石田雨竜(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

石田雨竜とは、『BLEACH』に登場する滅却師(クインシー)の少年で、主人公・一護の友人。死神との戦いでほとんどの滅却師が死亡した後の数少ない生き残りとされていた。冷静沈着な頭脳派で滅却師としての誇りが強く、一護とは衝突しがちだが最終的には腐れ縁のような仲になる。「金にならない」と言って滅却師の仕事を毛嫌いする父に反発し、祖父に師事した。そのため父と同じ医者にはならないと言っていたが、最終的には和解し、医者になって父の病院に勤めることになった。

敵の上空から「銀嶺弧雀(ぎんれいこじゃく)」による無数の矢を一斉に放つ技。

光の風(リヒト・ヴィント)

劇場版4作目及びアニメ版で使用。
「銀嶺弧雀(ぎんれいこじゃく)」で無数の矢を一斉に放つ。「光の雨(リヒト・レーゲン)」との違いは正面方向の敵に使用すること。

封庫滅陣(ゲルトシュランク)

劇場版4作目で使用。
「魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー)」で相手を高濃度霊子で構成された結界で覆うという「破芒陣(シュプレンガー)」と同種の技。その後は破芒陣と同じく、銀筒を活用することで結界内に大爆発を起こすことができる。

白面くだし(はくめんくだし)

涅マユリが作成した破面(アランカル)専用の地雷を使って、破面の足元を破壊し落下させる技。

石田雨竜の来歴・活躍

尸魂界(ソウルソサエティ)篇

無許可で人間に死神の力を渡したルキアが尸魂界に連行されてしまい、一護、チャド、織姫、雨竜は救出に向かう。雨竜は「散霊手套(さんれいしゅとう)」という滅却師用の特別な手袋で修行し、強くなるが、この手袋は一度つけると外してはならず、もし外してしまうと一時的に戦闘力が飛躍する代わりに滅却師の力を失ってしまうという諸刃の剣だった。
現世の人間が尸魂界の死神たちが暮らす瀞霊廷(せいれいてい)に侵入したことで大きな混乱が起き、一護たちの捕縛のために隊長格が動員される。
仲間たちと離ればなれになった雨竜は護廷十三隊十二番隊隊長・技術開発局二代目局長である涅マユリと邂逅し、戦闘となる。科学者であるマユリは研究のためならどんな非情な手段も問わず、自身の興味のあるものを考えうるあらゆる方法で追求する男だ。隊長に就任するより昔から2661人もの滅却師を実験体として捕えて研究し続けており、現世に生き残って尸魂界の監視下にある滅却師も監視役に融通させて見殺しにし、尸魂界にやってきた魂を捕えていた。現世で虚(ホロウ)と戦っていた雨竜の祖父・宗弦(そうげん)も同じ方法で魂を捕えられ、尸魂界で原形を留めなくなるまでマユリの研究材料となったのだった。
それを聞いた雨竜は激昂し、二度と戦えなくなっても構わないという決意で散霊手套を外す。マユリの卍解「金色疋殺地蔵(こんじきあしそぎじぞう)」を一撃のもとに下すが、雨竜は滅却師の力を失ってしまうのだった。

破面(アランカル)篇

涅マユリとの戦闘で滅却師の力失ってしまった雨竜だったが、父・竜弦に「死神とその仲間に今後一切関わらない」という条件で修行をつけられ、晴れて滅却師の力を取り戻すことができた。
死神の力を手に入れた虚(ホロウ)である「破面(アランカル)」たちの世界「虚圏(ウェコムンド)」で破面を従えた藍染によって織姫が連れ去られ、雨竜は一護とチャドと共に虚圏へ乗り込む。父の条件については一護が死神ではなく死神代行であること、尸魂界が織姫誘拐の件から手を引いたことの2点から違反には当たらないと判断した。一護からは「こじつけ」と言われるが、雨竜は「契約の穴を突いた」と言い張った。
虚圏到着直後にアイスリンガー・ウェルナールを倒し、本拠地である「虚夜宮(ラス・ノーチェス)」侵入後はチルッチと交戦、父から無断で拝借してきた「魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー)」で勝利する。
ザエルアポロと交戦中の恋次に助太刀するがピンチに陥り、涅マユリに助けられた。
虚圏幽閉後は、ウルキオラと戦う一護の救援に駆けつけ、織姫が一護を治療する時間稼ぎのためにウルキオラと交戦するが敗北し、左手首を失ってしまう。一護がウルキオラに勝利した後に織姫に治療され、元通りになった。

