産屋敷かなた（鬼滅の刃）の徹底解説・考察まとめ
産屋敷かなた（うぶやしき かなた）とは、大正時代を舞台にした吾峠呼世晴の漫画作品『鬼滅の刃』の登場人物で、鬼を狩るために活動する鬼殺隊の当代の当主・産屋敷耀哉の娘である。
自身とひなき、にちか、輝利哉、くいなの五つ子兄妹の三女。病魔に冒されながらも鬼殺隊の長として尽力する父をサポートし、幼いながらも彼の仕事を手伝っている。主人公・竈門炭治郎が鬼殺隊に入隊するための最終選別に臨んだ際、その案内役として兄の輝利哉と共に登場。後に新たな産屋敷家当主となった輝利哉を支え、鬼殺隊の勝利に貢献した。
産屋敷かなたのプロフィール・人物像
性別：女性
所属：鬼殺隊
年齢：八歳（作中に登場した時点での年齢）
CV：井澤詩織
産屋敷かなた（うぶやしき かなた）とは、大正時代を舞台にした吾峠呼世晴の漫画作品『鬼滅の刃』の登場人物で、鬼を狩るために活動する鬼殺隊の当代の当主・産屋敷耀哉（うぶやしき かがや）の娘である。
白い髪をいわゆるおかっぱに切りそろえ、頭の右側に藤の花を模した髪飾りを付けている。父・耀哉を支えて鬼と戦うことに強い使命感を持ち、そのためにか初登場した時には感情が無いのではないかと思えるほど沈着冷静な様を見せた。本来は気が弱く、兄妹たちの間では引っ込み思案な存在である。
自身とひなき、にちか、輝利哉、くいなの五つ子姉弟の三女。鬼の頭領・鬼舞辻無惨（きぶつじ むざん）という悪の権化を輩出してしまったことへの呪詛により、産屋敷家の男子は代々夭折する天命にある。耀哉も二十代前半にして病魔に冒されて視力を失い、すでに余命幾ばくもない状態。母のあまねと共に、そんな耀哉の日常生活を支え、弱冠八歳にして鬼殺隊の様々な仕事を手伝っている。
主人公・竈門炭治郎（かまど たんじろう）が鬼殺隊に入隊するための最終選別に臨んだ際、その案内役として兄の産屋敷輝利哉（うぶやしき きりや）と共に物語に初登場する。後に輝利哉が新たな当主となった際に再び姿を見せ、無惨討伐の指揮を執る彼を懸命にサポートし、鬼殺隊の勝利に貢献した。
産屋敷かなたの関連アイテム
愈史郎の札
鬼中にも無惨を恨み、鬼殺隊に与する者たちがいる。愈史郎（ゆしろう）はその一人である。彼は自身と対象の視覚を御する特殊な術の使い手で、無惨との最終決戦の際、これを施した札を大量に鬼殺隊に譲渡している。
かなたとくいなはこれを利用して前線の状況を探り、輝利哉にこれを報告。鬼を討伐するための指揮を執る兄をサポートした。
鬼との最終決戦という緊迫感溢れる状況が続く中、一部の読者はこの札をつけたかなたたちのことを「修羅場を迎えて頭に熱冷まし用のシートを貼っている漫画家」のようだと語り、少しでも気楽に読み進められるようにネタとして捉えるべく努力した。
産屋敷かなたの来歴・活躍
産屋敷家に生まれる
産屋敷家の五つ子兄妹。見た目はそっくりである。
産屋敷家97代当主・産屋敷耀哉と、その妻あまねの間に生まれる。五つ子の三女で、ひなき、にちかという二人の姉、輝利哉という兄、くいなという妹を持つこととなる。
産屋敷家は代々鬼殺隊を率いて鬼と戦ってきた一族で、耀哉もまた当主として辣腕を振るう。しかし鬼の頭領・鬼舞辻無惨は、元を辿れば千年以上前の産屋敷の人間であり、彼のような悪の権化を輩出したことへの呪詛か、一族の男子は代々夭折する宿命にあった。耀哉もこの定めからは逃れられず、二十代前半になる頃には光を失い、日常生活を送るにも補助が必要な状態になっていた。
病弱な父を支える
最終選別の案内人を務めるかなた（左）と輝利哉（右）。
母のあまねや五つ子の兄妹たちと共に、病魔に冒された耀哉を献身的に支える。両親に似て非常に聡明で、八歳にして大責を担う耀哉の仕事をある程度サポートできるようになっていた。
鬼殺隊の剣士となるには、最終選別という試練を突破する必要があり、この案内役として兄の輝利哉と共に物語に初登場する。
