ああっ女神さまっ(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ああっ女神さまっ』とは、講談社『月刊アフタヌーン』で連載された藤島康介の漫画。「お助け女神事務所」に間違い電話を掛けた主人公の森里螢一のもとに、ベルダンディーという女神がやって来るところから物語が始まる。日常に北欧神話をベースにした非日常的な存在の神や魔族などの騒動を描いたラブコメディであり、SF要素やモータースポーツが絡む青春ものの面も持ち合わせる作品でもある。OVAやテレビアニメ、劇場版とたびたびアニメ化されている。

ダブレット制

神属と魔属の間で、双方の子供に命の共有の契約をさせ、契約の記憶を消す制度。
神属・魔属どちらかの契約者が死ぬと、もう一方の契約者も死に、契約者が分からなくなる。相手の命を奪うと身内も死ぬ恐れがあり、双方とも殺し合いにならずに済む制度。

裁きの門

劇場版に登場する天上界の試練。
天上界と地上界に住む異世界者同士が愛し合う時には、この門を通らなければならない。お互いの心に疑いや偽りがなければ無事通り抜け、神の祝福を受けることが出来る。
そうでない場合は2人は引き離され、二度と会うことはできない。
螢一とベルダンディーは、この裁きの門を通り抜けることができた。

天使 /使い魔

神属と共生関係にあり、片方のダメージがもう片方に影響する。
神属が力を与え、天使がその力を変換しながら女神の役に立とうとする相互依存。
魔族に対する使い魔は隷属状態にあり、使う時だけ力を与えて使役するだけの存在。
ヴェルスパーに付いた使い魔は、ヴェルスパーに付く以前にベルダンディーによって天使化した経験があり、再び使い魔となった後も神属と天使の関係を自分なりに真似ようとしていたが、誤解もあり、珍妙な有様になっていた。
天使も使い魔も、表情や行動で感情を表現する。共生相手には心像(イメージ)を見せることができ、言葉はなくてもお互いに意志が通じ合える。

猪倉台サーキット

猫実工業大学の本校舎と同大学猪倉台の校舎を結ぶ全長約6kmの市道。
一般道であり、本来は違法であるのにも関わらず、同校の学生以外の利用者が少ないので、時々学生によるレースが行われるため、この呼び名がついた。
特に、猪倉台校舎で航空力学の講義がある時は、定員の少なさと先着順という受講規定により、公然と受講希望者によるレースが行われる。
また単に、峠と呼ばれ、前半はヒルクライム、後半はダウンヒルのコースとなっている。

ニドヘヴ

魔界に存在するユグドラシルの類似物。

最高法術院

ペイオースが幼児の姿になった時、訪れた天上界最高の機関。

強制送還

システムに問題が起きた時、ゲートで強制的に地上界にいる女神を天上界に帰す術。ウルド(原作)とベルダンディー(OVA)が強制送還の対象になりかけた。ウルドは、対マーラーを口実とした結界を用い、ゲートを破壊。ベルダンディーは姉妹達が魔法陣を張り、ゲートの機能を止め、逃れた。

マシンナーズ

異界の機械生命体。外見は機械でも生物。法術が効きにくい体質を持つ。

ローレライ

水の精。年に一度、お見合いのような儀式をする。性格は神属と同じく穏やか。女性は耳が長いエルフのような外見。男性は屈強な体格を持つ者が多い。体が水素で構成されている。

天使喰い

天使を捕食する幻獣。天上界では天使喰いに直接触れることは危険とされ、習性などの研究が進んでいない。ユグドラシルに封じられていたがヒルドとマーラーに解き放たれ、天使を女神から引き離し、使い魔を仕わせると女神は魔属になるのかというヒルドの興味に利用される。

『ああっ女神さまっ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ベルダンディー「笑顔は作るのではなくこぼれるものよ」

戦闘部所属の女神リンドの「笑顔はどうやって作るものだったか」という呟きに対し、ベルダンディーは「笑顔は作るのではなくこぼれるものよ」と答えた。ベルダンディーの優しさや朗らかさが伝わってくるセリフである。

ベルダンディー「別れの時の悲しみの大きさは、愛情の深さの証明なんですから」

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