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MEIKO（VOCALOID）の徹底解説まとめ

MEIKO（めいこ）とは、音楽制作ソフトの開発・販売等を行っている会社「クリプトン・フューチャー・メディア（通称：クリプトン）」から発売されている音声合成ソフト・デスクトップミュージック（DTM）用ボーカル音源の1種およびキャラクターである。ヤマハが開発した音声合成システム『VOCALOID（通称：ボカロ）』に対応したボーカル音源として、最初に生み出された。シンガーソングライター・拝郷メイコ（はいごう めいこ）の声をもとに制作されており、様々な音楽ジャンルに適応したソフトとなっている。

「酒好き」として認知されているMEIKO

初音ミクが来ないのでまだスネています

MEIKOに「酒好き」というキャラクター設定を与えた、ボカロP ワンカップPの楽曲「初音ミクが来ないのでまだスネています」。

各ボカロには、身長・体重・生年月日以外に決まった公式設定は存在していない。だがその代わりに、ファン間で生まれ後述される事になった非公式キャラクター設定なるものが存在する。MEIKOも例にもれず、後述でキャラクター設定が行なわれたボカロであり、その設定というのが「酒好き」というものだ。
これは2007年9月4日に、ニコニコ動画に公開されたワンカップPによる楽曲「初音ミクが来ないのでまだスネています」がきっかけで生まれた設定である。2007年当時は、ボカロ音楽の人気の火付け役であった『初音ミク』が発売された年であり、ワンカップPもボカロユーザーとして『初音ミク』を発売日前に予約したのだが、なぜか全く『初音ミク』が届かないという事態に陥った。本楽曲はその心境をMEIKOに歌わせた楽曲となっている。歌詞の中に「ワンカップを一気飲み 明日は届くといいな」という歌詞が存在しており、この歌詞からMEIKOが酒を飲んでいるという場面が想像できた事から、MEIKO＝酒好き、というイメージが広まったといわれている。
なお、公式設定ではないがファン間での認知度が高い事が影響してか、2011年に発売されたMEIKOのフィギュアには、一升瓶にワンカップ、グラスなどお酒に関連した小物が付属された。その他にもファミリーマートとコラボしたMEIKOのイラストつきカップ入りの日本酒が販売されている。

ラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』のジングルだった

MEIKOの声で歌われたジングルが流れたラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』。

タレント・伊集院光（いじゅういん ひかる）がパーソナリティを務めるラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』。1995年10月10日に放送されて以降、深夜の放送枠『UP'S〜Ultra Performer'S radio〜』で毎週火曜日未明放送が行なわれており、2002年に入ってからは深夜の放送枠『JUNK』にて以前と同時間帯に放送されている人気深夜ラジオ番組である。
そのジングルとして、MEIKOが使われていた事がある、という事が判明している。ジングルな為、長くても十数秒程度のものではあるが、しっかりと歌を歌っているMEIKOのボイスが確認されている。公共電波に乗った1番最初のボカロボイスではないか、といわれている。

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