ダグラス・バレット（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

バレット VS ルフィ

悪魔の実の力は稀に”覚醒”し、超人系の悪魔の実であっても自然系の悪魔の実の能力のように周りに影響を与える。バレットの「ガシャガシャの実」の能力は”覚醒”へと至っていた。デルタ島全体を飲み込み、バレットはさらに巨大な変形を遂げ「大型バレット」に進化する。さらに外装に強力な「武装色の覇気」をまとわせたことにより、圧倒的な防御力も加わる。デルタ島にいる海賊や海軍は深い絶望を味わった。

バレットは「大型バレット」の巨大な拳に覇気をまとわせて振り下ろす技「ウルティメイト・ファウスト」を使う。その巨大さはまるで山が降ってきているかのようで、デルタ島はその威力によって割れてしまう。そしてついにバレットを倒すために海軍本部中将5名と大型軍艦10隻という国家戦争クラスの戦力が投入される緊急命令「バスターコール」が発動された。バレットは自分に向かってくる海軍達を残らず殲滅しようと動き出す。しかし島にはまだバレットを倒そうとするルフィ達がいた。バレットを倒すために最悪の世代でハートの海賊団の船長トラファルガー・ロー、王下七武海の一人ボア・ハンコック、海軍中将のスモーカー、革命軍のNo.2にしてルフィの義兄であるサボが手を組む。彼らの連携でバレットの堅い外装は崩れ、バレットの巨大な右半身が吹き飛んだ。そこにルフィが「ゴムゴムの大大大猿王銃（キングキングキングコングガン）」を打ち込む。バレットも「ウルティメイト・ファウスト」で対抗したが、ルフィの技に敗れ、「大型バレット」は崩壊。核をなしていて「中型バレット」が顕になる。バレットはその状態でルフィにとどめを刺そうとしたが、ウソップが事前に撃ち込んでいた強い衝撃で発動する「緑星 蛇花火（みどりぼし へびはなび）」が発芽。「中型バレット」を拘束して外装を破壊した。

合体が解け生身になったバレットとルフィの最後の一騎打ちが始まる。「武装色の覇気」を身体にまとわせ、「最強の一撃（デー・ステェクステ・ストライク）」という連続パンチで「ゴムゴムの大猿王・銃乱打（キングコング・ガトリング）」と打ち合う。バレットは「この海を一人だからこそ勝ち続ける 世界最強はこの俺だァ！！！！」と自身の信念を叫び、ルフィを圧倒した。それに対してルフィは「この海を一人で生きてるヤツなんているわけねェだろォ！！！！」と叫んだ。その言葉でバレットの中でかつてロジャーと交わした言葉が蘇る。ロジャーに敗北したバレットは「強ェ……だがいつか絶対アンタを倒して世界最強の男になる ロジャー」と睨み上げた。しかしロジャーは疎むような様子を一切見せず、「おめェは強ェぜ、バレット。いつでも来いっ！！」と不敵な笑みを浮かべる。バレットはその言葉が嬉しかったのか、笑った。そこからルフィの猛攻を受け、バレットは敗北するのだった。

ダグラス・バレットの関連人物・キャラクター

ゴール・D・ロジャー

CV：津嘉山正種

ロジャー海賊団の船長にして、かつて海賊王と呼ばれた男。懸賞金は史上最高金額の55億6480万ベリー。偉大なる航路（グランドライン）を制覇し、最果ての島・ラフテルへたどり着き、世界の全てを知った。不治の病を患っていたからか、ラフテル到達後にロジャー海賊団を解散。しばらくして海軍に自首し、故郷である東の海（イーストブルー）のローグタウンで公開処刑となる。死に際に放った「おれの財宝か? 欲しけりゃくれてやるぜ… 探してみろ この世の全てをそこに置いてきた」という言葉は、世を大海賊時代へと誘った。

バレットとどのような出会い方をしたかは不明。ただ戦いを何度か挑まれてその度に返り討ちにし、その後バレットをロジャー海賊団へと入団させている。またバレットがロジャー海賊団を脱退する前にも勝負をしており、その時も勝利している。その際に「おめェは強ェぜ、バレット。いつでも来いっ！！」と言っており、バレットはこの言葉に嬉しそうな笑みを浮かべていた。このことからバレットはロジャーを目標にしていたのと同時に、憧れも抱いていたと思われる。

ゴール・D・ロジャー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ゴール・D・ロジャーとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。偉大なる航路（グランドライン）を制覇し、海賊王と呼ばれた男。最後の島・ラフテルへとたどり着き、すべての謎を解き明かした重要人物である。
ロジャー海賊団解散後、海軍に自首し故郷・東の海（イーストブルー）のローグタウンで公開処刑された。死の間際に放った遺言は多くの人間を海へ駆り立て、世に大海賊時代を巻き起こす。主人公のルフィもその一人である。

モンキー・D・ルフィ

CV：田中真弓

『ONE PIECE（ワンピース）』の主人公。麦わら帽子がトレードマークで、「麦わらのルフィ」という異名を持っている。麦わら海賊団の船長で、麦わら大船団の大頭。悪魔の実「ゴムゴムの実／ヒトヒトの実 モデル”ニカ”」の能力者であり、全身がゴムのように伸びるゴム人間。ワノ国編で四皇の一角・百獣のカイドウを討ち取ったことにより、懸賞金が15億ベリーから30億ベリーに跳ね上がった。海賊王が残したという「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を見つけて海賊王になるため、個性豊かな仲間達と大海原を旅する。

