九条玲子(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

九条玲子(くじょうれいこ)とは『名探偵コナンシリーズ』の登場人物で、アニメでのオリジナルキャラクター。東京地方検察庁の検察官。初登場は、アニメ第264話「法廷の対決 妃VS小五郎」。「検察のマドンナ」と呼ばれ、東京地方検察庁のエースでエリート検事である。鋭い法廷での戦術、優れた頭脳を持ち勝利し続けている為、九条と戦うことを避ける者もいる程。年齢は33歳。「法曹界のクイーン」と讃えられている妃英理(きさきえり)は、未だ公判で連勝し続けており、九条は強烈なライバル意識を持っている。

九条玲子の概要

九条玲子(くじょうれいこ)とは、『名探偵コナン』シリーズの登場人物で、東京地方検察庁の検察官。「検察のマドンナ」と呼ばれており、頭脳明晰。法廷戦術に長けており、勝利を重ね続けている。弁護士の中には、九条と法廷で戦う事を避ける者もいるほどである。「法曹界のクイーン」と呼ばれる妃英理(きさきえり)は私立探偵・毛利小五郎(もうりこごろう)の妻であり、いまだに法廷で負け知らずの妃に対して、九条は強烈なライバル意識を持っている。九条と妃の初対決はアニメ第264-265話「法廷の対決 妃VS小五郎」。法廷で妃と九条が戦うことになり、九条は検察側の弁護人に小五郎を出したりと、妃を窮地に陥れるが最終的には妃が勝利した。このことから、九条は「妃弁護士には、これからも連勝記録を伸ばしてもらわないとならないわね。あの人に土をつけるのは、私の役目なんですから」と、妃に敬意を払うようになった。

九条玲子のプロフィール・人物像

年齢:33歳
所属:東京地方検察庁の検察官
愛称:検察のマドンナ
容姿:セミロング
性格:プライドが高い
登場回:アニメ第264-265話「法廷の対決 妃vs小五郎」
アニメ第297-298話「法廷の対決II 妃VS九条」
アニメ第489話「法廷の対決III 目撃者は検察官」
アニメ第489話「法廷の対決IV 裁判員小林澄子」
劇場版:なし
CV:松本梨香(まつもとりか)

アニメでのオリジナルキャラクターで、「法廷の対決」シリーズで度々出演しているが、原作や劇場版は出演なし。プライドが高く、優れた頭脳を持ち法廷戦術にも長けているため、勝利を重ねている。その為、一部の弁護士からは戦いたくないと言われており、避けられる程。
私立探偵である毛利小五郎(もうり こごろう)の妻・妃英理(きさきえり)は、「法曹界のクイーン」と呼ばれ、未だ負け知らずでありその為、九条はライバル心を持って接している。

九条玲子の来歴・活躍

初登場

妃英理と法廷で対決する九条玲子

テレビアニメ264-265話「法廷の対決 妃VS小五郎」が初登場である。ある日、主人公・江戸川コナンとコナンの居候先の娘・毛利蘭(もうりらん)は、蘭の母である妃英理(きさきえり)とランチの為に東京地方裁判所に訪れた。敏腕弁護士である妃は先ほど依頼人を見送り仕事を終えたが、新たな依頼が来てしまい、蘭たちとのランチに行けなくなってしまう。蘭がガッカリしているのを妃が慰めているところに、東京地検のエースであり検察のマドンナと呼ばれている九条玲子(くじょうれいこ)が登場した。妃が請け負った依頼弁護の対決相手が、九条である。九条は、妃に敵意をむき出し、裁判の連勝記録を伸ばしている妃に「それももうおしまいね」と呟いた。
今回の裁判は、1ヶ月前、杯戸(はいど)町の建築現場で起きた、会社員の平澤剛(ひらさわつよし)28歳の殺人事件を巡るものである。平澤は頭を殴られて亡くなっていたことから、現場にあった鉄パイプが凶器と見られていた。現場に落ちていた車の鍵から、容疑者が浮かび上がった。その容疑者が、妃が弁護する宇佐美真治(うさみしんじ)という男性。
検察側は宇佐美の犯行動機について、3年前に起きた事件が関係していると考える。3年前、平澤が酔っ払って駅の階段から宇佐美の5歳の息子・柾樹(まさき)を突き落としてしまい、柾樹は頭を強く打ってそのまま亡くなってしまうという事件があったのだ。その際、平澤は過失致死罪に問われたが、事件当時お酒に酔っていたこともあり、執行猶予付きの判決となった。宇佐美はその判決に、「そんなバカな、人ひとり殺しといて、刑務所にも入らずに済ませるのか!」と納得していなかったこともあり、息子の恨みを晴らすために平澤を殺害したと検察は考えていた。
宇佐美は犯行当日、酔っ払っていて覚えていないと言っている。妃は東京拘置所に向かい、宇佐美と面会し何か思い出したかと聞くが、宇佐美は「いいえ、何も」と言い思い出していない様子であった。
妃は、アリバイを証明する為、宇佐美の別れた妻・亀田昌子(かめだまさこ)が経営している居酒屋「美枡(みます)」に訪れた。昌子は酔った宇佐美から「柾樹が亡くなったのはお前のせいだ」「なんでお前が代わりに死ななかったんだ」と言い続けられ、今さら助ける気にはならないと言った。
平澤が殺害された日は、丁度宇佐美と私立探偵の毛利小五郎(もうりこごろう)が、美枡で呑んでいた。その事を利用しようと、九条は検察側の弁護人に小五郎を引き抜き、自身の勝利を確信したが、小五郎は自身のその日の行動を思い返すと宇佐美には犯行は不可能だと証明した。そして犯行が可能なのは別れた妻・昌子だとわかり、昌子は犯行を認めた。平澤が美枡に訪れた際に昌子は「以前会ったことはないか?」と尋ねたが、平澤は「さぁ覚えてねーなぁ」と言い放った。その言葉を聞いた昌子は「私たちの家族の幸せをめちゃくちゃにしておきながら、顔さえ覚えてないなんて、許せなかったんです」と犯行動機を伝え、裁判は終わりを迎えた。

