英雄伝説 空の軌跡FC(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『英雄伝説 空の軌跡FC』は、2004年に日本ファルコムから発売されたPC用RPGゲームである。『空の軌跡』シリーズの第1作目として発売された今作は、その人気の高さからPSPやPS3へ移植され、2015年にはVita用ソフトとしてフルボイス化やキャラクタービジュアルなどを一新した『空の軌跡FC Revolution』が発売されている。主人公のエステルとヨシュアが、父の失踪をきっかけに見習い遊撃士として旅立ち、仲間たちとの出会いや事件に遭遇しながら成長していく姿を描いている。

CV:龍田直樹 年齢:68歳
工房都市ツァイスに住む導力学者で、ティータの祖父。導力器(オーブメント)を開発したエプスタイン博士の直弟子のひとりで、リベール王国の導力普及の礎を築いた人物でもある。本編では「黒の導力器」を解析しようとしていたところを情報部に捉えられるが、エステルたちに助けられた。王城地下の遺跡へと続くエレベーターの封印を解くなど、エステルたちに協力した。一度発明や研究に入ると他のことが見えなくなる。

リシャール大佐

CV:三浦祥朗 年齢:34歳
王国軍情報部の責任者。リベール王国の未来を憂いていたところをアルバ教授(ゲオルグ・ワイスマン)につけこまれ、利用されてしまう。情報部を使って城を掌握し、王城地下に眠る遺跡の封印を解いてしまう。封印区画に封印されているとした「輝く環」はなく、守護者であるトロイメライを復活させてしまい窮地に陥るが、駆けつけてきたカシウスによって救われた。リシャール自身も、自分がなぜ「輝く環」のことを知っているのかは覚えていなかったが、古代の力に頼ろうとしていた過ちに気付き改心する。

アルバ教授

CV:田中秀幸
リベールの陰謀における黒幕であり、本当の名を「ゲオルグ・ワイスマン」という。ヨシュアにカシウスの暗殺をさせたのも、ブライト家に潜り込むように暗示をかけたのもワイスマンの計画のうちだった。貧乏な考古学者の「アルバ教授」を名乗り、調査と称してエステルとヨシュアの前に現れ動向を見張りながら各地の事件に関与し、リシャールを利用して王城地下の封印を解く。女王生誕祭でヨシュアの暗示を解き、カシウス暗殺の真意を告げて絶望させる。

ロランス少尉

CV:緑川光
リシャール大佐の元で暗躍する謎の男性。王城での戦いでは仮面を外し素顔を見せ、助言めいた言葉を残して消える。

ジョゼット

CV:庄子宇芽香 年齢:16歳
ロレント市長邸でジェニス王立学園の生徒になりすまし、市長のセプチウム結晶を盗んだ張本人。盗賊団であるカプア3兄弟の末っ子であり、自分のことを「ボク」と呼ぶ。王国軍につかまった後は牢屋に入っていたが、優勝したら釈放してもらえることを条件に王都で行われていた武術大会に出場し、エステルたちと刃を交えるが敗れる。リシャールが起こした王都での騒動の際、混乱に紛れて脱走している。

『英雄伝説 空の軌跡FC』のアイテム

回復アイテム

回復アイテムにはHP回復アイテムや戦闘不能、状態異常解除などのアイテムがある。エステルたちが食べたり作ったりすることで使用できる料理レシピもあり、料理はHPやEPを回復できるだけでなく、攻撃力や防御力をあげたりCPを回復できる効果があるものもある。

武器

武器はそれぞれキャラクター専用の武器が存在する。エステルは棍棒やロッド系、ヨシュアは双剣など。剣や鞭などは近接攻撃型だが、導力銃や導力砲は遠距離からでも攻撃が可能となっている。

防具

身につけることのできる防具には衣服と靴の2種類に分けられる。
衣服は全員が身につけられる物から、女性専用、男性専用のものもあり、武器屋で購入したり宝箱から入手することができる。
靴は武器屋で購入するほか、クエストや宝箱から入手できるものがある。

書物

ストーリー進行に直接的な関わりはないが、集めることでアイテムと交換出来たり、サブクエストに必要なアイテムなどが至る所に存在している。カーネリアは全部で11巻あり、全て集めるとエステルとヨシュアの最終武器と交換することができる。

『英雄伝説 空の軌跡FC』の用語

遊撃士(ブレイサー)

「支える籠手」を紋章に掲げ、平和と安全を守るために設立された民間団体「遊撃士協会」(ギルド)に属する職業を「遊撃士」(ブレイサー)という。仕事の内容は、地域の人々からの依頼を受けて魔物の退治や探し物、届け物などを行う、通称「なんでも屋」。国や軍からの要請を受けて犯罪者を取り締まることもある。遊撃士になることができるのは16歳以上に限られており、指導者の修行を経て「準遊撃士」になる必要がある。「正遊撃士」になるためには、更に経験を積み実績を残すことが必要となる。ランクも正遊撃士はA~G級、準遊撃士は1級~8級に区分されていて、最高ランクであるA級の正遊撃士は大陸全土に20人程度しかいない。A級の更に上にもS級ランクが存在するが非公式であり、大陸に僅か4人しかいないと言われている。エステルの父カシウスは数少ないS級ランクの遊撃士の一人でもある。中立性を保つために国家権力との不干渉を掲げているため、政治や軍などの国家や公的機関に関しては手出しすることができない。

導力

七耀石から取り出すことができるエネルギー資源。
50年前にエプスタイン博士が古代遺物の研究から導力を利用してエネルギーを生み出すことができる導力器(オーブメント)を発明。この発明が転機になり導力革命が起こった。
遊撃士が使う魔法も導力の力を利用しており導力魔法(オーバルアーツ)と呼ばれる。戦術オーブメントという導力器に組み込んでいくことで発動することができる。

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