英雄伝説 空の軌跡FC（ゲーム）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ゲームは主人公のエステル・ブライトを操作してフィールドやダンジョンを移動したりNPCキャラたちと会話をしたりしながらストーリーを進めていく。
シナリオは一本道だが、物語を進めるためのメインクエストのほかにも様々なサブクエストが約50種類存在している。準遊撃士であるエステルとヨシュアが所属する遊撃士協会には様々な依頼が寄せられているので、これらの依頼を受注し、クリアしていくことで報酬とブレイサーポイントを得ることができる。サブクエストは遊撃士協会の掲示板を見て受注するものと、特定の条件で自動的に受注するものがある。サブクエストはストーリーへの直接的な関わりはないが、クリアすることで報酬とブレイサーポイントを得ることができ、ポイントがたまるとランクが上がるといったやりこみ要素となっている。

バトルシステム

ATバトル

戦闘は行動順を主軸とした「AT(ActionTime)バトル」というもの。画面左上にはATバーが表示されているのでそこで行動順を確認できる。
行動順によってATボーナスがつき、ATボーナスを使いこなすことで戦闘を有利に進められるが、このATボーナスは敵にも発動するので、逆に不利な状態になってしまうことも。
ATボーナスにはHP、EP回復のほか、クリティカルの効果があるものやセピスを獲得できるものもある。集めたセピスはお金や魔法オーブメントと交換することができる。
最大仲間は4人まで戦闘が可能。行動順はクラフトやアーツなどの行動によっても変わり、より威力の高い攻撃などを行った場合は次の行動順が回ってくるのも遅くなる。
フィールドでの戦闘はシンボルエンカウント方式となっていて、後ろから接触することで先制攻撃となるが、敵に後ろから接触されると敵に囲まれてしまい行動順においても不利になってしまう。
全ての敵を倒すと経験値とセピスが得られる。

オーブメント、アーツ

導力器（オーブメント）に結晶回路（クオーツ）をセットすることでHPアップや状態異常防止など様々な効果を得たり、魔法を使ったりすることができる。それぞれのキャラには属性がありオーブメントの構造もそれぞれ異なり、組み合わせ次第で魔法も変化する。属性は火、水、風、時、地、幻、空の7種類。
この世界での魔法は導力魔法（オーバルアーツ）と呼ばれていて、EP（エネルギーポイント）を使用することで魔法（アーツ）を使用できる。

クラフト・Sクラフト

クラフトとは、CP（クラフトポイント）を使用して発動させる各キャラクター固有の得意技のこと。CPは攻撃やダメージを受けることで蓄積され、最大で200CPまで溜まる。技によって効果はそれぞれで、攻撃だけでなく回復や補助効果のあるものもある。
通常のクラフトの他、CP100以上で発動できるSクラフトというものがあり、溜まったCPを全て消費してしまうが威力は高い。CPを最大値の200まで溜めた状態で発動するとさらに威力が上がる。

CPが100以上あれば、行動順に関係なくSクラフトを発動できるというSブレイクという技を使える。
『空の軌跡FC Evolution』からは、Sクラフト使用時にキャラクターのカットインが入るようになり、戦闘の臨場感が増している。

『英雄伝説 空の軌跡FC』の登場人物・キャラクター

主人公

エステル・ブライト

CV：神田朱未 年齢：16歳
『空の軌跡FC』の主人公。いつでも明るく一直線で、困っている人を見ると放っておけない性格。
10年前に起こった百日戦役で母を亡くしたが、弱音は吐かず「お母さんが私を守ってくれたように、私も誰かを守れるようになりたい」との思いから父と同じ遊撃士になることを決意する。
5年前に父カシウスが保護してきた少年ヨシュアとも心を通わせ、姉弟のような存在として仲良くなっていった。
ヨシュアと共に16歳で準遊撃士となり、父カシウスが行方不明になったのをきっかけに故郷を出る。父の足取りを追い各地を旅しているうちにリベール王国の情勢を揺るがす事件に巻き込まれるが、仲間たちと共に計画を阻止し、正遊撃士の資格を得る。
父に習った棒術を巧みに操り、 素質実力は共に高い。
ヨシュアとは家族同然でいつも一緒に過ごしていたが、物語が進むにつれて自分の気持ちに気付き、ヨシュアを意識し始めるといった年頃の女の子らしい一面を見せることもある。
趣味はストレガー社のスニーカー集めと釣りで、ヴァレリア湖畔では釣りに夢中になる姿も。
「あんですってぇー！」が口癖。

ヨシュア・ブライト

CV：斎賀みつき 年齢：16歳
5年前にカシウスが連れてきた少年。ブライト家に養子として引き取られる。エステルとは対照的にいつも冷静沈着に物事を考えており、突っ走るエステルをたしなめる場面もある。
本編ではエステルと共に16歳で準遊撃士になり、行方不明になった父カシウスの行方を追って王国各地を旅する。事件を解決し、エステルと共に正遊撃士の資格を得るが、女王生誕祭で本当の黒幕であるゲオルグ・ワイスマンに記憶の暗示を解かれ、自分の行いを知ったヨシュアは、エステルの前から姿を消し、『空の軌跡SC』の物語へと続くことになる。
武器は双剣。
自分のことは決して語ろうとせず、生い立ちや故郷なども謎に包まれているが、実は10年前のハーメル村惨殺事件（ハーメルの悲劇）の悲劇の生き残りで本名をヨシュア・アストレイと言う。姉のカリンを失って心が壊れてしまったヨシュアは結社「身喰らう蛇」のゲオルグ・ワイスマンに利用され、彼の操り人形となり執行者の一人「漆黒の牙」として暗躍していた。
5年前の任務でカシウス・ブラウトの暗殺を命じられたが失敗。組織に追われ大けがを負ったところをカシウスに保護され、カシウスの養子として育てられることになる。
エステルに対してずっと思いを秘めていたが、エステルをはじめ自分へ向けられている行為に対しては非常に鈍い。

仲間たち

シェラザード・ハーヴェイ

CV：塩山由佳 年齢：23歳
「銀閃のシェラザード」の異名を持つ正遊撃士で、リベールの若手遊撃士の中でもその実力は1、2を争うほど。戦闘では鞭を操り、駆け出しのエステルやヨシュアを援護する。ロレント支部所属でエステルとヨシュアの指導係でもあり、研修と試験を担当、準遊撃士として任命する。ブライト家とは幼い頃から親交があり、エステルからは「シェラ姉」と呼ばれ親しまれている。カシウスのことは「先生」と呼び、カシウスの一番弟子であることを自負している。
カシウスの乗ったボース行きの定期船が失踪したとの知らせを受けて、エステルとヨシュアと共にボース地方に向かい、事件を解決に導いた。ボースでの飛行船行方不明事件の解決後は仕事を ロレントに戻るが、最終決戦前にエステルらの元に合流する。
普段は面倒見がよく だが、酒豪で酒癖が悪く、ペースも速い。それは何度か一緒に酒を飲み交わしているあのオリビエでさえも怯えるほどである。