと、お礼としてねじが入った小さな箱を手に入れた。
ねじを持ってデリダの元を訪れると、デリダはおもむろに地面にねじを刺す。すると泉が湧き上がり、小さな川が流れ始めた。
川を辿れというデリダの助言に従って散策していると、二人は突然女の子と出くわす。女の子はニケを誘惑するようにしばらく同行させてほしいと頼んできた。デレデレするニケにヤキモチを妬くククリだったが、女の子はククリを煽るように誘惑を続ける。そして魔物に襲われた為ククリはグルグルを発動するが、ニケを取ろうとする女の子への怒りが爆発しククリは悪魔に変身してしまうのだった。
突然変貌に唖然とするニケだったが、ククリはニケに矢を射かけると姿を消してしまう。そして女の子の正体は「魔境」を訪れる人々に試練を与える「運命の女神」だった。

恋するハート

悪魔になってしまったククリ。

悪魔になってしまったククリに困り果てたニケはデリダに相談すると、「ククリを彼女だと思い、やさしく接するのだ」とアドバイスされた。ククリはニケを掴んで空高く舞い上がり、大好きだったアラハビカの町を見下ろす。アラハビカの町は幻を見せるグルグル「ミグミグ劇場」の形になっていた。
アラハビカが幻だったと知ったククリは悲しげに涙をこぼし、ニケを落として飛び去ってしまう。そしてアラハビカの町は魔神の情報を聞きつけたカヤたちによって占領されていた。
カヤはゴーレムを操ると、町にあった巨大なねじを回す。するとアラハビカはたちまち形を変え遺跡の姿を現した。その遺跡こそ魔神が眠る「パンフォスの遺跡」だったのである。

トマたちと合流したニケはデリダから「20年前に出会ったミグミグ族に3つのねじを託されていた」と聞き、最強のグルグル「恋するハート」の存在を教えられる。グルグルは「ハートの魔法」と呼ばれており、使用者の精神状態をそのまま表す魔法だった。そしてその精神状態が最高潮に達したときに使用できるのが「恋するハート」であり、ギリを封印したグルグルだったのである。

一方ククリは無意識のうちに「元に戻りたい」と願ってジュジュを呼び寄せ、レベルアップの為にパンフォスの遺跡に旅立つ。ニケはククリを救うためジュジュやトマ等と共に遺跡を捜索し始めた。
カヤやレイドによって遺跡は支配されていたが、ククリは膨大な魔力を解放しニケたちを護る。無事遺跡の最上階で再会を果たし、ククリは自分だけの「恋するハート」を創り上げる為再びニケと共に旅立った。

4つの剣

ククリの魔神探しの傍らで、ニケも自身に課せられた使命である「最強の剣」を創るため、自然界の王の試練に立ち向かっていた。コパール王国では火の王から火の剣を、パンフォス攻略後に訪れたエルエル村では地の王の試練を乗り越えて、地の剣を手に入れていた。
ところがレフ島という島で足止めを喰らっている間に、ついにギリが復活してしまう。

ニケたちはギリの復活パーティーが行われるという塔に潜り込んだが正体がばれ、危ういところを4人の老人「爺ファンタジー」に救われた。爺ファンタジーのリーダーであるヒガジは、ニケに何かが封印されたという伝説の「ジタリの遺跡」で必要となる「鍵」を手渡した。
遺跡を登っていく途中鍵穴がある噴水を見つけ、ニケが鍵を放り込んでみると、拳の形をしたアイテム「勇者の拳」を手に入れる。勇者の拳は「正しくないものに正しくないと言える勇気を持つもの」、すなわち「勇者」の証だった。
すると噴水から突然水の王が現れて「次来た時に水の剣を授けてやろう」とニケに話しかける。ニケは思わず「今渡せ」とツッコむと、水の王は勇者を認めて水の剣を授けた。

そのころジタリの遺跡には、「暇だったから」という理由でわざと魔物に攫われてきたジュジュがいた。ジュジュは「プラトー教の巫女にしか開けられない箱の封印を解け」と魔物のドン・カマーに脅されていたが、そこに水の剣を手にしたニケとククリ、そしてトマが現れる。トマは攫われたジュジュを助けるために追いかけてきており、途中でニケたちと再会したのだった。
ニケは水の剣でドン・カマーに斬りかかるが、同時に箱の封印も壊してしまう。箱に封印されていたのは「黒い太陽」と呼ばれるドン・カマーの本体で、すさまじい魔力を放出しあたり一帯を石化させる。ククリはとっさに庇われて難を逃れたが、ニケ・トマ・ジュジュは石化されてしまった。
ククリは石化を解くグルグル「世界の修理人」を発動させてニケたちを救い、ニケが勇者の拳のツッコミによってドン・カマーを遺跡の下敷きにして倒す。するとそこへ風の王が唐突に現れ、投げやりに風の剣を授けた。

Saya05
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