英雄伝説 空の軌跡FC(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『英雄伝説 空の軌跡FC』は、2004年に日本ファルコムから発売されたPC用RPGゲームである。『空の軌跡』シリーズの第1作目として発売された今作は、その人気の高さからPSPやPS3へ移植され、2015年にはVita用ソフトとしてフルボイス化やキャラクタービジュアルなどを一新した『空の軌跡FC Revolution』が発売されている。主人公のエステルとヨシュアが、父の失踪をきっかけに見習い遊撃士として旅立ち、仲間たちとの出会いや事件に遭遇しながら成長していく姿を描いている。

アガット・クロスナー

CV:近藤孝行 年齢:24歳
「重剣のアガット」と呼ばれる正遊撃士。その名の通り背丈よりも大きい大剣が得物。火の属性を中心とした威力の高い直接攻撃を駆使して戦う。百日戦役で故郷のラヴェンヌ村が戦渦に巻き込まれて妹を亡くし、不良集団「レイヴン」のリーダーとしてすさんだ生活を送っていたが、カシウスによって更生し、その後遊撃士となる。
ぶっきらぼうで口調も荒いが、なんだかんだで世話焼き。カシウスがリベールを出る少し前に黒装束の男たちについて調査を頼まれており、調査中に何度かエステルたちとも顔を合わせ、少しずつその実力を認めていく。
ツァイスでは誘拐されたラッセル博士の救出にも協力するが、ティータをかばって瀕死の状態に。
ラッセル博士を救出後は、巻き込まれたティータと博士を逃がす役を請け負い、二人を連れて逃亡するが、最終決戦の際には王都に駆け付けて協力する。

クローゼ・リンツ

CV:皆口裕子 年齢:16歳
リベール女王アリシアII世の唯一の孫で直近の王位継承者でもある。本名はクローディア・フォン・アウスレーゼ。普段は身分を隠し偽名を使ってルーアン地方のジェニス王立学園に通っている。お世話になっているマーシア孤児院が放火され、ちょうどルーアンに来ていたエステルたちに協力して解決。シロハヤブサのジークがいつも側におり、ジークと気持ちを通じ合わせている。
女王誕生祭に合わせて王都へ戻ろうとした際、リシャール大佐に捕らわれてエルベ離宮に幽閉されるが、エステルらブレイサ―と親衛隊に救出され、自らも国を守るために戦うことを決意する。
細身で先端が鋭く尖ったレイピアなどの片手剣を上品に使いこなす。
幼い頃に親を亡くし、祖母であるアリシア女王の元で育てられた。百日戦役の際に混乱に巻き込まれ、停戦までの間ルーアンの孤児院を営んでいる夫婦の元で過ごしたことで家族というものを知る。

ティータ・ラッセル

CV:今野宏美 年齢:12歳
導力学者ラッセル博士の孫。12歳という幼い年齢ではあるがツァイス中央工房の見習い技師を務め、カルデア隧道の街灯やエルモ村の温泉ポンプを一人で修理するなど技師としての腕は優秀である。機械を見ると周りが見えなくなることもあり祖父譲りな一面も。エステルらと行動を共にするうちに互いに兄弟のように思い合うようになり、エステルを「お姉ちゃん」、ヨシュアを「お兄ちゃん」と呼んで慕っている。ラッセル博士が情報部に誘拐され、助けたい一心で駆けつけるが、そのせいで作戦が失敗しアガットにも重傷を負わせてしまう。責任を感じ看病するうちにアガットの優しさに気付き、慕うようになる。
エステルらによって博士を救出した後は、博士とアガットと共に逃亡することになるが、最終決戦前にエステルたちのもとに駆け付け、共に戦う。
武器は導力砲で、オーブメントの属性は火。クラフトは威力の高い範囲攻撃などを行うことができる。

ジン・ヴァセック

CV:稲田徹 年齢:30歳
「不動のジン」との異名を持つ大男で、大陸に20数名しかおらず最上級と言われるA級の正遊撃士。「泰斗流」の武術家であり、ツァイス支部の受付のキリカとは同門である。
リベール王国の東に位置するカルバード共和国出身。王都グランセルで行われていた武術大会に単身で参加していたが、メンバーに加えてほしいというエステルたちの頼みを聞き入れ、オリビエ含む4人で出場し優勝する。城に入り、エステルたちからリシャール大佐が起こそうとしている計画について知り、エステルたちに協力する。
実はカシウスとは旧知の中。武術大会に出場するためリベールに来たという名目ではあったが、本当の理由はリベールでカシウスから、不在の間若手遊撃士たちの援助を頼まれていたからだった。

重要人物

カシウス・ブライト

CV:岸野幸正 年齢:45歳
遊撃士として最高ランクS級をもつベテランの正遊撃士でエステルの父でもある。『空の軌跡FC』本編の10年前に起こった百日戦役の際は軍人であり、飛行艇を用いて帝国兵を分断、孤立させるという作戦を立てて戦争終結の立役者となったが、作戦で妻でありエステルの母であるレナを死なせてしまったことから軍を退いた。5年前に、自分を暗殺しようとして失敗し、組織に狙われていたヨシュアを匿い、養子として本当の家族のように育てた。帝国からの要請を受け帝国へと向かったが、リベールの不穏に気づき、最終戦に駆け付けてエステルたちを援護した。

ナイアル・バーンズ

CV:藤原啓治 年齢:29歳
リベール通信社に勤める記者。翡翠の塔への取材の際、エステルとヨシュアに護衛をしてもらったことがきっかけで、その後も何かと情報を共有し合うようになる。新米カメラマンドロシーとコンビを組み、ネタを探して各地を飛び回っているが、自由奔放な彼女に振り回されている様子も見られる。

ドロシー・ハイアット

CV:新井里美 年齢:20歳
リベール通信社の新米カメラマン。マイペースで天然ボケな性格で、コンビを組んでいるナイアルをいつも困らせているが、本人はそれに気づいていない様子。しかしカメラの腕は確かで、その実力はナイアルにも認められるほど。ラッセル博士誘拐事件の際はドロシーが撮影した写真のおかげで解決へのヒントをつかむことができた。

ラッセル博士

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