最後の登場回

妃英理に電話をする九条玲子

テレビアニメ第606-607話「法廷の対決IV 裁判員小林澄子」がシリーズ作で最終登場回となっている。
ある日、コナンが通う帝丹(ていたん)小学校1年B組担任である小林澄子(こばやしすみこ)が、殺人事件の裁判員に選ばれた。事件の被害者は、曙(あけぼの)町4丁目5番地に住む不動産会社社長・石垣忠(いしがきただし)で、石垣宅の書斎の窓を破って侵入した岩松俊夫(いわまつとしお)が殺害容疑で逮捕された。岩松は忍び込んだ時にはすでに石垣は亡くなっていたと証言し、殺人に関し無実を主張していた。警察に「証拠は揃っている」と言われ、つい供述書にサインをしてしまい、殺人罪で裁判になった。
検察側の担当は九条であり、岩松の弁護を担当する敏腕弁護士の妃英理と法廷で対決することになる。
コナンと少年探偵団は帝丹小学校の校長・植松竜司郎(うえまつりゅうじろう)に連れられ、社会科見学と言う名目で、担任の小林がいる東京地方裁判所を訪れる。そこで妃の裁判を見に来ていた毛利蘭と小五郎に会い、妃と九条がまた対決すると知り、コナンは傍聴席から裁判を見学する。
事件の第一発見者である、石垣宅に5年通う家政婦・原幸恵(はらゆきえ)と石垣の義弟・塚野亨(つかのとおる)が証人調べをうける。小林はモニターに表示された現場写真を見て、壁の絵が逆様かもしれないと発言する。この発言の裏には、小学校の校長室に同じ様な絵が飾られており、現場写真とは上下逆に飾られていたことによる。しかし、小林は、他の裁判員から「事件に関係がなさそう」と冷たい反応をされる。
その後、妃の弁護で弁護側が優勢で第1回公判を終えた。だが、小五郎は九条について、「コレで尻尾を巻くようなマドンナかどうか…」と言い、コナンが何かを考えていることを察した小五郎はコナンと蘭を連れて石垣宅へ調査に訪れる。そこには九条と検察側の関係者が先に来ていた。コナンたちが小林の指摘していた絵を調査すると、裏の蓋に石垣の血痕が付着しており、蓋を開けると借用書や手形が隠されていた。岩松が石垣から300万を借りているという借用書も見つかり、殺害する動機があった事で、妃側が不利になる事態になった。だが、そこにはあったはずの花瓶が無くなっている痕跡があり、妃とコナンたちがその調査をしている時、九条から電話があり「岩松に似た人物の新たな目撃証言も得られました。連戦連勝の妃先生が、初の敗北を喫する裁判になるかもしれませんね。では、明日の公判をお楽しみに」と挑発される。
コナンたちが花瓶の調査をしている時、家政婦の原が口を滑らせ、花瓶のことを話してしまう。花瓶は、ゴミ置き場に捨てられてあった。花瓶の中には凶器であるナイフを隠していた痕跡も見つかる。そのことから、真犯人は義弟の塚野であることがわかり、今回も九条が敗退し事件が解決する。
この回を最後に、九条玲子は『名探偵コナン』シリーズに出てきていない。

九条玲子の関連人物・キャラクター

妃英理(きさきえり)

CV:高島雅羅(たかしまがら)
毛利小五郎の妻で、高校生探偵・工藤新一(くどうしんいち)の幼なじみである毛利蘭(もうりらん)の母。小五郎とは喧嘩が原因で別居中である。弁護士で、個人事務所「妃法律事務所」を経営している。年齢は38歳。みんなから注目を集める程の美女で、法廷では無敗記録を更新していることから「法曹界の女王(クイーン)」と呼ばれている。九条と法廷での戦いを繰り広げており4回戦い、いずれも勝利している。回を重ねるごとに良きライバルとしてお互いを信頼し合っている。

江戸川コナン/工藤新一(くどうしんいち)

