RIZE(ライズ)の徹底解説まとめ
RIZE(ライズ)とは、代表曲「カミナリ」を歌う日本のロックバンドである。1996年に結成され、ハードコア・パンクロックの楽曲を数多く生み出している。デビュー当時から勢いのあるパンクロックサウンドを貫いており、一時期はアメリカに活動拠点を置いていたが、2005年に帰国し主に日本で活動している。メンバーはJESSE、金子ノブアキ、KenKenの3名から構成され、2017年の日本武道館公演を最後にそれぞれソロ活動が活発化していき、実質の活動休止状態にある。
RIZEの概要
RIZE(ライズ)とは、1996年に結成されたロックバンド。漢字表記の際は「雷図」とされ、RIZEのファンは「RIZER(ライザー)」と呼ばれる。ヴォーカル・ギターのJESSE(ジェシー)、JESSEと幼馴染であるドラムの金子ノブアキ、唯一女性メンバーであったベースのTOKIEの3名で構成された。2001年にTOKIEが脱退し、ベースのu:zo(ユーゾー)、ギターの中尾宣弘(なかおよしひろ)が加入するも、u:zoは2005年に、中尾は2008年にそれぞれ脱退。その後、金子の実弟KenKenがサポートメンバーとしてベースを弾いており、2006年には正式にRIZEのメンバーとなった。また、時折ギターを弾くJESSEだが、激しいヴォーカルパフォーマンスのために自身が弾くことは少なく、サポートメンバーのRioがギターを担当している。
結成当初、東京都下北沢を中心に活動を行っていたRIZE。2000年に『カミナリ』でメジャーデビューを果たした。瞬く間にファンは増え、メジャーデビューから僅か3年で渡米。活動拠点をロサンゼルスに移したものの、思うようにライブ活動ができず2004年に活動休止となってしまう。翌2005年に活動再開し、パワーアップしたRIZEに再びファンは沸き上がった。その後、再びヒット曲を出し続け、2017年にはロックバンド初の日本武道館でのライブを行った。しかし、日本武道館公演を最後にRIZE主催のライブは行われておらず、各々ソロ活動をしており実質の活動休止に入ってしまった。
RIZEの活動経歴
東京・下北沢で結成
1996年に東京都下北沢で結成。幼馴染であったギター・ヴォーカルのJESSEとドラムの金子ノブアキで結成され、唯一の女性メンバーであるベースのTOKIEも加わり、スリーピースバンドとして活動を始めた。RIZEは結成当初のインディーズ時代から熱いライブパフォーマンスを続けており、結成からわずか3年の2000年にメジャーデビューを果たす。RIZEの代表曲ともなった、デビュー曲「カミナリ」がヒットした勢いで同年にシングル『Why I’m me』、アルバム『ROOKEY』もリリース。
渡米と活動休止
しかし、メジャーデビューから翌年の2001年、他バンドとも掛け持ちしていたベースのTOKIEが多忙を理由にRIZEを脱退。それを期に、ベースのu:zoとギターの中尾宣弘が加入し、RIZEは4人での活動をスタートさせた。またこの時期、初のツアーを開催した他、ラジオパーソナリティをJESSEと金子が務めたり、RIZEがドラマ出演する等メディアにも多く露出することとなる。2003年にはRIZEは活動拠点を日本からアメリカ・ロサンゼルスに移すことを決意。Phunk Junkees(ファンク・ジャンキーズ)、Kottonmouth Kings(コットンマウス・キングス)などのバンドと全米ツアーも行うも、活動が軌道に乗らず、メンバーがそれぞれストレスを抱えて溝ができ始めていたことから翌年には「TIME OUT」と発表し、活動休止した。
世界的にも認められたRIZE
2005年、日本へ活動拠点を戻し、RIZEは再開した。しかし、11月に中尾が脱退したため、金子の実弟KenKenがサポートメンバーとして加入。2度のメンバーチェンジを経てなお、熱いライブパフォーマンスを織りなすRIZEは、世界同時7か国で配信されたLIVE EARTHにも出演するなど、日本国外で着々と人気を高めていった。2006年にはベースのKenKenがサポートメンバーから正式にメンバーとなった。
散り散りになったメンバー
そんな中、2008年に中尾が脱退。再びスリーピースバンドとなったRIZEはRUSH BALLや京都大作戦など数々の野外フェスに出演。サポートメンバーとしてギターのRioが加入し、結成20周年を迎えた翌年2017年にはロックバンドとして初の武道館公演を成功させる。しかし、武道館公演を最後にRIZE主催のライブは行われず、JESSE、金子、KenKenの3人ともがソロとしての活動が増えていき、実質の活動休止状態となる。更に2019年7月、JESSEとKenKenがそれぞれ大麻取締法違反で逮捕され有罪判決が下された。
RIZEのメンバー
現役メンバー
JESSE(ジェシー)
ヴォーカル・ギター担当。1980年8月11日生まれ。父にギタリストのChar、母に作詞家のKannna S.McFaddinを持つJESSEは東京都品川区で生まれるが、国籍はアメリカ合衆国となっている。15才でギターを始め、父のツアーについて楽器の搬入出や物販スタッフをしていたこともある。
また、父への反発から当初はロックではなくラップを主とした音楽を好んでおり、RIZEの楽曲にも色濃く影響している。
2012年からはJESSEがヴォーカル・ギターを担当するミクスチャーロックバンド、The BONEZ(ザ・ボーンズ)としても活動している。
金子ノブアキ
ドラム担当。1981年6月5日生まれ、東京都下北沢出身。父はドラマーのジョニー吉長、母は歌手の金子マリ。幼少期より両親の影響から芸能活動をしており、ドラマーとしてはもちろん、テレビドラマや映画、CMなど俳優としても活躍している。
金子の叩くドラムは非常に正確で、フロントマンとして激しいパフォーマンスを行うJESSEやKenKenとは違い、常に冷静にリズムを刻んでいる。RIZEの音楽の要となる部分を担っているといっても過言ではない金子のドラムは、結成当初からのRIZEに必要不可欠な存在となっている。
