萩原研二(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

萩原研二(はぎわらけんじ)とは『名探偵コナン』シリーズの登場キャラクター。初登場は漫画36巻、アニメ第304話。警視庁警備部機動隊爆発物処理班員。警察学校時代の鬼塚教場のメンバー。作中の7年前、連続爆弾犯の爆弾処理中に一度止めたはずの時限爆弾が再び動き出してしまう。周囲の人間に逃げるよう促し、自分が犠牲となって殉職した。性格は飄々としているが警察官としての正義感が強く普段はマイペースな一面もある。長めの前髪に長髪姿が特徴の二枚目顔なので、警察学校の同期の中では一番モテていた。

萩原研二の概要

萩原研二(はぎわらけんじ)とは『名探偵コナン』シリーズの登場キャラクター。
初登場は漫画36巻、アニメ第304話。警視庁警備部機動隊爆発物処理班員。
警察学校時代に鬼塚教場(おにづかきょうじょう)の同期として幼なじみで親友の松田陣平(まつだじんぺい)と行動を共にする。
さらに同じ教場メンバーの降谷零(ふるやれい)、諸伏景光(もろふしひろみつ)、伊達航(だてわたる)と仲間となる。
7年前、連続爆弾犯の爆弾処理中に一度止めたはずの時限爆弾が再び動き出し、周囲の人間に逃げるよう促す。
結果、爆弾は爆発してしまい、犠牲となって殉職した。
性格は飄々としているが、警察官としての正義感が強く普段はマイペースな一面もある。
長めの前髪に長髪姿が特徴の二枚目顔なので、警察学校の同期の中では一番モテていた。
萩原の命日は『名探偵コナン』の世界での7年前、11月7日だということを警視庁捜査一課強行犯三係の警部である目暮十三(めぐれじゅうぞう)が話している。

萩原研二のプロフィール・人物像

性別:男
年齢:享年22歳
職業:警視庁警備部機動隊爆発物処理班員
家族構成:姉・萩原千速(はぎわらちはや)

教場の教官である鬼塚八蔵(おにづかはちぞう)から、「優れた洞察力とコミュニケーション能力を持っているが、女子学生の尻を追い回すことにしか使っていない」と言われていた。
松田が警察に恨みをもっていたのはなぜなのかを降谷が調べていたところ、居合わせた諸伏から「松田と仲のいい萩原に聞いたんだけど…」というセリフで二人が仲がいいことが判明する。
松田とは幼少期からの幼なじみで、萩原は松田の過去を詳しく知っている。
その後の拳銃訓練では、松田が拳銃を勝手に解体した際に、萩原が「陣平ちゃんは分解魔!ガキの頃から何でもかんでも分解しなきゃ気がすまねぇんだよ」と話す姿が描かれている。

萩原研二の来歴・活躍

萩原研二の初登場

原作の36巻では、目暮警部(めぐれけいぶ)の「爆弾解体中に殉職した同じ処理班所属の萩原君のことだろう」というセリフの中で名字だけが出てきた初登場だった。
アニメでは原作36巻に該当する事件「揺れる警視庁12000人の人質」で、セリフ内の名前だけではなく爆弾処理で殉職したシーンが足され、初めてビジュアルが描かれる。
松田と電話で話しながら爆弾を解体するも、爆弾が再び動き出して爆発してしまうという展開で、このときの萩原の登場がごくわずかにも関わらずファンからの人気が高いシーンである。
ビジュアルが描かれたのは96巻の1コマのみ。
捜査一課強行犯三係でかつて松田とコンビを組んでいた佐藤刑事(さとうけいじ)と、その後輩で彼氏でありかつて伊達が教育係を担当していた高木刑事(たかぎけいじ)が、警察学校の話をしている場面である。
警察学校での萩原研二たちの代が、佐藤刑事の1つ上だったという事実が発覚。
萩原がいた代が、やんちゃをしすぎて、佐藤刑事の代の警察学校の規律が厳しくなったと話すコマで、学生時代の萩原、松田、伊達、降谷、諸伏が仲良さそうに肩を組む姿が描かれている。

