ふたがしら（漫画・ドラマ）のネタバレ解説・考察まとめ

2022.11.29

『ふたがしら』とは、『月刊IKKI』（小学館刊）また増刊『ヒバナ』（小学館刊）で連載されていた時代劇漫画、およびそれを原作とした連続テレビドラマである。時は江戸時代。盗賊「赤目一味」の頭目だった辰五郎が死去。その際に、手下である弁蔵と宗次二人に一味のことを託したことからすべては始まった。『ACCA13区監察課』や『レディ&オールドマン』数々の人気作品を生み出してきたオノ・ナツメが描く、巧妙な駆け引きと巧みな騙しあいが織りなす時代劇盗賊エンターテインメントだ。

盗賊一味「夜坂」

しの

真ん中のコマにいるのが、しの

大坂の盗賊一味「夜坂」の一人で、茶屋の看板娘として働いていた。夜坂が解散後は壱師に入っている。

その他登場人物

おとき

ドラマ版：黒川芽以
大坂で古着屋を営んでいる美女。しかし実は盗人で、盗んだ着物を店に出して商売をしており、芳に惚れている。

亀吉

昔、弁蔵がお金を貸した男。平塚にある高麗山寺にある賭場に住み着いている。

大月源十郎

備中高梁松山藩で大坂留守居役をしている男。自分の領民であった弁蔵を足軽として雇っていたことがある。

手下を申し出た三人組

弁蔵と宗次は西へ向かう道中、戸塚で出会った三人組の男たち。盗みや殺しをして身を潜めていたが仲間の一人が捕まったことで、火付盗賊改方の役人を襲った。その後、宗次たちに「手下にしてほしい」と頼み込んだが一度断られている。しかし、大坂にいる弁蔵たちに再度頼み込み、ゆくゆくは壱師に入っている。

『ふたがしら』の用語

つとめ

弁蔵たちが言う「つとめ」とは、いわゆる盗賊仕事をしている一味が米問屋などを襲うことをいう。米や着物、旅籠などを営んでいる店には大金があるため、盗賊たちにとっては「お勤めを果たす」という意味で「つとめ」とされている。

赤目（あかめ）

八王子に本拠地を置く盗賊一味。弁蔵と宗次がかつて所属していた一味であり、辰五郎が死去した後は、弟分の甚三郎が頭目になっている。先代の赤目はつとめの際、人を殺めることはなかったが甚三郎が率いるようになってから店の主人たちを全員殺すなど血なまぐさい行動をとるようになっていく。

夜坂（やざか）

大坂に本拠地を置く盗賊一味。江戸にまで名が知れた有名な盗賊一味だが、頭目が変わってからはつとめを控えている。跡目を継いだのは先代の娘婿の鉄治郎で、弁蔵と宗次が一味を率いる上で必要なことを学ぶために身を寄せていた。

壱師（いちし）

弁蔵と宗次が作り上げた一味で、ふたりが頭となっている。「壱師」とは曼珠沙華の別称で、夜坂の隠居の墓の裏に咲き誇っていたことから名前をつけた。殺しはせず清々しいほど鮮やかに盗みをしている。盗みををした後は「壱師」の文字と曼珠沙華が彫られた木札を現場に残している。

『ふたがしら』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

弁蔵と宗次「俺たちにいるもの、全て」

『ふたがしら』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

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