ザ・キング:永遠の君主(韓国ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ザ・キング:永遠の君主』とは、2つの世界(パラレルワールド)を舞台にタイムスリップ等が起こるファンタジー&ロマンスドラマだ。韓国の人気俳優のイ・ミンホの兵役後の復帰作であり、韓国ドラマのヒットメーカーのキム・ウンスクが脚本を手がけたドラマである。大韓帝国の皇帝イ・ゴンを俳優イ・ミンホが演じ、大韓民国の刑事チョン・テウルを女優キム・ゴウンが演じた。幼い頃父親を殺された大韓帝国の皇帝ゴンと、正義感の強い大韓民国の女性刑事テウルが2つの世界を行き来する異次元ラブロマンスを描く。

第5話でゴンがテウルに「恋愛したことあるの?」と質問された時に、テウルにキスした後に言ったセリフ。作家キム・ウンスクらしい乙女心を揺るがす甘いセリフで、このドラマの一番の名シーンだ。25年間ずっと想い続けたテウルにやっと会えたゴンは、テウルにたくさんの好意を伝えた。このシーンでは、ゴンとテウルの初めてのキスシーンである。このキスを機にテウルはゴンを意識し始め、2人の関係が近くなる。

イ・ゴン「必ず守るのだ!皇后になられるお方だ!」(11話)

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第11話でリムの部下に追われたテウルを助けるように近衛隊に命令したゴンのセリフ。テウルがリムの部下に追われ、長時間の逃走で体力も残っていない中、多くの追手が迫っているのを見たテウルは絶望した。
いつも穏やかで落ち着いた雰囲気のゴンが、荒々しく大きな声で叫んで、近衛隊にテウルを救出するように命令したこのシーンは、ゴンの男らしい一面と皇帝としての威厳を演出した名シーンである。さらに、乗っていたゴンの愛馬マキシムスは白馬のため、テウルにとってゴンはまるでピンチの時に助けに来た白馬の王子様のように見えるかもしれない。そして、ゴンが言った「皇后になられるお方だ!」というセリフは、公開プロポーズにも捉えられるので、このシーンで多くの女性の心を掴んだに違いない。

チョ・ウンソプ「俺の夢はお前と再会することだ。」(15話)

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第15話で大韓帝国から来たゴンのボディガードのヨンと、大韓民国のドッペルゲンガーのウンソプの別れのシーンでウンソプが言ったセリフ。2人はドッペルゲンガーで同じ顔でも性格は正反対だ。最初はお互いを認め合っていないが、だんだん打ち解けていく。クールで口数が少ない出来る男ヨンとおちゃめで明るい可愛い系なウンソプの演じ分けが見事だった俳優ウ・ドファンの魅力が詰まっているシーンである。

『ザ・キング:永遠の君主』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ヨーヨー少年の謎

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物語には、ヨーヨーで遊んでいる謎の少年が登場するが、この少年はなぜヨーヨーで遊んでいるのか、ヨーヨーがいったいどんな意味があるのかは、明かされておらず謎のまま。しかし、最終話でこのヨーヨー少年は、大韓民国や大韓帝国で姿を変えて存在していることがわかった。また、ゴンとリムの対決の後、「(ヨーヨーの紐が)切れなかった。芽が出たようだ。扉がしまって、記憶だけが残るだろう。切るべきか見守るべきか。」と言いながらヨーヨーで遊んでいた。
「切れなかった」というのは、ゴンがリムを倒し本来は世界の捻じれが正常に戻るはずが、ゴンとテウルが強い愛で結ばれたため切れなかった、という意味だろう。そして、「切るべきか見守るべきか」は、ヨーヨー少年が2人の記憶が操れると捉えられる。そのため、おそらくヨーヨーは2つの世界をつなぐ重要なアイテムで、それを操るヨーヨー少年は時間や空間を操る"創造者"かもしれない。

ゴンの愛馬マキシムス

ゴンの愛馬マキシムスは、神々しく美しい姿が印象的である。白馬は、神話的には英雄や神の姿とされており、また世界の終わりにおける救世主ともされているようだ。そのため、この物語の英雄であるゴンの愛馬にピッタリだ。マキシムスは、これまで数多くのドラマ、CM、アイドルのMVなどのメディアに出演している人気の馬である。マキシムスという名前は、本名だ。名前はドラマでそのまま使われている。撮影中では、ゴン役のイ・ミンホがマキシムスと仲良くなるように、親密なコミュニケーションを取っていたそうだ。

『ザ・キング:永遠の君主』の主題歌・挿入歌

挿入歌:Zion.T 「I just Wnat To Sray with You」

ED(エンディング):ファサ(MAMMAMOO)「Orbit」(2話・4話・5話・11話)

ED(エンディング):キム・ジョンワン(NELL)「Gravity」(3話)

挿入歌:YONGZOO 「Maze」

挿入歌:ハ・ソンウン 「I fall in Love」

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