旅の途中でブエナ・フェスタから「海賊万博」の案内が届き、デルタ島に立ち寄る。そこで開催されたお宝争奪戦の途中で現れたバレットにウソップをやられたことをきっかけに戦いを始めた。ロジャーを超えて海賊王になるという旨を話すバレットは、同じ海賊王を目指すルフィにとって避けて通れぬ相手となり、ルフィは何度バレットに敗れても立ち向かうのだった。最後のバレットとの一騎打ちの際に放った「この海を一人で生きてるヤツなんているわけねェだろォ！！！！」というセリフは、バレットにかつてのロジャーとのやり取りを思い出させた。

モンキー・D・ルフィ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

モンキー・D・ルフィとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE』の登場人物であり、主人公。左目の下にある傷と麦わら帽子がトレードマーク。「麦わらのルフィ」という異名を持つ。悪魔の実「ゴムゴムの実」の能力者で、全身が伸び縮みするゴム人間である。
海賊王ゴール・D・ロジャーが残した「ひとつなぎの財宝（ワンピース）」を手に入れて海賊王になるという夢を叶えるために17歳で海に出た。そして愉快な仲間達と共に大海原を冒険するのだった。

ブエナ・フェスタ

CV：ユースケ・サンタマリア

フェスティバル海賊団船長にして、「海賊万博」の主催者。「祭り屋」、「最悪の戦争仕掛け人」という異名を持っている。丸い身体からスラッとした長い足が伸びているというアンバランスな体型をしており、アフロヘアーとひょうきんな表情が特徴。世界一の祭り屋と知られる一方で、情報や武器商人とも強い繋がりを持っており黒い噂が絶えなかった、海賊王ゴール・D・ロジャー時代の大海賊である。人々を熱狂へと誘うことを生き甲斐としており、「祭り屋」として高いプライドを持っている。

大海賊時代を呼んだロジャーに対して強い敗北感を持っており、バレットと共に「海賊万博」を使って世界中を巻き込んだ戦争を起こすことでロジャーを超えられると考えた。バレットとどのように接点を持ったかは不明。

ブエナ・フェスタ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ブエナ・フェスタとは、海賊漫画『ONE PIECE』を原作とした劇場版アニメ第14弾『ONE PIECE STAMPEDE』（ワンピース スタンピード）の登場人物。海賊王ゴール・D・ロジャーの時代を生きた海賊であり、人々を熱狂させることを生き甲斐としている。異名は、「祭り屋」、「最悪の戦争仕掛け人」。悪魔の実の能力者ではなく、戦闘力もないが、その頭脳で人々を熱狂させる興行を数多く起こし、海軍や革命軍から目をつけられていた。映画作中では、「海賊万博」という大規模なイベントを開催する。

ダグラス・バレットの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「悪くねェ…だが足りねェ 鍛錬も、戦略も、覚悟も、何もかも足りねェ… 鍛え抜いた“本物の強さ”ってモンを見せてやる……！！！！」

ルフィと同じ時期に台頭してきた懸賞金億超えの11人のルーキー海賊は、新世界編に入り「最悪の世代」と呼ばれるようになり恐れられていた。誰も彼もがほぼ悪魔の実の能力者で、強さは相当のものだった。しかしバレットはそんな最悪の世代達がまとめてかかってきても、次々と返り討ちにする。「悪くねェ…だが足りねェ 鍛錬も、戦略も、覚悟も、何もかも足りねェ… 鍛え抜いた“本物の強さ”ってモンを見せてやる……！！！！」と言い、最悪の世代の強さをある程度認めるが、その後圧倒的な力で再び最悪の世代をねじ伏せる。バレットの圧倒的な強さや、今までどれほどの鍛錬を積み重ねてきたかがわかる重みあるセリフとなっている。

ダグラス・バレットにとっての海賊王ゴール・D・ロジャー

バレットがルフィとの最後の一騎打ちで思い出すロジャーとの過去。バレットは何度もロジャーに挑むがその度に敗北を喫した。自分を見下ろすロジャーに対して、バレットは「強ェ……だがいつか絶対アンタを倒して世界最強の男になる ロジャー」と言って睨み上げる。しかしロジャーは疎むような様子を一切見せず、「おめェは強ェぜ、バレット。いつでも来いっ！！」と言って不敵な笑みを見せた。それが嬉しかったのか、そんなロジャーを見てバレットは笑う。

バレットにとってロジャーは”超えるべき目標”であり、”ライバル”だった。そしてそれと同時に”憧れ”のようなものを抱いていた。自身を育てた将軍に裏切られ、孤高の存在となってただ戦いの場を探し求めていたバレットにとってロジャーの存在はとても大きい。回想の最後に笑って見せたバレットの表情は、ただロジャーという男が存在していることが嬉しい、と言っているかのように見える。作中で「一人であることこそ最強」だと貫いてきたバレットの中に、死してなおロジャーが生きていることがわかり、バレットも一人ではなかった、ということを考えさせられるシーンである。

ダグラス・バレットの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

”ダグラス・バレット”は本名ではない