死神代行消失篇

高校3年生になった雨竜は学校では生徒会長を務め、死神の力を失ってしまった一護に変わり、浦原商店の依頼を受けて虚(ホロウ)退治を請け負っていた。
月島が一護の家の近くで瞬歩(しゅんぽ/死神の移動法で、空中を歩くことも出来る)のような技術を使っているところを目撃し、追跡しようとしたところを銀城空吾に背後から奇襲され、大怪我を負う。
その後、銀城の手引きで「完現術(フルブリング)」という技術を身に着けた一護だったが、月島によって仲間たちが次々と洗脳されていき、挙句に銀城によってフルブリングを奪われてしまう。信じていたものも仲間も失って絶望した一護だったが、ルキアをはじめとする死神たちが一護の死神の力を取り戻すために尽力し、一護は改めて死神代行となる。
雨竜は一護と力を合わせて銀城と戦うが、最終的には初代死神代行の銀城と現死神代行の一護の一騎打ちとなる。

千年血戦篇

1000年もの間雌伏の時を過ごしてきた滅却師の軍団「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」が尸魂界との全面戦争を仕掛けた。死神たちの救援に動く一護たちだったが、雨竜は滅却師と死神が本来対立関係にあることから現世に留まる。一護たちが尸魂界で戦っている間にヴァンデンライヒのスカウトを受け、ユーハバッハを倒す機会を伺うためにその配下に入った。
雨竜はユーハバッハに「聖文字(シュリフト)”A”」を与えられ、後継者に指名される。尸魂界とヴァンデンライヒの全面戦争では前線にこそ出ないもののユーハバッハに付き従い、世界のバランスを保っている霊王のいる霊王宮へ同行した。ユーハバッハが霊王を殺害し、その力を吸収するのを止めようとする一護たちの前に敵として立ちはだかる。その後、霊王の力を奪ったユーハバッハは霊王宮を滅却師の街に作り変え、その中央に「真世界城(ヴァールヴェルト)」を作り出す。
雨竜は霊子を拡散する力を持つ手袋「散霊手套(さんれいしゅとう)」を利用して作ったチップを城のあちらこちらに配置し、城ごとユーハバッハを抹殺しようと動くが、ユーハバッハの腹心の部下であるユーグラム・ハッシュヴァルトに阻まれ、戦闘になる。ユーハバッハから与えらえた能力「聖文字”A” 完全反立(アンチサーシス)」でハッシュヴァルトに与えられたダメージを彼に返すが、ハッシュヴァルトの「聖文字"B" 世界調和(ザ・バランス)」で無効化されてしまい、敗北する。しかしユーハバッハの「聖別(アウスヴェーレン)」によってハッシュヴァルトが倒れてしまい、ハッシュヴァルトの「友を助けるべきだ」という言葉に後押しされ、自身のダメージを死にゆくハッシュヴァルトに背負わせて先へ進む。
道中、雨竜は現世からやってきた父・竜弦(りゅうげん)により滅却師の能力を一時的に抹消させる力を持つ銀の矢を託された。それはユーハバッハの「聖別(アウスヴェーレン)」により心臓に銀の血栓が出来て死んだ雨竜の母の遺体から集めたもので、雨竜は母の亡骸にすらメスを入れていた父が利益のために行動していたわけではなかったことを初めて知った。
一護、恋次、藍染がユーハバッハに殺されそうになったところに駆けつけ、銀の矢でユーハバッハの能力「全知全能(ジ・オールマイティ)」を一時的にだが止め、討伐に貢献した。
最終話では医者になり、竜弦が院長を務める病院に勤めている姿を見られることから、親子の確執が溶けたことがうかがえる。

アニメオリジナルシリーズ バウント篇

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日番谷冬獅郎(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

日番谷冬獅郎(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

日番谷冬獅郎(ひつがや とうしろう)とは週刊少年ジャンプで連載していた『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊の十番隊隊長。史上最年少で隊長の座に就いた天才で、氷雪系最強の斬魄刀「氷輪丸」の所持者。女性死神からの人気も高く、元々の実力は高いもののそれに驕らず、鍛錬に励む努力家。 少年のような見た目で銀髪の翡翠眼が特徴的。主人公、死神代行の黒崎一護(くろさき いちご)からは「冬獅郎」と呼ばれ、なぜか慕われているが、本人は必ず「日番谷隊長だ」と頑なに訂正している。

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