エレベーターアクション(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『エレベーターアクション』とは、1983年にタイトーが業務用に発売した縦スクロールアクションのアーケードゲーム。スパイとして単身ビルへ潜入し、すべての機密書類を手に入れて脱出することを目的としている。アーケード版は、一定時間が過ぎてもクリアできない場合は敵の動きや出現数が最高難易度になるなど、非常に難しい。ファミリーコンピュータやゲームボーイ、PlayStationシリーズ、Nintendo Switchまで、あらゆる機種に移植されている。

『エレベーターアクション』の概要

『エレベーターアクション』とは、タイトーが1983年に発売した縦スクロールアクションのアーケードゲーム。
プレイヤーはスパイとして単身ビルへ潜入し、すべての機密書類を手に入れて脱出することを目的としている。『エレベーターアクション』という名前の通り、階を移動するには基本的にエレベーターを使用する。一部のフロアではエスカレーターも使える。誰も乗っていなければエレベーターは自動的に昇降し、プレイヤーが乗っている場合は任意で昇降可能。
アーケード版は、一定時間が過ぎてもクリアできない場合は敵の動きや出現数が最高難易度になるなど、非常に難しい。
1985年6月28日にファミリーコンピュータへの移植版が発売された。その後も、ゲームボーイ、PlayStationシリーズ、Nintendo Switchまで、あらゆる機種に移植されている。
1998年にアーケードゲーム全てを対象に行われた『ゲーメスト』読者の人気投票、ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「スクロールは上下のみで敵は1種類といたってシンプルなゲーム」、「6面~7面あたりから急に難しくなってくる。この理不尽がプレーヤーを惹きつける原因となったのかもしれない」と紹介された。

『エレベーターアクション』のあらすじ・ストーリー

敵地へ潜入して機密文書を奪取

プレイヤーはスパイとなり、敵地に潜入して機密文書を奪取し、脱出しなければいけない。屋上から潜入し、赤いドアの部屋に入って機密文書を入手。すべての赤いドアの部屋に入り、エレベーターを使ってB1Fまで行けばクリアとなる。

『エレベーターアクション』のゲームシステム

ルール

『エレベーターアクション』は、主人公のスパイを操作して敵のビルから秘密書類を盗み出していくアクションゲームである。1人でプレイするモードと、交互にプレイすることのできる2人プレイモードがある。
屋上から潜入し、全ての赤いドアの部屋に入って機密文書を入手し、最下階(B1F)まで進めばクリアとなる。ただし、機密文書を1枚でも取り忘れるとB1Fに降りた瞬間に取り忘れたドア前まで強制的に移動する。また、2枚以上取り忘れた場合はその中の最上階に戻される。残機が無くなるとゲームオーバー。

操作方法

レバーと2ボタン(拳銃、ジャンプ)で操作する。下入力するとしゃがんで敵の銃弾を回避することができる。赤いドアの前で上入力でドアに入る。

敵キャラクターとの戦い

通常のドアからは敵キャラクターが出現する。ステージが進むにつれ攻撃は素早くなり、しゃがみ撃ちや伏せ撃ち、マシンガンの乱射まで行なうようになる。
プレイヤーは拳銃で攻撃し、敵を倒すことができる。拳銃の発砲は横にのみで、無限に使える。拳銃を使用する以外にも、ジャンプによる飛び蹴り、電灯を敵の頭に落とす、ドラム缶で轢く、エレベーターで上下から圧し潰すといった方法で敵を倒すことが可能。

スコア

スコアは以下の通り。

銃で倒す:100(150)点
キックで倒す:150(200)点
エレベーターで圧縮して倒す:300(300)点。(ただし敵が自爆した場合は0点。)
ランプを敵の頭上に落とす:300点
B1階の駐車場に到達してビルから脱出:1000点×ステージ数

※()内の数字はランプを落とし、停電状態になっている時のスコア。
合計スコアが10000点以上になると残り人数が一人増える。2つ目以降のステージで10000点になっても同様。ただし、20000点になっても残り人数は増えないため、残り人数はMAX3人。

ミス

プレイヤーが以下の状態になるとミスとなる。

・敵の銃弾に当たる。
・エレベーターとフロアの天井、または床に挟まれる。
・エレベーターシャフト(昇降路)内に転落する。

『エレベーターアクション』の登場人物・キャラクター

プレイヤーキャラクター

スパイに扮するプレイヤーキャラクター。プレイヤーはこのキャラクターを操作し、機密文書を手に入れてビルからの脱出を目指すことになる。

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