KenKen(ケンケン)
Related Articles関連記事
クローズZERO II(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『クローズZERO II』とは、漫画家の高橋ヒロシの作品『クローズ』を原作とした映画。前作『クローズZERO』で鈴蘭高校の覇権争いを制した滝谷源治たちと、ライバル校・鳳仙学園との間で抗争が発生。鈴蘭をまとめるために苦心する源治、彼に敗れて以降沈黙を貫く芹沢、2年前の仇を討つため虎視眈々と鈴蘭を狙う鳳仙の頭・鳴海の3人を軸にストーリーが展開される。葛藤を抱えながら喧嘩に臨む高校生達を描く。小栗旬や山田孝之、桐谷健太など人気俳優が多数出演したことでも話題となった。監督は三池嵩史。
Read Article
B: The Beginning(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『B: The Beginning』とはNetflixのオリジナルアニメ作品。とある連続殺人事件の中で天才刑事と超常の力を持つ少年が交流し、共に犯人を追いかける様を描いている。刑事ドラマとヒーロー物を組み合わせた重厚な物語が特徴で、国内外から高い評価を受けた。群島国家クレモナでは、「Killer B」の通称で知られる連続殺人犯が人々の恐怖と話題の対象となっていた。一線を退いた天才刑事キース・風間・フリックが対策のために呼び戻される一方、黒羽という超常の力を持つ少年が事件の裏で暗躍する。
Read Article
麒麟がくる(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『麒麟がくる』とはNHK大河ドラマの59作目として、2020年1月19日から2021年2月7日まで放送された作品である。裏切り者や悪人として描かれてきたことの多い明智十兵衛光秀(あけちじゅうべえみつひで)を主人公にしている。平和な世の中になると現れる「麒麟(きりん)」を呼べる人物を探しつつ足利義昭(あしかがよしあき)や織田信長(おだのぶなが)に仕え、戦のない大きな国を作ろうとする十兵衛の一生が描かれている。定説とは全く正反対の側面から描かれた十兵衛や、戦国武将たちの姿が見どころの1つである。
Read Article
映画『クローズZERO II』に登場する美藤真喜雄(びとうまきお)の画像まとめ
ここではヤンキー映画『クローズ』のシリーズ作品『クローズZERO II』の回想シーンに登場する美藤真喜雄(びとうまきお)のプロフィール・人物像や画像をまとめた。俳優は山口祥行。鳳仙学園のボスとして鈴蘭に立ち向かい、ナイフで刺されて死亡したというキャラクターだ。
Read Article
目次 - Contents
- RIZEの概要
- RIZEの活動経歴
- 東京・下北沢で結成
- 渡米と活動休止
- 世界的にも認められたRIZE
- 散り散りになったメンバー
- RIZEのメンバー
- 現役メンバー
- JESSE(ジェシー)
- 金子ノブアキ
- KenKen(ケンケン)
- 過去メンバー
- TOKIE(トキエ)
- u:zo(ユーゾー)
- 中尾宜弘(なかおのぶひろ)
- サポートメンバー
- Rio(リオ)
- RIZEのディスコグラフィー
- シングル
- 『カミナリ』
- 『Why I'm Me』
- 『MUSIC』
- 『NAME』
- 『Light Your Fire』
- 『Dream Catcher』
- 『02/one』
- 『VIBRATION ~introducing Def Tech』
- 『Gun Shot』
- 『ピンクスパイダー』
- 『LADY LOVE』
- 『Live or Die』
- 『ZERO』
- 『LAUGT IT OUT』
- 『SILVER』
- アルバム
- 『ROOKEY』
- 『FOREPLAY』
- 『Natural Vibes』
- 『SPIT&YELL』
- 『ALTERNA』
- 『K.O.』
- 『EXPERIENCE』
- 『THUNDERBOLT~帰ってきたサンダーボルト~』
- 『ALL TIME BEST mixed by MIGHTY CROWN』
- ベストアルバム
- 『FUCK'N BEST』
- 『FET BEST』
- DVD
- 『Fresh Blend』
- 『FUCK'N LIVE』
- 『LOST CLIPS』
- 『ALTERNA LIVE』
- 『T.K.O.』
- 『PIECE』
- 『PARTY HOUSE in OSAKA』
- 『RIZE TOUR 2017 RIZE IS BACK 平成二十九年十二月二十日 日本武道館』
- 配信限定シングル
- 『KAMI』
- 『heiwa』
- 『PARTY HOUSE』
- 『ONE SHOT』
- 『お客様本位』
- 配信限定アルバム
- 『LOVEHATE』
- RIZEの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 「カミナリ」
- 「Why I'm Me」
- 「heiwa」
- 「帰ってきたサンダーボルト」
- RIZEの名言・発言
- JESSE「RIZEやめても友達です。」
- 金子ノブアキ「自分の最大の師は父」
- KenKen「成功ってのは多分底なしにある。」
- RIZEの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 姿を見たら幸せになれるとの都市伝説があったKenKen
- ゲームが好きすぎるあまり連載を持っていた金子とKenKen
- フェスで気さくに客席を歩き回るJESSE
- 世界へ向けて発信された「heiwa」