CV:高山みなみ/山口勝平
『名探偵コナンシリーズ』の主人公であり、その正体は高校生探偵・工藤新一である。毛利蘭と遊園地に行った際、組織の裏取引現場を目撃し、口封じの為に組織が開発中の毒薬・APTX(アポトキシン)4869を飲まされた結果、体が縮んでしまった。組織から新一が生きている事を隠すため「江戸川コナン」と名乗り、毛利探偵事務所に居候。帝丹(ていたん)小学校の1年生として通う傍ら、少年探偵団に所属している。
九条とはアニメ第264話「法廷の対決 妃VS小五郎」で、初共演をする。九条はコナンの鋭い観察力を買っており、アニメ第606話「法廷の対決IV 裁判員小林澄子」では、コナンのことを「コナン君だっけ?君の観察力は、なかなかね」と褒めていた。

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毛利小五郎(もうりこごろう)

CV:神谷明(かみやあきら:1 - 548話) → 小山力也(こやまりきや:553話 - )
毛利蘭の父で、私立探偵。「毛利探偵事務所」を経営している。前職は警視庁捜査一課強行犯係の刑事。世間では「眠りの小五郎」と呼ばれるほど、有名な探偵。年齢は38歳。
九条とは、アニメ第264-265話「法廷の対決 妃VS小五郎」で初共演し、その際は九条側の証人として、妃と対立する。何度か法廷で妃側の特別弁護人として召喚され九条と対決する場面もある。

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佐藤美和子(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

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佐藤美和子(さとう みわこ)とは『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』の登場人物で、警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係に所属する警部補。目暮十三警部・白鳥任三郎警部の直属の部下として働いている。 美人で男勝りな性格から、警視庁の男性陣からは絶大な人気を誇るが、現在は同じ課の高木渉巡査部長と恋仲の関係。主人公の江戸川コナンのことを「よく気が付く子」と認めている。勘が鋭く、眠りの小五郎の正体や、黒ずくめの組織の存在を探ろうとする。

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諸伏高明(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

諸伏高明(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

諸伏高明(もろふしたかあき)とは『名探偵コナン』の登場人物。長野県警刑事部捜査一課の警部。知的な見た目通り推理力に優れており、知識も豊富。『三国志』に登場する賢人が残した教訓や中国の故事などを好んで用いる。そのため、同僚の大和勘助(やまとかんすけ)警部からは「コウメイ」というあだ名で呼ばれている。一見冷静沈着に見られる高明だが、推理に入ると周りが見えなくなるほど没頭し、一度決めたら危険をも顧みずに突き進むという一面も持っている。名前の由来とモデルは『三国志』に登場する軍師・諸葛亮孔明。

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赤井秀一/沖矢昴(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

赤井秀一/沖矢昴(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

赤井秀一(あかいしゅういち)/沖矢昴(おきやすばる)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、FBIの捜査官。狙撃の名手で有効射程距離は1300ヤード。赤井務武・メアリー世良夫妻の長男で、羽田秀𠮷と世良真純の兄。ジークンドーの達人で、得意技はフィンガージャブ。いつも黒いニット帽を被っていて、口癖は「50:50(フィフティ・フィフティ)」。ブラックコーヒーとバーボンウイスキーを愛飲している。ヘビースモーカーで左利き。

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工藤優作(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

工藤優作(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

工藤優作(くどう ゆうさく)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、「黒ずくめの組織」の毒薬によって幼児化し江戸川コナンになった工藤新一(くどう しんいち)の父親である。世界的に有名な推理小説家で、代表作『闇の男爵(ナイトバロン)』シリーズなどで世界的ヒット作を数多く生み出している。江戸川コナン以上の優れた推理力と知識の持ち主であり、今まで江戸川コナンは推理で一度も工藤優作に勝った事は無い。

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キュラソー(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

キュラソー(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

キュラソーとは、青山剛昌による推理漫画『名探偵コナン』の劇場版第20作目『名探偵コナン 純黒の悪夢』に登場するゲストキャラクター。映画公開まで”謎の女”として名前が伏せられていた。黒の組織のNo.2”ラム”の右腕であり、高い身体能力と並外れた記憶能力を持つ情報収集のスペシャリスト。本名や国籍は不明で、銀髪のロングヘアーとオッドアイが特徴。任務中に記憶喪失になり少年探偵団と出会ったキュラソーは子供たちと接しているうちに心変わりする。最後には組織を裏切り少年探偵団のみんなを守るために命を落とす。

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宮野エレーナ(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

宮野エレーナ(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

宮野エレーナとは、『週刊少年サンデー』の漫画『名探偵コナン』、及びそれを原作としたTVアニメ『名探偵コナン』の登場人物。主人公の工藤新一を幼児化させた薬「APTX 4869」の開発担当者で、灰原哀/宮野志穂の母親だ。世間からは、ヘル・エンジェル(地獄に堕ちた天使)と呼ばれている。 物語開始時点では故人だが、物語の鍵を握る重要人物として、さまざまな登場人物の回想に登場する。事故に巻き込まれて死亡したが、遺体が不明だったとされており、読者の間では、もしかしたら生きているのではと考察されている。

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