Horizon Forbidden West(ホライゾン フォビドゥン ウェスト)のネタバレ解説・考察まとめ
『Horizon Forbidden West』とは、ソニー傘下のゲリラゲームズの開発によるオープンワールド・アクションRPG。2022年2月18日にPlayStation 4、PlayStation 5専用ソフトとしてソニー・インタラクティブエンタテインメントより発売された。
2017年に発売された第一作『Horizon Zero Dawn』の続編であり、主人公アーロイが地球崩壊を阻止する最後の手段「ガイア」の復活をかけて「禁じられし西部」へと足を踏み入れていく物語である。
『Horizon Forbidden West』では、「戦士」「罠」「狩人」「生存」「隠密」「機械」の6種類のツリーから、それぞれのスキルと「義勇」を取得することができる。各スキルはレベルアップや条件達成によって得られるスキルポイントを消費して習得していく。スキルツリー形式のため上から順々に獲得していくが、戦で繋がれた先のスキルが解放されていく。そえぞれのスキルにはレベルが存在し、Lv1~Lv3と能力が上昇していく。また、それぞれのツリーに2種類の「義勇」が存在し、使用することで様々な恩恵を受けられるようになる。武器の特殊攻撃もスキルツリーから取得することができ、武器ごとに最大3種類の特殊攻撃を取得可能。
「戦士スキル」では、コンボやレゾネーターブラストを強化するスキルが取得でき、近接攻撃に特化した義勇を取得する。特殊攻撃武器は戦弓。
「罠スキル」では、罠設置や食料についてのスキルが取得でき、属性強化やトラップに特化した義勇を取得する。特殊攻撃武器はキャスター系統。
「狩人スキル」では、武器攻撃と精神統一についてのスキルが取得でき、遠隔武器の威力を底上げする義勇を取得する。特殊攻撃武器は中距離武器。
「生存スキル」では、回復や薬の効果を上げるスキルが取得でき、オーバーシールドなどの義勇を取得する。特殊攻撃武器はブラストスリング等の特殊武器。
「隠密スキル」では、ステルスに特化したスキルが取得でき、ステルスストーカーや周囲にダメージを与える義勇を取得する。特殊攻撃武器は長弓。
「機械スキル」では、オーバーライド能力を向上させるスキルが取得でき、切断や連鎖などの機能を特化させる義勇を取得する。特殊攻撃武器はスパイクスローワー。
進化した武器、防具、道具システム
今作から、炸裂する槍を投擲する「スパイクスローワー」と、ブーメランのように戻ってくる「シュレッダーガントレット」が追加された。また、既存の武器も新たな矢弾が追加されたことによって戦略の幅が広がった。防具に関しても、前作の3倍近くの種類があり、それぞれの防具ごとに属性値の有利不利などで使い分けが求められるようになった。しかし、オーバーライドに関しては乗り物系の機械獣を除いて時間制限が設けられることになり、一方的に敵を倒せていた能力は軒並み下方修正を受けている。道具に関しても戦闘中に使用して耐性を高めるアイテムの種類が豊富となった。アーロイの能力を底上げする「料理システム」は非常に重要で、攻撃力や防御力を一定時間大幅に強化することができる。
多彩なバトルシステム
前述した「義勇」も戦闘を有利に進める手段の一つだが、その他にも今作から追加された攻撃手段として「レゾネーターブラスト」がある。レゾネーターブラストは近接攻撃によって槍にエネルギーを溜めていき、そのエネルギーを相手に移すことで遠距離武器で爆発的なダメージを与えることができるシステムだ。本作では機械との戦闘以外にも人間との戦闘も激化するため、人間相手に特に効果を発揮するレゾネーターブラストは重要である。また、特殊装備を戦闘に利用することでアーロイの行動範囲を更に広げることが可能になった。「プルキャスター」を利用することで高所への高速移動ができるようになり、「シールドウィング」によって空中を滑空することができる。これらを上手く利用することで平面のバトルではなく、立体的なバトルが可能になったのは本作の大きな特徴だ。
『Horizon Forbidden West』の登場人物・キャラクター
アーロイ
CV : 高垣彩陽
本作の主人公となるノラ族のハンター。前作では1000年前に文明が滅びる直前に立案された「ゼロ・ドーン計画」の責任者であるエリザベト・ソベック博士のクローンである事を知る。幼い頃に旧時代の遺物とされるフォーカスを拾ったことで、旧時代の歴史や扱いに慣れている。前作では、「ガイア」の副次機能の一つであるAI「ハデス」の暴走から地球絶滅の危機を阻止することに成功するが、以前消滅したままのガイアのバックアップを探すために奔走する。
何物にも臆しない性格と、武勇による貢献から「メリディアンの救世主」「赤毛の闘志」という通り名を持っている。その1本筋が通った物言いや考えは、多くの人を鼓舞し、各地を平和へと導いている。その性格も考えも全ては育ての親である「ロスト」の教えであり、彼の愛情が今もアーロイの原動力になっている。
アーロイの協力者
エレンド
CV : 宮内敦士
オセラム族の男性。オセラム戦士の先鋭舞台であるヴァンガードの隊長を務めている。その屈強な見た目とは裏腹に、ユーモラスであり繊細な心を持ち合わせている。前作ではエクリプスや前隊長を務めていた姉の死の件でアーロイと関わり、その献身的な姿勢からお互いがお互いを信頼する関係となった。
今作では、アーロイが西部で活動していることを耳にして協力を打診。施設への突入や、大型機械との戦闘でアーロイを補助する存在となる。
ヴァール
