5分でわかる!音楽ジャンルを解説

ひとくちに音楽と言っても、クラシック、ロック、ジャズ、カントリー、EDMなど、そのジャンルは多岐にわたる。ここでは音楽のジャンルについて知りたい人のために、各ジャンルの解説と代表的な曲を紹介していく。

Red Hot Chili Peppers - Around the World - YouTube

ラップロック、ファンクロックの代表的なバンド。ただ長い活動のなかで音楽性も変化し、曲によってもそのジャンル分けは異なるためバンドとして1つに定義することは難しい。これはどのバンドにも言えることである。

Zebrahead - Hell Yeah (Official Music Video) - YouTube

これを聴いておけばとりあえずミクスチャーは理解できると思います。ゼブラヘッドはザ・ミクスチャーバンドです。

Dragon Ash - FANTASISTA (LIVE @ GG11) - YouTube

日本だとこの辺りが有名かと。一昔前だとTHE MAD CAPSULE MARKETSもそうです。ジャンルなんて評論家がつけるもんでたまにアーティスト側から俺らはそんなジャンルじゃないって言われることがありますが...Dragon Ashに関しては自分で「ミクスチャーロック」と名乗っています。

▼カントリー

西部劇のような古き良きアメリカを想像する人も多いと思うがそれはあくまでカントリーミュージックの一部。ルーツをたどるとアイルランド系、イングランド系、スコットランド系移民がアメリカに持ちこんだ民族音楽、スウェーデン・ノルウェーなどの伝統音楽、さらに土着の黒人音楽の融合から生まれたもの。ポップスの母体、元祖ロックとも位置付けられる

楽器編成はギター、ドラム、ベースに加えフィドル(バイオリン)、バンジョー、マンドリン、ピアノ、ハーモニカなどが用いられる。

シンプルで素朴なサウンドに甘い歌声というなじみ深い音楽的特徴を持つ

George Jones - Who's Gonna Fill Their Shoes?

聴いてる人を包み込むような独特の声が特徴。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」に選ばれているが、去年亡くなった。

Alan Jackson - Livin' On Love

Taylor Swift - We Are Never Ever Getting Back Together

カントリーと聞くと渋い年配のおじさんが歌うのを想像してしまうが、テイラー・スウィフトも立派なカントリー歌手。ポップスよりで馴染みやすく発展した形式ではあるが、子どもの頃よりカントリー・ミュージックにあこがれ、その精神は受け継がれている。

▼ポップス

出典: ticketcamp.net

「ポップス」というのは和製英語で本来は「ポピュラー音楽」と呼ばれる。これは 広く人々の好みに訴えかける音楽と定義され、音楽産業を通して人々に広まるものである。ロック、レゲエ、ソウルなど様々なジャンルを包括する用語。クラシックや伝統音楽はこの類ではない。

これとは別に「ポップ・ミュージック」という言葉がる。これはロックから派生した特定の音楽ジャンルで、これも「ポピュラー音楽」に属する。

ではJ-POPとはなんだろうか?

J-POPはその名の通り日本のポピュラー音楽を指すもので、主に1990年代から若者を中心に流行した音楽全般を指す。作曲者と歌手が分かれているものが多く、パフォーマンス重視、流行に合った曲を生産する「産業ロック」とも言われる。大手レコード会社などによる商業性の影響が強く、売り手側が分類したジャンルという意味で全く新しいもの。

Frank Sinatra - "Theme from New York New York ...

ジャズポピュラー歌手

サイモン&ガーファンクル『明日に架ける橋』

もう少し詳しく知りたい方に

すでに紹介したロック、パンク、EDMから派生する細かいジャンルに切り込んでみます。例曲を聴いてイメージをつかんでみてください

▼ロックについて

・オルタナ

The Jesus Lizard "Boilermaker"

オルタナティブ・ロックの略。1980年代にアメリカで主要な流れを占めていた商業音楽に反発し、昔の無骨なロックさを取り戻そうと生まれたもの。アングラ的な雰囲気、シンプルな荒々しいギター、パンクさが特徴。

Youth Of America - The Wipers (1981)

はっきり言って今現在「オルタナティブ・ロック」とジャンル欄に書いてあるバンドはめちゃくちゃ多い。オルタナ(反主流)という意味において広く当てはまるのかもしれないが、狭義すれば80~90年代のアメリカへ場所と時代が限定される。境目は曖昧なジャンル。

・インディー・ロック

The Smiths - The Boy With The Thorn In His Side

オルタナの一種。インディーズではなくインディペンデント(独立)の意。海外では「インディペンデントレーベル」と言わなきゃ通じません。「反主流」というオルタナの精神を持ち、メジャーレーベルと契約せずに独自の独創的な音楽を貫くバンド、それがインディー・ロックです。

凛として時雨『Telecastic fake show』

インディー・ロックの発祥はイギリス。音楽性で共通するものは曖昧です。メジャーレーベルと契約していてもインディー・ロックの肩書きを負うバンドもいます。その辺は縛りはゆるいです。あまりメディアに露出しないフェスで盛り上がってる音楽って感じですね。分かりやすく言うと「ロキノン系」のバンドはほぼこれです。

・グランジ

Nirvana - Smells Like Teen Spirit - YouTube

90年代にアメリカで流行したオルタナの一種。オルタナの流れをさらに濃くした超厭世的な音楽。グランジの語源が「汚れた」「薄汚い」を意味するように、ラフな格好をする者が多く、歌詞にも絶望や重苦しい感じが漂う。ポップな流行歌とはかけ離れたイメージ。グランジブームはニルヴァーナに始まりニルヴァーナに終わったとも言える

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@shingeki9302

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