ザ・キング:永遠の君主(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ザ・キング:永遠の君主』とは、2つの世界(パラレルワールド)を舞台にタイムスリップ等が起こるファンタジー&ロマンスドラマだ。韓国の人気俳優のイ・ミンホの兵役後の復帰作であり、韓国ドラマのヒットメーカーのキム・ウンスクが脚本を手がけたドラマである。大韓帝国の皇帝イ・ゴンを俳優イ・ミンホが演じ、大韓民国の刑事チョン・テウルを女優キム・ゴウンが演じた。幼い頃父親を殺された大韓帝国の皇帝ゴンと、正義感の強い大韓民国の女性刑事テウルが2つの世界を行き来する異次元ラブロマンスを描く。

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テウルの幼馴染で、明るくてお調子者。話す言葉は標準語の韓国語ではなく、釜山の方言なので訛っている。警察庁で社会服務要員として勤務している。夢が多く、楽観的でマイペースな性格である。年が離れた幼い弟と妹がいて、よく面倒を見ている。優しく思いやりがあり、頼まれたら断れない一面もある。ナリのことが好き。ドッペルゲンガーはチョ・ヨン。

ミョン・ナリ(演:キム・ヨンジ)

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テウルの家兼テコンドー道場の近くにあるカフェを営んでいる。テウルの親友であり、高校の後輩である。ドッペルゲンガーはミョン・スンア。

ソン・チョンへ(演:ソ・ジョンヨン)

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ゴンのドッペルゲンガー、イ・ジフンの母親で、夫の借金を返すために家政婦や清掃員などの仕事をしながら、半身不随の障害を抱えた義理の兄を世話していた。そんなチョンへの元に、大韓帝国から来たイ・リムが義理の兄と息子を殺し、リムに監視される日々を送るようになる。

チャン・ミカエル(演:カン・ホンソク)

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強力3班に新しくきたメンバー。テウルたちの後輩。あだ名は"チャンミ(ローズ)"。ガタイが良く、まるで不良のようなイカつい容姿をしているが、実は天然でお茶目なキャラクターだ。初めて強力3班に来た時は、その容姿のせいで犯人と間違えられ、危うく逮捕されるところだった。ドッペルゲンガーは大韓帝国の近衛隊のチャン・ミルク。

『ザ・キング:永遠の君主』の用語

萬波息笛(マンパシクジョク)

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韓国の昔から伝承されている宝物。この物語では世界を行き来できる鍵のような重要なアイテムである。新羅時代の逸話に出てくる横笛である。この逸話は朝鮮の新羅、高句麗、百済の三国にまつわる"三国遺事(さんこくいじ)"という13世紀末に書かれた史書からのもの。

新羅の第31代神文王の亡くなった父・文武王が海龍となり国を護っていたとされていた。ある日、文武王から使わした龍が竹を送った。その竹は不思議なことに、昼は2つに割れ、夜には1つになったと言う。神文王は龍に、竹について聞くと、その不思議な竹で笛を作って吹けば国の問題や不安が解決すると助言した。そして、その通りにすると、疫病が治ったり、攻めてくる敵は退いたり、など様々な国の不安や心配がなくなったのだ。
その後、神文王の子・孝昭王の時代で、一度は紛失するが発見され、その時に"萬萬波波息笛(マンマンパパシクジョク)"と名付けた。

"萬萬波波息笛(マンマンパパシクジョク)"も"萬波息笛(マンパシクジョク)"も正式名称だが、歴史書によく書かれている名称が"萬萬波波息笛(マンマンパパシクジョク)"だ。現代だと"萬波息笛(マンパシクジョク)"と言うのが一般的なので、ドラマでは"萬波息笛(マンパシクジョク)"と言っている。

大韓帝国

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大韓帝国は、大韓民国の平行世界(パラレルワールド)のことである。大韓民国と大韓帝国の大きな違いが2つある。まず、大韓民国では南朝鮮と北朝鮮と別れているが、大韓帝国では南も北も別れておらず統一されている。大韓帝国では南北の地域のことを北部と南部と言うような表現をする。また、大韓民国では首都がソウルだが、大韓帝国では釜山が首都で、芸術の都と言われている。政治の中心地はソウル、経済の中心地は平壌だ。
次に大韓民国では国を統一する皇帝はいないが、大韓帝国では国を統一する皇帝という存在がいるのも2つの世界の異なる点である。
さらに作中では、大韓帝国は世界にレアアースという希土類元素(きどるいげんそ)を提供している国という設定である。このレアアースは、蓄電池などの機械製品に必要不可欠な材料だ。このレアアースのおかげで、大韓帝国のGDPが世界第4位となっている。

『ザ・キング:永遠の君主』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

イ・ゴン「やっと会えたな。チョン警部補。」(2話)

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第2話でゴンが初めて大韓民国でテウルと会ったシーンで言ったセリフ。ゴンは、謀反の夜にリムに殺されそうになっていた幼い自分を助けた"チョン・テウル"という人物を25年間ずっと探してきた。唯一の手がかりはテウルが謀反の現場で落とした警察のIDカードカードだった。大人になり、竹笛の萬波息笛(マンパシクジョク)の力で偶然大韓民国に来たゴンは、やっとテウルと出会うことになった。物語が動き始めた重要なシーンである。

イ・ゴン「僕が今何を証明したのかも当ててみて。恋愛経験ありか、今恋愛中か。」(5話)

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