最終選別は、参加者の半数以上が命を落とすほど過酷な代物だが、どこか人形めいた心の動きを感じさせない言動でその内容について説明する。これは「鬼との戦いを指揮する父を手伝わなければならない」という強い使命感から生まれたもので、この年頃らしからぬ強靭な精神力を持ってはいるが、本質的には普通の子供である。
かなたにつかみかかる玄弥（右）と、それを止める炭治郎（左）。
無数の鬼が封じられた藤襲山（ふじかさねやま）で七日間を生き延びるという試練を突破した炭治郎たち数名の前に再び現れると、鬼殺隊の階級や任務について説明する。この時、突破者の一人である不死川玄弥（しなずがわ げんや）に「そんなことはどうでもいいから鬼を殺せる武器を寄越せ」とつかみかかられるアクシデントに見舞われる。
玄弥は誤解から喧嘩別れしたままの兄・不死川実弥（しなずがわ さねや）が鬼殺隊に所属していることを知り、「なんとしても兄に会って謝りたい、兄の役に立つことをして報いたい」との想いを抱えていた。これが高じた結果ではあるが、かなり強い力で揺さぶられており、見兼ねた炭治郎が割って入ってかなたを助けている。
余裕が無いあまりに暴力的な手段に出ただけで、本質的には玄弥は善良な性格の少年であり、後にこの時のことをかなたに直接謝っている。
鬼殺隊の最終決戦
新たな当主となった輝利哉を補佐し、鬼殺隊のために尽力するかなたとくいな（右）。
その後鬼殺隊と鬼の戦いは激化の一途を辿り、ついには無惨が産屋敷の館に直接乗り込むに至る。これを予想し、また無惨を討伐する千載一遇の好機と考えた耀哉は、あまね、ひなき、にちかの三人を道連れにして自爆。特別に開発した毒を無惨に打ち込むことに成功する。
さらに鬼殺隊の剣士たちが耀哉の仇を討たんと駆け付けるも、無惨は空間を歪めてその全員を自身の居城に引きずり込む。かくしてここに、鬼殺隊と鬼の最終決戦の幕が上がる。
そんな中、産屋敷家の新当主となった輝利哉は、戦場に逐一指示を飛ばして鬼殺隊の剣士たちを導いていく。時にあまりの被害に呆然自失となる輝利哉を叱咤激励し、鬼殺隊の勝利に貢献した。
鬼殺隊の解散
どこにでもいる普通の幼い兄妹のように、毬遊びをして楽しむかなた、輝利哉、くいな。
多大な犠牲を払いながらも、鬼殺隊はついに無惨を討伐。彼の力で鬼と化していた者たちも全てが滅び、ここに産屋敷家の悲願“鬼の殲滅”は達成される。
同時に鬼殺隊の存在意義も消滅。産屋敷家の当主である輝利哉は、かなたやくいなと共に“鬼殺隊の解散”を宣言する。鬼との戦いという重責から解き放たれた輝利哉と、ただの仲のよい兄妹として、毬遊びに興じる姿を見せた。
それから百年ほどの時間が経過した現代においても輝利哉は健在で、“日本最高齢”の人物としてテレビでも取り上げられている。同い年のかなたの名前は挙がっていないため、輝利哉よりは若くして亡くなったものと思われる。
産屋敷かなたの関連人物・キャラクター
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目次 - Contents
- 産屋敷かなたのプロフィール・人物像
- 産屋敷かなたの関連アイテム
- 愈史郎の札
- 産屋敷かなたの来歴・活躍
- 産屋敷家に生まれる
- 病弱な父を支える
- 鬼殺隊の最終決戦
- 鬼殺隊の解散
- 産屋敷かなたの関連人物・キャラクター
- 産屋敷耀哉（うぶやしき かがや）
- 産屋敷あまね（うぶやしき あまね）
- 産屋敷ひなき（うぶやしき ひなき）
- 産屋敷にちか（うぶやしき にちか）
- 産屋敷輝利哉（うぶやしき きりや）
- 産屋敷くいな（うぶやしき くいな）
- 不死川玄弥（しなずがわ げんや）
- 産屋敷かなたの名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 「産屋敷家一族一同 心より感謝申し上げます」
- 産屋敷かなたの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
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