萩原研二の登場回

原作36巻

爆弾処理班から松田が刑事課へ異動してくる。
3年前から警察宛に一年ごとに3・2・1と数字だけのFAXが送られていて、皆イタズラだと思っていたが、松田はそれが爆弾犯からのカウントダウンだと推理していた。
そして案の定その年は、数字ではなく爆弾が仕掛けられている場所の暗号が届き、松田はその暗号を解読。
爆弾が仕掛けられた観覧車に向かい、1つのゴンドラの中で爆弾を発見する。
ゴンドラに乗りながら解体するため佐藤刑事に向かって「こういう事はプロに任せな」と言い、一人で乗り込んでしまう。
「プロって…」と驚いた佐藤刑事に、目暮警部が松田が爆弾処理班にいたことを説明する。
目暮警部から、かつて爆弾解体中に殉職したのは松田と同じ処理班所属の萩原だったということを聞く。
佐藤刑事は松田から聞いていた、前に死んだ親友というのが、同じ爆弾処理班にいて殉職した萩原のことだったと知る。
目暮警部のセリフで「萩原君」と出てきたこのシーンが萩原の初登場である。

アニメ「揺れる警視庁」 12000人の罠

爆弾解体中に松田と電話する萩原。

原作36巻と同じシーンだが、漫画では描かれていなかった萩原の爆弾解体中の殉職シーン部分がアニメで再現された。
同じ爆弾犯が2箇所に設置していた爆弾を、松田と萩原でそれぞれ解体を担当する。
松田のほうは爆弾を止めることができ、萩原の現場に到着。
解体処理が済んだ直後に電話で会話をする。
松田が早く解体しろよと煽ると萩原は「おいおい、そう焦りなさんな。もうタイマーは止まってんだ」と明るく話す。
しかしその直後にタイマーが急に動き出し、萩原は周りの人間に「逃げろ」と言いながら爆弾を持ち、犠牲になって殉職してしまう場面が描かれる。

警察学校編

合コンに遅れてきた萩原。

かつて共に学んだ警察学校での降谷、松田、萩原、伊達、諸伏の5人のエピソードを書いた「警察学校編」。
『名探偵コナン』の連載雑誌である『週刊少年サンデー』にて2019年44号から不定期掲載されたスピンオフ作品である。
単行本は前編後編の全2巻。
テレビアニメ版は2021年12月4日から『名探偵コナン』が放送されている枠、土曜18時より不定期放送された。

この警察学校編の内容は基本、降谷と松田がメインで描かれているが、エピソードとしてそれぞれのキャラクターがメインになる回がある。
萩原の初登場は警察学校での朝に全員集合しているシーン。
前日に降谷と殴り合いの喧嘩の末に怪我をしている松田に話しかける場面である。

2022年劇場版「ハロウィンの花嫁」

「ハロウィンの花嫁」のポスター。萩原の姿も描かれている。

2022年4月公開の劇場版『名探偵コナン』シリーズの第25作「ハロウィンの花嫁」。
ポスターには警察学校の登場人物が描かれている。
作中でも萩原が回想で出演。
萩原の命日の前日である11月6日には、警察学校のメンバーの松田、降谷、伊達、諸伏が必ず墓参りをしていた。
2つの液体が混ざると爆発するという爆弾を松田が解体処理した際に、絶体絶命になったとき、過去の萩原の言葉を思い出し、とっさに爆発を食い止める。
映画の最後には、今までは明かされたことがない新たなエピソードが描かれる。
『名探偵コナン』の主人公である江戸川コナン(えどがわこなん)の回想シーンで、黒の組織の薬で身体が幼児化してコナンになる前の工藤新一(くどうしんいち)の状態で、小学生のころ萩原たち警察学校メンバーに会っていたことがわかった。
その時の萩原の行動をヒントに、コナンが今回の映画のクライマックスである大爆発を食い止めるヒントにつながることが判明した。

