原因は2人の確執?オバQ絶版理由を徹底解説【オバケのQ太郎】

「オバQ」の略称で知られる名作漫画『オバケのQ太郎』。藤子不二雄という共同ペンネームを持つ2人の漫画家によって生み出された『オバケのQ太郎』は、超人気作品にもかかわらず長いこと絶版状態にありました。この記事では、その理由について解説しています。

このコマにいたっては、左から

正ちゃん:藤子不二雄A
ゴジラ、よっちゃん:石ノ森章太郎
女中:つのだじろう
メガネの子:藤子・F・不二雄

という分担のようだ。

しかし石森プロは、「『オバケのQ太郎』の著作権に関して主張したことはない」としており、石ノ森やスタジオ・ゼロとの著作権問題という説は否定されている。

【理由3】藤本氏の遺族と安孫子氏の家族の不仲説

藤子両人はコンビ解消後も仲が良かったものの、藤本氏との遺族と安孫子氏の家族が実は不仲であり、権利の取り分で揉めていたという説もある。
安孫子氏の側は再版の許諾を早くから出していたが、藤本氏夫人が「藤本と安孫子が共同で著作権を持つ作品を出したくない」との意向を持っていたため、それを拒否していた。

この説が有力だったと言われている

出典: www.hdrank.com

藤本氏の描いたドラえもんの大ヒットが発端?

出典: www.tv-asahi.co.jp

ドラえもん

テレビアニメは放送30年を超える長寿番組になっており、毎年春に公開されるアニメーション映画も安定した興行収入を上げ続けている。玩具を始めとするキャラクターグッズも高い人気を誇る。

安孫子は藤本の『ドラえもん』が大ヒットしたのを見て、「このままだと、藤本氏のマネジャーかアシスタントをやるしかないのでは」と内心悩んでいたと振り返っている。

複数の関係者が「八〇年代の『ドラえもん』の大ヒットで、はたから見て稼いでいるのは藤本先生だというのは明らかになっていました」と語っている。

1986年頃から体調を崩す藤本氏

1986年に検査入院で胃癌が見つかる。しかし、仕事の関係者には全く話さなかったという。これ以降何かと体調を崩すようになっていた。

自分の死後のことを考え、コンビ解消を切り出した藤本氏

重病を抱えた藤本は自分の死を考えれば、これまでのような二人でほぼ五〇%分割に近い著作権料のままでは、藤本家全体が承服できることではないと思ったのだろう。

二人っきりだったら、友情という絆で解決できた…

出典: blog.livedoor.jp

二人っきりだったら、友情という絆だけで、どのようにも分割できる。
しかし、二人にはすでに家族が存在する。後にトラブルを起こさないよう、明確に分離しておかねばならない。

著作権と金銭で確執が起こると予想していた藤本氏

どちらかの死後、遺族によって著作権と金銭で確執が起こると考え(特に実質的に藤本作品である『ドラえもん』の巨額の著作権料の分配が問題となると予想された)、それを未然に防ぐためにコンビを解消したという。

コンビ解消8年後、藤本氏死去

出典: zh.wikipedia.org

1996年(平成8年)9月23日:肝不全のため東京都新宿区の慶應義塾大学病院で死去。62歳没。

残された2人の合作「オバケのQ太郎」の行方は…

2人の合作となっている『オバケのQ太郎』が絶版状態で復刊されない理由なのだが、その封印の真相を、小学館の元幹部はこのように証言している。
「これは私の推測だが、安孫子先生のお姉さんで藤子スタジオ社長の松野喜多枝さんと、交渉したくないというのも、あったんだと思う。二人の間には、藤子不二雄がコンビを解消したときからの因縁があるんだ」

藤本氏の家族と安孫子氏の姉との確執?

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@minimanimo

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