背筋が凍る怖い都市伝説・怪談・不思議な話まとめ【閲覧注意】

怖い都市伝説や怪談、不思議な話をまとめました。「人を殺す夢」を見続けた人物が変化していく様子が恐ろしい話や、香りのよい紅茶を作る同級生の恐ろしい秘密が明かされる「薔薇の下」などを掲載。背筋が凍るゾッとする話の数々を紹介していきます。

なんともいえない爽快感をあじわえるという

だがほんの少しだけ苦いうしろめたさも感じていた

ある日、ついに高橋は夢の中でその男を殺してしまう

それっきりこの夢を見ることはなくなったのだが

本当にその男を殺してしまったような気になってしまい

恐ろしいのだという

いくら夢の中のこととはいえ後味が悪い

高橋は夢占いの本を読んでみた

きっと悪い夢だと思っていたが

想像とはまったく逆のことが書いてあった

その本には人を殺す夢というのはいい夢らしい

とはいえ占いの本というものは

たいてい良いことも悪いことも書いてあるものだ

高橋が話し終えた瞬間

部屋の電気が消えた

そして暗闇の中で次々と悲鳴があがる

電気がつくと、真っ赤に染まった高橋が立っていた

部室にいた部員たちは高橋に襲われて

全員倒れていた

「あの夢を見ていたころに感じていた爽快感

あの感覚がどうしても忘れられなかったんだ

これだ この爽快感こそ俺が求めていたものだ」

血溜りの中で薄れていく意識の中で

心の奥の残虐性にとりこまれた

aaa_mi
aaa_mi
@aaa_mi

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