警察学校編で明らかになった萩原の過去

本編とは別に描かれた萩原の1コマ

警察学校編コミックス下巻に収録されている萩原のエピソードで初めて過去が描かれた。
松田は萩原のことを「萩(ハギ)」と呼び、萩原は松田のことを「陣平ちゃん」と呼ぶ。
鬼塚教場で同期生である降谷、松田、伊達、諸伏と合コンへ行くシーンで遅れてきた萩原が女子たちの人気をかっさらっていく。
見た目もイケメン設定で、嘘はつかず、爽やかで優しい姿が女子にモテモテだった。
鬼塚教官の乗った車を見た萩原は「マツダRX-7FD3Sじゃんよ!!」と車種に詳しい様子。
「さすがっス鬼塚教官!俺が一番好きな車に載っているなんて!」と、普段はクールな萩原が車に興奮している珍しいシーンである。
萩原の実家は車の修理工場で、車に詳しい。
萩原と松田は小さい頃よく工場で遊んでいて、松田が勝手に分解したり改造したせいで萩原の父親に怒られたという。
本当は萩原も機械いじりが好きだったから工場を継ぎたかったが、売上が順調で店舗を増やしたとたん景気が悪くなったせいで父親の工場は潰れてしまったので夢を諦めた。
「その点、警察は絶対に倒産しねぇだろ?」とウィンクしながら爽やかに話している。
警察学校編の自動二輪技能訓練で、松田と萩原が使用した原付が調子が悪く、萩原が修理すると調子が戻る。
その様子を見ていた爆発物処理班の人間が「噂通りの手際の良さだ…」と声をかけ、爆発物処理班へスカウトされる。
松田は二つ返事で喜ぶが、その時の萩原の返事は「ちょっと考えさせてもらおうかな?」とまだ悩んでいる様子だった。
その後松田から返事どうするのか、と聞かれた萩原は幼なじみと一緒の部署で機械いじりもできるなんて最高の待遇だと返事をする。
しかし、「親父の工場を見てっから、何もかも順調だとかかっちまうんだよ…これは破滅への入り口なんじゃないかっていう…」と打ち明ける。
父親の工場が潰れたことが萩原の心のトラウマになっていた。
萩原はその時松田に「お前は怖くねぇのか?爆発物処理班…」と真剣な顔で質問する。
松田が「俺にはもともとアクセルしかついてねぇからよ!」と明るく答えたことに、萩原もなにかを覚悟したようなスッキリした顔で「フン…だろうな…」と笑顔を浮かべた。
この後、伊達と諸伏がトラックが乗用車を引きづったまま暴走しているという事件に遭遇。
萩原の運転で松田と降谷が一緒に現場へ向かい、暴走したトラックに車体をぶつけ止めようとするが、トラックはなかなか止まらない。
松田は「萩原、アレできるか?」と二人だけの目配せで合図すると萩原は「上等」と答え、待ってましたといわんばかりの笑顔でハンドルを切り、乗ったまま車体を傾け、パトランプを外に投げる。
そのパトランプを踏んだ勢いで車が飛び、暴走を続けるトラックの後ろに引きづられた乗用車の上を通過。
松田と降谷が乗用車のボンネットに飛び降り、トラックへ飛び移ることができた。
乗用車は松田が引き剥がし、暴走トラックは運転席に降谷を乗せたまま工事中の道が途切れた高速を走り続けてしまう。
萩原が松田の「俺にはもともとアクセルしかついてねぇからよ」という言葉を思い出し、とっさに降谷へ「アクセルしかねぇ…踏めェ零(ゼロ)!!!」とアドバイス。
そのままトラックは道を飛び越えて無事に暴走を止めることができた。
この的確なアドバイスのお陰で降谷は助かったと萩原にお礼を言うと「いや、俺じゃなくあいつ(松田)ならそうするだろーなって…」と言う。
心の声で「たまにはアクセルを踏み込むのも悪くねぇか…」とここで爆発物処理班へのスカウトを受けることにつながったとされる気持ちの変化が描かれている。