CV : 櫻井トオル
ノラ族出身の男性。ノラ族の伝統を重んじながらも、その伝統と逸脱してしまうアーロイを心配して手を差し伸べてくれる存在である。アーロイが消えた6カ月の間、彼女の軌跡を辿っていち早く合流することになる。優しい心を持ちながら、勇敢さと調和性を持ち合わせている彼の存在はアーロイの旅にはなくてはならない存在である。
サイレンス
CV : 堀内賢雄
バヌーク族の男性。旧時代の知識に囚われており、数十年もの長い期間をかけて古の技術の調査を行っていた人物。アーロイがエリザベトのDNAを持つことを知り、彼女を泳がせて鍵として利用することで必要な情報を先んじて得ようとする狡猾な人物だ。前作でハデスの討伐に協力する姿勢を見せたが、実際はハデスの持つデータを得るために密かに人格データを盗んでいた。今作ではハデスから得た知識で常にアーロイの先を行き、今後来るであろう脅威に対抗するために一人暗躍している。
6カ月間ただ闇雲に奔走していたアーロイに呆れており言葉遣いが更に辛辣となっている。逆にアーロイからはハデスを無断で持ち出したことや、情報を開示しない性格から関係性は破綻している。
ゾー
CV : 鷄冠井美智子
西部地方にあるウタル族の女性。赤の動乱でカージャ族と戦う道を選んだ戦士であり、病人を守る癒し手でもある。アーロイと出会うことでウタル族の習慣に疑問を抱き、ウタル平定の後はアーロイを支える仲間となる。ヴァールとは恋仲にあり、お互いがお互いを認め合いながら支え合っている。
コターロ
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目次 - Contents
- 『Horizon Forbidden West』の概要
- 『Horizon Forbidden West』のあらすじ・ストーリー
- 星々を目指すもの
- 槍の切っ先
- 国境地帯
- 会談
- 冥界の扉
- 死にゆく大地
- 地球の目
- 開かれた空
- カルラット
- 響き合うゆりかご
- 砂の海
- 過ぎ去りし時の種
- ファロの墓
- GEMINI
- 残された者
- テンの翼
- 特異点
- 『Horizon Forbidden West』のゲームシステム
- 6種類の固有スキルツリー
- 進化した武器、防具、道具システム
- 多彩なバトルシステム
- 『Horizon Forbidden West』の登場人物・キャラクター
- アーロイ
- アーロイの協力者
- エレンド
- ヴァール
- サイレンス
- ゾー
- コターロ
- アルヴァ
- 重要人物
- ヘカーロ
- 勇士ファシャーブ
- レガーラ
- シーオ
- ファー・ゼニス
- ベータ
- ティルダ・ファン・ダ・ミーア
- エリック
- ジェラルド
- テラフォーミングシステム
- ガイア
- ハデス
- ヘファイストス
- ミネルヴァ
- アイテル
- ポセイドン
- デメテル
- アルテミス
- エレウシス
- アポロ
- 旧時代の登場人物
- エリザベト・ソベック
- テッド・ファロ
- トラビス・テイト
- 機械獣
- バロワー
- スカイドリフター
- ロングレッグ
- 赤眼のウォッチャー
- グレイザー
- スクランジャー
- スクラッパー
- スパイクスノート
- ブラウホーン
- チャージャー
- ランスホーン
- ブリッスルバック
- ファングホーン
- ワイドモウ
- グリントホーク
- スナップモウ
- サンウィング
- クランバージョー
- ロックブレイカー
- タイドリッパー
- フロストクロー
- ファイアクロー
- リープラッシャー
- ベロウバック
- シェルウォーカー
- ローラーバック
- ベヒーモス
- クローストライダー
- グリムホーン
- ラヴェジャー
- ストーカー
- ドレッドウィング
- シェルスナッパー
- スコーチャー
- ストームバード
- サンダージョー
- スリザーファング
- トレマータスク
- スロータースパイン
- コラプター
- スペクター
- スペクタープライム
- 『Horizon Forbidden West』の武器
- 近接武器
- 槍
- 遠距離武器
- 狩人の弓
- 戦弓
- 長弓
- ブラストスリング
- トラップキャスター
- ロープキャスター
- スパイクスローワー
- ボルトブラスター
- シュレッダーガントレット
- 『Horizon Forbidden West』のアイテム
- 特殊装備
- プルキャスター
- シールドウィング
- 潜水マスク
- バインカッター
- 改造アイテム
- 資源
- 収拾アイテム
- オーナメント
- ヴィスタポイント
- ブラックボックス
- 信号レンズ
- 戦いの像
- 調査ドローン
- 『Horizon Forbidden West』の用語
- 部族関連
- ノラ族
- カージャ族
- オセラム族
- ウタル族
- テナークス族
- クエン国
- カルラット
- 流れ者
- 機械関連
- オーバーライド
- 機械炉
- フォーカス
- その他
- ストライク
- アダマントリース
- ファイアグリーム
- 『Horizon Forbidden West』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 戦いの像には『GOD OF WAR』のキャラクターが登場
- 「NewGame+」と難易度「ULTRA HARD」
- NewGame+
- 難易度「ULTRA HARD」
- フォーカス使用中の移動速度を上げる方法