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佐藤美和子(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

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佐藤美和子(さとう みわこ)とは『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』の登場人物で、警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係に所属する警部補。目暮十三警部・白鳥任三郎警部の直属の部下として働いている。 美人で男勝りな性格から、警視庁の男性陣からは絶大な人気を誇るが、現在は同じ課の高木渉巡査部長と恋仲の関係。主人公の江戸川コナンのことを「よく気が付く子」と認めている。勘が鋭く、眠りの小五郎の正体や、黒ずくめの組織の存在を探ろうとする。

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諸伏高明(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

諸伏高明(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

諸伏高明(もろふしたかあき)とは『名探偵コナン』の登場人物。長野県警刑事部捜査一課の警部。知的な見た目通り推理力に優れており、知識も豊富。『三国志』に登場する賢人が残した教訓や中国の故事などを好んで用いる。そのため、同僚の大和勘助(やまとかんすけ)警部からは「コウメイ」というあだ名で呼ばれている。一見冷静沈着に見られる高明だが、推理に入ると周りが見えなくなるほど没頭し、一度決めたら危険をも顧みずに突き進むという一面も持っている。名前の由来とモデルは『三国志』に登場する軍師・諸葛亮孔明。

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赤井秀一/沖矢昴(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

赤井秀一/沖矢昴(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

赤井秀一(あかいしゅういち)/沖矢昴(おきやすばる)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、FBIの捜査官。狙撃の名手で有効射程距離は1300ヤード。赤井務武・メアリー世良夫妻の長男で、羽田秀𠮷と世良真純の兄。ジークンドーの達人で、得意技はフィンガージャブ。いつも黒いニット帽を被っていて、口癖は「50:50(フィフティ・フィフティ)」。ブラックコーヒーとバーボンウイスキーを愛飲している。ヘビースモーカーで左利き。

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工藤優作(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

工藤優作(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

工藤優作(くどう ゆうさく)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、「黒ずくめの組織」の毒薬によって幼児化し江戸川コナンになった工藤新一(くどう しんいち)の父親である。世界的に有名な推理小説家で、代表作『闇の男爵(ナイトバロン)』シリーズなどで世界的ヒット作を数多く生み出している。江戸川コナン以上の優れた推理力と知識の持ち主であり、今まで江戸川コナンは推理で一度も工藤優作に勝った事は無い。

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キュラソー(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

キュラソー(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

キュラソーとは、青山剛昌による推理漫画『名探偵コナン』の劇場版第20作目『名探偵コナン 純黒の悪夢』に登場するゲストキャラクター。映画公開まで”謎の女”として名前が伏せられていた。黒の組織のNo.2”ラム”の右腕であり、高い身体能力と並外れた記憶能力を持つ情報収集のスペシャリスト。本名や国籍は不明で、銀髪のロングヘアーとオッドアイが特徴。任務中に記憶喪失になり少年探偵団と出会ったキュラソーは子供たちと接しているうちに心変わりする。最後には組織を裏切り少年探偵団のみんなを守るために命を落とす。

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宮野エレーナ(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

宮野エレーナ(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

宮野エレーナとは、『週刊少年サンデー』の漫画『名探偵コナン』、及びそれを原作としたTVアニメ『名探偵コナン』の登場人物。主人公の工藤新一を幼児化させた薬「APTX 4869」の開発担当者で、灰原哀/宮野志穂の母親だ。世間からは、ヘル・エンジェル(地獄に堕ちた天使)と呼ばれている。 物語開始時点では故人だが、物語の鍵を握る重要人物として、さまざまな登場人物の回想に登場する。事故に巻き込まれて死亡したが、遺体が不明だったとされており、読者の間では、もしかしたら生きているのではと考察されている。

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